goo blog サービス終了のお知らせ 

NRD630 & JRC Receivers for DX

海外放送の受信状況。

PL-660 ②

2013年04月20日 | 受信機
Tecsun製PL-660を導入してから一ケ月経過しました。当初のインプレッションとは少し異なる使用感が出てきましたのでコメントしておきます。

①感度(短波帯)
 当初はICF-SW7600GRと比較して感度が上回っている印象がありましたが、PL-660の AGCの不自然さと相まって、(かなりの局数を聴いた結果)アナログ機のICF-SW7600GR方が感度は高く実は音声がよくききとり易いということが判明しました。(あくまでも個人的な意見です。)
受信サンプルでは、BBC via Singapole 9740kHz AM 09:30 PL-660(25222) ICF-SW7600GR(35333)R.Australia 17750kHz AM10:00 PL-660(25322) ICF-SW7600GR(35333)両局ともPL-660では同期検波のロックがしばしば外れシグナルメーターもほとんど振れていません。一方、ICF-SW7600GRではほとんど同期検波のロックが外れず音量も一定しています。ただしPL-660では信号が弱くても音がシャープで、南米DX局が聴けたりします。

②AGC
一定の信号強度を境にして不自然に音声が大きくなったり小さくなるなどの不具合があります。廉価なポータブル機の限界といってしまえばそれまでですが、トータルの性能が高いだけにちょっと残念です。

③操作性
 ボタンは押しやすく、忠実に反応します。PL-310のボタンの押しにくさとは大きく違います。

④同期検波
 感度と密接な関係にあり、ICF-SW7600GR方が外れにくく優秀です。

⑤総合
 信号が強い局を聴くときはPL-660,それ以外はICF-SW7600GRの方が聴きやすいので甲乙付け難い。PL-660は意外性のある不思議なポータブル機という印象です。


インプレッションは時とともに変わるものです。今後も聴き比べてまた感想を述べたいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。