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屋久島喫茶日記 育児編

自家焙煎珈琲と古書の店「一湊珈琲焙煎所」

山桜セット

2007-03-28 17:34:04 | 屋久島のおみやげ
友人の赤ちゃんにフラワーズ(尾之間)の山桜の匙と草木染コポル(尾之間)の山桜で染めたタンクトップ。教科書で読んだ染色家志村ふくみさんについて書かれた文章を思い出します。花や実は、幹や根や葉の凝縮した姿、樹皮を煮だすとそこに秘められていた鮮やかな桜色が現出する、といった話だったような。植物の不思議、手仕事の美しさを覗くような文章でした。
匙は植物性のオイルで仕上げているので、赤ちゃんにも安心です。
一湊ではようやく二部咲き。テラスの前の山は毎日違った景色を見せてくれます。
志戸子(しとご)集落から宮之浦に向かう山の斜面の桜も見事。薪に桜の木を伐ると没収されたという逸話もある程に、志戸子の人々は桜を大切にしてきたそう。これから2週間程楽しいドライブになりそう。

くらしの店 ながくぼ(永久保)

2007-03-23 15:34:04 | 屋久島のおみやげ
この店との出会いは、京都在住の友人ケンゴ君の弁。
「ダルマストーブが売ってるらしい」
車で通り過ぎるだけで、立ち寄ったことのなかった県道沿いの商店「くらしのみせ ながくぼ」(0997-46-4013)。
考えてみれば「くらしの店」って、なんだかとってもいいコピー。
目当てのダルマストーブはちゃんとありました。店に入ってすぐの右手、アイスクリームの冷蔵ケースのすぐ脇に。
それ以上に我々を驚かせたのは、日用雑貨店の良心!といってもいいような渋い品揃え。
地下足袋や島でおなじみの漁師サンダル(滑りにくい)が、各サイズ整然と並び、繊維の細かい本物の麻ひも、お茶碗や土瓶の横には国産の鉄瓶、懐かしいデザインのマドラー、足下には七輪や石原軍団の炊き出しに使われそうな巨大鍋、界面活性剤を使わない各種洗剤、、、、。さらに奥の園芸コーナーには、様々な大きさの鉢、モグラや鹿のワナ。
戦後の開拓時代に、住民の手によって作られた購買部が前身という店だけに、ここに暮らす人々の「手仕事力」を感じずにはいられない。
そんな我らがセレクトショップで購入したシュロのほうき。石油製品がどのパーツにも使われていない貴重な1本。

秋の塩

2006-11-02 13:00:12 | 屋久島のおみやげ
秋の塩 50g 250円、150g 500円
島の西、永田で塩を作っている渡辺さんから、満月の日に作った塩をお裾分け。
ひと粒ずつ不揃いな粗めの結晶が、舌の上で順々に溶けて、自然な苦みと甘みが広がる。
秋には「秋の塩」、冬には「冬の塩」、、、
宮之浦バス停前の自然食品店「みみ商会」やラーメンとカレーの店「かぼちゃ家」などで販売しています。

長沢哲夫詩集

2006-09-04 12:20:14 | 屋久島のおみやげ
先日、当店にて朗読会を行なった長沢哲夫の詩集3点(各500円)を取り扱いはじめました。インディー出版ユニットSPLASH WORDSよりリリースされたポケッタブル詩集シリーズで、1冊の重さは約70g。海に川に山に連れていってください。

漂着物

2006-06-14 13:59:46 | 屋久島のおみやげ
「休日はなにをしてる?」
という質問をうけて、はて、なにしてるんだっけ?
行ったことのない店に行ったり、通ったことのない道を通ってみたり、他所の集落の神社や恵比寿様詣でも。
「海でものを拾う」もそのひとつ。
気になる形の石や珊瑚や流木、角が取れて丸くなった陶器やガラスのかけら、漁具や海外から流れ着いたライターにプラスチック容器。海岸ごとに寄っているものに特徴があっておもしろいのです。
今日の収穫は、染め付けのかけらに鹿の角、つぼ押しに最適な細長い石。
夏の昼間は暑くてとてもおすすめできないけれど、薄曇りや肌寒い日だと、温かさの残る石や砂が裸足の足裏に心地いい。
写真はメダカの鉢に沈めた染め付けのかけら。

はらっぱ小屋(平内)→移転

2005-10-28 12:05:10 | 屋久島のおみやげ
チリパウダー 100円×3個
クミン 100円×2個
コリアンダー 100円
マスタードシード 100円
キドニービーンズ 150円
これだけ買って占めて850円。島の南、平内集落の八幡小学校裏手の高台にオープンした雑貨店「はらっぱ小屋」にて。スパイス以外にもインドや南米の布や器、衣類など気になる品々がそろってます。
文字通りはらっぱの中に古い民家を移築したという建物からは、マスカットグリーンの桟のガラス戸を透して、海が見えます。


「喫茶 緑小雨(グリーンシャワー)」として湯泊に移転。
湯泊集落の西寄り、県道沿いの海手。大きなガジュマルが目印です。

樟の木陶房(小島)

2005-10-27 17:10:48 | 屋久島のおみやげ
花器 1500円
それはもう、ひと目合った瞬間から、チョコレート!
ダークブラウンの下地にひかれたチャコールグレーの釉薬が、二層のビターチョコとミルクチョコのようにひんやりと寄り添ってます。
勢いよく断裁されたシャープな四角形の中には、花の茎を思う位置に固定するレンコンのような器具セットされていて機能的。石や珊瑚、貝殻、シダや多肉植物など、丸みを帯びたものの散らばる店をピリリとひき締めてくれる名傍役です。
島の南、小島集落と平内集落の途中の山側。陶房から県道へ下る道は運転に支障があるほどの絶景です。