アレックス・カブレラさんが引退だそう。
本人コメントから「引退」の言葉は、まだ見つけられない私なのですが、先日のウインターリーグの試合でHRを放ってホームインした際に、相手チームのキャッチャーだった息子さん(ラモンくん...って小さい頃が懐かしい(笑))に、その場で「ユニフォームを脱いで手渡した」というシーンが、「引退を決めたから」という事だそうです。
まぁ、そうなんでしょうね。
そして、実際にそうならば、こんな「親子での引退セレモニー」ってなかなか感動モノ・思い出深いセレモニーだなぁ、と私まで和んでしまいました。
これはこれで「プロ野球の大スター」らしい、いい引退式だと思います。
今は中1の長男。
ものごころ着く前から・・・というか生後半年くらいから、西武ドームへはよく連れて行ってました。
2~3歳の頃は、当たり前ですが、野球のルールは殆ど分からない長男。それでも「毎度お約束のライトスタンド芝生席」で、歓声を上げ・万歳をして大はしゃぎをして、そして試合の途中4回~8回くらいまでは「芝生の上でお昼寝タイム」となるのもお約束だったり...(笑)。
そんな長男。幼稚園の年少さんに入った頃に、「生まれて初めてファンになった選手・一番のお気に入り選手」は、当然のようにカブレラさんでした。野球自体がまだまだ分からない子供たちにとっては、「単純明快な大スター」だったと思います。
当時、野球の試合が終わって帰宅する前に、球場前広場でショップを覗いていろんなグッズを物色したがる長男に、「初めてのおつかい」的に独りで行かせた事もあるのですが、その際の待ち合わせ場所はいつも、
「カブレラ地蔵の前」
でした。
カブレラ地蔵。
西武ドームの、当時はホーム側だった1塁側入場口のすぐそば、分かり易い場所にありましたし、何より「子供にとってはインパクト強過ぎるくらいの目印」で迷子になる事がないから。(笑)
私と妻が、「そろそろ買い物(というかショップを徘徊)を終える頃だろうなぁ」と思う時間になって行ってみると...てっきり長男はカブレラ地蔵の前で普通に立ってるんだろうなぁ、と思いながら行ってみたら...
・・
・・・カブレラ地蔵にしがみつかんばかりの状態で、背伸びして地蔵の頭や顔を撫でまくっていたり...
・・・更に、カブレラ地蔵の至近1メートルくらいの距離で、カブレラ打法のモノマネをしていたり...
・・・そのモノマネの間も、本人は「憧れの眼差し」で地蔵を真剣に見つめているから、周囲で見ている大勢のライオンズファンの方々に笑われている事にも全く気づいていないようだし...
懐 か し い な ぁ ...( 笑 )
そんなカブレラさん。
西武ライオンズからオリックスへ移籍した際は非常に哀しかったのですが、それでもしばらくはカブレラさんの活躍する姿が嬉しかったです。
しかし、しばらくたって・更にその後福岡ソフトバックへの移籍となって以降は、ライオンズファンの私にとっては「他所のチームの選手」という位置づけでしか無かったというのも事実です。(・・・年々増え続ける大っぴらなタトゥー(刺青)に嫌気がさしたり...)
そして今回、引退のニュースに接して。
改めて、というか久々に「西武ライオンズのカブレラ」という思いが強く沸き起こってきました。
・・・西武ドームで毎度見たホームラン、途轍もなく でかかったよなぁ...
・・・方向問わず、どこへでも舞い上がってフェンスを大きく超えていく打球は圧巻だったなぁ...
・・・しかも勝敗を左右する場面での頼り甲斐といったら...
史上最強の助っ人強打者と言えば、元・阪神のバースさんとか、元・巨人のクロマティさんとか、元・近鉄のローズさんなど多くの「称号に相応しい選手」が居る訳ですが...
・・・
私にとっては、やはりカブレラさんだな!
ライオンズファンだからそう思う、という事もありますが...
だって...
・・・身体じゅうから発する雰囲気といい...
・・・打法・打球・飛距離といい、その凄いホームランに...
・・・ファンは勿論、選手仲間(チームメイトも相手バッテリー)までもが...
「 と に か く 呆 気 に と ら れ る 」
というシーンがこれだけ多かった選手も居ない、というのが個人的な見解です。
そんな事を改めて感じている今日。
カブレラ地蔵はどうするんでしょうね?
オリックスも福岡ソフトバンクも引き取らなかったらしいので、今も埼玉西武球団が保管しているんだと思いますが、いよいよ引退となったカブレラさんですので、本人にプレゼントするのかな??
・・
・・
・・・それよりも...
・・
「 改 め て 西 武 ド ー ム へ 設 置 し て も い い ん じ ゃ な い ? 」
とも思います。
日本で3球団を渡り歩いたカブレラさんですが、やはり、
「全盛期中の全盛期のカブレラ」
「日本プロ野球界に強烈すぎるインパクトを与えたカブレラ」
は、やはり西武ライオンズ時代のカブレラさんだった事は間違いありません。
引退した今、改めてそう思います。
なので。
ライオンズの英雄として西武ドームに永久設置してもいいんじゃないかな、とも感じています。
西武ドームには、広い広い球場前エリアがあります。折角だから、その一角に、
「野球殿堂 ならぬ 『西武殿堂』エリア」
を作って、そこにカブレラ地蔵を再設置してもいいんじゃないかな....
それだけの貢献度があり、なおかつ「野球選手としても、後にも先にもない希有なレベル」のカブレラさんだったんだから...
カブレラさん。
もうそのバッティング・HRが見られないのは、残念ですし・惜別の情が溢れてもいるのですが。
「ファンに『野球の楽しさ』をとことん魅せてくれてありがとうございました!」
そんな感謝の気持ちと共に、何故か「ライオンズに帰ってきてくれた」という感慨も覚える、カブレラさん引退のニュースでした。
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見つけました。
そのユニフォームを手渡したシーン。
内容を吟味するのはちょっと時間がかかるので。
とりあえずお知らせまで。
見られなかったら、言ってくださいね。
最近、ブログ村とかあまり見てなかったのですが、カブレラの映像はどこにでもあるみたいですので、先程のは無かったことにしてください。
よろしくお願いします。
2007年の今頃、カブレラと野茂は同じチーム(カラカス・レオネス)で一緒に戦ってました。
懐かしいです。
また来年も楽しい話題をたくさん待ってます。
一年間、ありがとうございました。
いろんな情報ありがとうございます!
カブレラ&野茂コラボって、野茂さんが単身メジャー挑戦の頃ですか?
夢に向かってひたむきに、という二人の姿が想像できて、なんだか私まで一瞬「青春回帰」しちゃいました。(笑)
それと。
メープルさん、いつもありがとうございます。こちらこそ、これからもよろしくお願いします!!
野茂はタンパベイで2005年に日米通算201勝目をあげましたが、直後に解雇。
その後ヤンキースのマイナーチームと契約しましたが、昇格することなく解雇。
2006、2007年は所属無し。
2007年10月オフに翌年こそメジャーに戻れるよう、その足掛かりをつかむため、ベネズエラのウィンターリーグに参加しました。
その時入団したカラカス・レオネス(ライオンズ)に途中からカブレラが故郷へ錦を飾るため合流。
スタープレイヤーたちは、外国での生の試合を見られない故郷の人々に雄姿を見せるのだそうです。
でも、シーズン終って、またウィンターリーグだなんて、なんてタフなんでしょうねえ。
野茂とカブレラの接点は資料が見つからなくて、よくわからないのですが、
カブレラが
「僕は日本語は喋れないが、だいたいわかるので、野茂とはコミュニケションはとれると思う。」とインタビューに答えてました。
「数か所からオファーがあり、多分来年はライオンズには戻らないと思う。」
とも言ってましたが、その通りになりました。
野茂は2007年末にレオネスを退団し、もうだめかと思ったら、年明け早々、ヒルマンさんのロイヤルズと契約。
でも、活躍することなく解雇。
そのまま引退しました。
カブレラ地蔵が復活したら楽しいでしょうねえ。
そうですか、野茂さんとカブレラさんとの接点は、野茂さん引退近い頃なんだ…それはそれで感慨深いなぁ…。
やはり、ファンとしていつまでも「思い出す度に寂しい気分になる選手」ってあるなぁ、と改めて思い ました。
引退のことは触れてませんね。
インタビューでそれらしきことは言ってましたが、ちゃんと理解できませんでした。
ガイラ・ティブロネス(鮫)のアレックス・カブレラは、この日曜日に、彼の息子ラモンが所属する、カラカス・レオネス(ライオン)戦の第1打席でホームランを放った。
ダイヤモンドを一周した後、サムライは昨年の約束を果たした。
それは、息子と対戦し初のホームランを打ったときにユニフォームをプレゼントするというものだった。
表情を見ると、息子はそれが嬉しくなかったみたいで、すぐにユニフォームをバットボーイに渡した。
ベネズエラリーグで父と子が対決するのは初めてのことだ。
野茂さんは、引退後、大石監督に頼まれオリックスの臨時コーチになったので、カブレラと挨拶、あるいはもっと話をしたかもしれませんね。
詳しい情報ありがとうございます。
もともとは、明確な「引退」報道という訳でも無かったようですね。
でも日本でプレーする意思も無さそうなので、そういう面では「日本プロ野球界引退」とほぼ同じ意味合いかもですね。
カブレラ地蔵、楽しみなんですけどね...(笑)
書きだしてみました。
http://www.liderendeportes.com/Noticias/Beisbol/VIDEO--El-retiro-de-Alex-Cabrera-esta-en-puertas.aspx
アレックスがユニフォームを渡した時、
ラモンは受け取りたくなかったので、
頭を下げて、泣きだした。
ダグアウトに戻ってきたアレックスに飛びつこうとしたマルコス・ダバリージョ監督に、
「もうプレーを続けられない。」と、彼は言った。
「夢の一つである野球選手になることは叶ったし、24年のキャリアを積み重ねられたし、今が引退の時だと思った。」
「引退を望まない家族にこの話をするのはとても難しいよ。」
「パパがホームランを打ったのはとても感動的だったよ。
でも、僕にユニフォームを渡した時はとても驚いた。
いつも言ってたことだけど、冗談だと思ってたので、真剣に言ってるとは思わなかったんだよ。」
「パパはもっと違うことをするだろうと予想してたんだ。
たとえば僕を抱きしめるとか。
でも実際は僕にユニフォームを投げてきた。
僕は引退してほしくないから、ユニフォームは受け取らなった。」
「これから話し合いをするだろうけど、多分パパの決断を尊重することになると思うよ。」
この記事は12月12日付けで、この前のは試合のあった9日でした。
いい親子だなあと思いました。
ナカジのこと、喜んでくれていますね、この親子も…
ありがとうございます。シンミリ・ほのぼの癒されました。
ラモンくん、いきなりのお父さんのパフォーマンスに嫌がってた訳では無く「寂しかった」んですね...いい親子関係だなぁ...(・・・シミジミ...)
こんな親子になりたいなぁ...と思いましたよ。
ますます「カブレラ地蔵」でライオンズに思い出を残して欲しくなりました。
そしていずれ...ラモンくんがその西武ドームに凱旋してくれたら嬉しかったりします。