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十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

障害者週間にあたって

2022-12-01 05:00:00 | 投稿

 

12月3日から9日までの一週間は“障害者週間”ある。先日、難聴者の友人が別添のとおり映画ポスターを持ってきたので、11月20日に市内のイベント会場で見てきた。映画“笑む”は、全日本ろうあ連盟の創立70周年記念映画である。

「聞こえない、聞きにくい」ということに対する社会の障壁、差別、偏見が無くなってわけではなく、目まぐるしく変わる社会情勢の中で新たな問題も生まれている。こうしたことを踏まえて同連盟は、障害者・健常者に関係なく、様々な人々が共生していく社会を目指し映画製作に取り組んだものである。

毎年、この期間に合わせて、障害のある方々の社会参画促進や障害福祉に対する関心や理解を求める取り組みが行われている。 欧米では、障害に対する人々の理解や意識が高く、障害があっても利用しやすい施設や制度なども充実しており、国によって障害の捉え方や福祉のあり方が異なっている。

日本は科学技術の進歩によって、社会参加しにくかった人たちが自分の考えを発信したり、新たな働き方に挑戦するなど、社会と積極的にかかわる動きも出てきている。私も「十勝の活性化を考える会」ブログで、差別のことなど様々なこと発信をしている。

 私は11年前に脳出血を患い「要介護3」の障害者であったが回復し、来年3月から働けることになった。就業時間は短時間ではあるが、他の障害者のためにも頑張ろうと思っている。 一人一人が能力を発揮し、前向きに生き生きと暮らす。十勝はそんなところになってほしいと思っている。

障害や差別は、人に“差”をつけ、自分とは “別”の存在(グループ)として一種の排除をすることである。人間には、障害・外見・能力などの合理的あるいは非合理的な様々な違いや差があることは否定できない。大切なことは、その事実を認めたうえでその違いや差によって人を排除せず、人間として共生していくことが大切であると思っている。

  • 映画ポスター

「帯広身体障害者福祉協会」会員