JRC無線機JST125Dを入手しました。調べてみると、JRC無線機の3代目にあたるようです。
初期インプレは素直な音質で聴きやすい。混信除去機能は現在の最新無線機に遥か及ばないものの、レトロな雰囲気がたまりません。感度は若干落ちているかもしれませんが、強力なゲインを得られるALA1530S+に繋げばカバーしてくれます。
JST125Dはシグナルメーターがアナログである事とメインダイアルが中央にありテンキーがない古風なルックスに特徴があります。
放送局の周波数を合わすには、11の各バンドで付近のMHzを指定してup,downのボタンで大まかなところを合わせ微調整はメインダイアルで行います。周波数表示は緑色の蛍光表示で10Hz単位まで表示されます。
機能はPBT,NOTCH,NB,AGC,ATTと一通り装備されており1987-1988年代の無線機としては最新式であったと推察されます。
その中でもAGCの効きが今一つですが、反面フェージングが楽しめます。
ちょっと残念なところは、選択度がAM ,SSB(CW-Wide),CW-Midium,CW-Narrow の4種類であるが肝心のAM(BW6kHz),SSB(BW2.3kHz)各1種類のみとバリエーションが少ないところ。また、同期検波の機能がないのも残念だが無線機なので致し方ないでしょう。
これで、手持ちの日本無線製の無線機はJST135D,JST245Dに続き3台目になりました。
それぞれ個性があり受信を楽しめそう。