買いだめ

水回りにもれがないか調べるから、洗面所と台所のシンク下を空けておいてくださいと言われた。
それはいけません、とばかりににわか大掃除。
シンク下には、台所用洗剤、調味料、缶詰の類をしまっている。
そんなに買いだめをしているつもりはなかったが、出てくる、出てくる、同じ物がいくつも、いくつも。
調味料、香辛料の類は、特に我が家の場合、お気に入りにしているものが、世間一般でウケがわるいのかすぐにスーパーの棚から消える。
だから、あるうちにある程度買い置きしていないと、もう食べられなくなってしまうのだ。
やれやれ、とため息をつきながら、洗面所下の作業にとりかかる。
ここにも、同じものが重複して買い置きしている。
漂白剤、重曹、アルコール、手洗いソープ、お風呂洗いの洗剤、歯磨き粉、シャンプー、リンスなどなど・・
ゴム手袋は、もう、無いからと買いに行ったのに、洗剤の陰に隠れて２枚組のストックがでてきた。
ああ、またも無駄な買い物をしている。。。
若い頃に比べると、無駄な買い物をすることが増えている。
それは、おそらく記憶力の低下によるものなのだと思う。
昔なら、
「あ、あのストックはまだあったはず」と買うことはなかった。
だが、買ったことも仕舞ったことも忘れて、同じ物をだぶって買っている。
こうして家の中が、どんどんメタボリックになっていくのだと自覚する。

フリマ好きな義妹が、先日もフリマに参加するというので、我が家の不要品も多少売りさばいてもらった。
そのときに言われたのは・・
「お義姉さんもフリマに出ればいいのに。この家には売る物がうなってそうだもん。」って・・・
そうですね、おっしゃるとおりです。
そろそろ家のメタボ状態も改善するべく努力しないと、動脈硬化をおこして人間が
押し込められてしまうかも、ね。