ネコの宅急便

このところ、色々な荷物を送るのに重宝している。
メール便である。
最初、布を買うのに少量買いの私の力強い味方だと思っていた。
本来、そういった対会社でしか使えないものだと思っていた。
が、ネットを通じて色々な方と荷物のやりとりをするうち、メール便がけっして大量の荷物の取り扱いのない個人でも使えることがわかってきた。
今、国会で論議を重ねている郵政公社と比べると、安い、早い、丁寧、である。
なにより、荷物のナンバーで追っかけができることが気に入っている。
同じ８０円で、郵政公社だと届いたのかどうかが、相手からの連絡がなければ確認できないが、メール便ならネットの画面上で確認できる。
トラブルがないか、といえば私の場合ほとんど無いに等しい。
ときたま、お誕生日など、その日に届いてくれないと困るなぁ、と焦ることがあるけれど、その調査もきっちりとしてくれるし、あとどれくらい（分単位の時間）で届けられるかも連絡してくれる。
こんなに安い料金でそこまでしてもらうのが申し訳ないくらい。。

そんなメール便だが、会社が契約しているS急便だと、ドライバーに渋い顔をされてしまった。
「メール便は、安いですけどね、その分信用出来ないですよ。」と。
仮にも自分の会社が扱っている商品を信用できないというわけ？
そんな信用できない商品を、おたくの会社は売っているわけ？
と、問い詰めたくなる気持ちをぐっと押さえて、その会社では頼まず、ネコマークの会社でいつもお願いしている。
会社へくるドライバーも、家へ来るドライバーも、メール便一個であろうと嫌な顔ひとつせず、気持ちよく引き取って行ってくれる。
うちへ来るメール便も、ポストに入らない場合は、わざわざインターフォンを押して、エレベーターに乗ってドアまで届けにきてくれる。
そんなネコの宅急便を私は、「私のミシュラン」に入れたいと思うのだ。