ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

大ぼけ小ぼけ

2016-09-22 | 砂時計
本当にぼけぼけしていて、大なり小なりミスを連発している。

元々、きっちりとした性格ではないこともあるのだが、
仕事の上でも、生活の中でもツメが甘く、ふたを開けてしまうまで気づかなかったりしている。
今回なんて、ふたを開けても気づかなかったのだけど。

先日作ったアイスクリームの卵白が残っていたので、
「そうだ!涼しくなってきたし、ラング・ド・シャでもつくって卵白を片付けよう!」
と、いそいそ冷凍庫からタッパーを取り出し解凍した。
バターを練って、粉砂糖を練り込み、バニラオイルもたっぷり振り込み
ふわふわになったバターに卵白を少しずつ落としていく。
あれ~?なんか水っぽいなぁ。
バターになじみが悪いし。
臭いをかいでみるが、無臭。
モロモロしたものが浮いているが、卵白のからざかなんかよね、と一人納得しつつ
ひたすら泡立て器を回す。
ようやく、粉も混ぜ終えオーブンへ。
しばらくたつと、オーブンからはバターのいい香り
「よし、よし。。」
先ほどまで混ざりが悪かったことも忘れ、一気に気分は上昇する。
果たして、焼き上がりは・・
なんだか、ふつふつとしているけど、こんなんだったかしら?
なんとなくいやな予感がしつつ、クーラーの上でさまし、口の中へ・・・
「まっずーーーーーーーーーーーー!」
なんじゃこりゃー!なお味。

大あわてで、タッパーに少し残った無色透明の液体を指にとり、真剣に臭いをかぐと。。
ほんのり魚臭。
あーーーーっ!これは、先日鯛を買ったときに、あらで出したスープ!
いわゆるヒュメ・ド・ポワソン。
おばかな私は、冷凍していることをすっかり忘れ、卵白だとばかり思いこみ
思いっきりバターの海へ混ぜ込んだのだった。
そのときの鯛が新鮮で、全然魚臭さがなかったのも間違った原因のひとつ。
がっくり、、、、
他に使いようもなく、ゴミ箱の中へ消えていった幻のラング・ドシャ

仕事でも、自分の記憶の不確かさや、思いこみからのミスを連発している。
凹む~~~~
歳のせいにはしたくはないけど、記憶力だけは自信があったのに、それさえも危うい。
「労害」と呼ばれないうちに、さっさと引退を考えた方がいいのかな。
祖谷渓に突き落とされる前に。

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