変革

母と同居して２週間が経ちました。
母は病院以外には外出しないため、買い物は週１回私が買出しに出ています。
これまでは、姉が片道数時間かけて、車で出張介護してくれていたので、食材は確保されていました。
これで、少しは姉の負担を軽減できたと思っています。

今回の買出しで意識を変えたことがあります。
それは、良い品を買うということです。

ご存知のように、私はこれまで半額惣菜や安価なものを優先して買ってきました。
うどんは３玉で９８円、たまごも１０個９８円、ちくわ７８円、レトルトカレー６８円、などなど。

私が作ったものを母は美味しいといって食べてくれます。
でも、やはり高級品のほうがもっと美味しいはずです。

量もそんなには食べません。0.5人前でちょうど良い感じです。

それだけしか食べられないのに、安価なものばかり買う必要があるのか。
高くても美味しい本物の味を提供すべきではないか。

レトルトカレーは、はーちゃんお奨めのカレーマルシェ198円にしました。

１週間日持ちさせるために、賞味期限残少の商品を買うのはやめました。

これまでと同じような買い物ですが、支払額は倍近いものとなりました。

支払いはカードでやってますが、今月分の支払額が不安です。場合によっては、母の年金からもらわないとやっていけないかも知れません。

それでも、それが当然と思います。親が自活できなくなれば、子が負担する。子が負担できないなら、親は生活保護を受けるのもやむなしでしょう。

ところが、子に十分な年収があるにもかかわらず、子が負担したくないといえば、親が生活保護を受けるケースがあるようです。
売れっ子芸人に関する報道で知りました。

年収の少ない時期に親が受給し、売れてかももらっていたということのようです。

いうなれば、既得権を維持したかったのでしょう。

第一印象は、こすい奴だ・・・でした。

でも、よく考えてみると、自分も似たようなことをしようとしていたのではないか・・・

即ち、退職後しばらくは就職せずに、失業保険をもらい、保険金も出なくなったら改めて本気になって再就職先を探すつもりでした。

これも一種の制度適用を悪用しようとしたものという気がします。

勤めていた女性が結婚、退職した際は働く気がなくても、好条件を前提とした就職先を探して、失業保険をもらうという話を聞いて、
自分もそうしようと思ったのでした。

幸いというか、たまたま次の会社の話をすぐにいただき、未遂に終わりました。

もらえるものはもらいたい。

不公平な世の中ゆえ、人がもらっているなら自分ももらうのが公平？・・・・

１０代、２０代の頃、自分が失業保険をもらおうとか考えたこともありませんでした。