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ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

犬のはなし

2006-07-31 | 砂時計
節子さんが犬を飼っている。
ミニチュアダックスである。
節子さんの趣味で飼い始めた犬ではなく、息子さんが学生時代に友人からもらいうけた血統書つきの犬を節子さんが引き続き飼っているのだ。
最初は嫌々だったが、ご主人が亡くなり、ひとりになってしまうと犬が一匹でも家にいるというだけでも、心強いのだそうだ。
私は、子どもの頃に噛まれた経験があるので、基本得意ではないので、節子さんの心情を理解するところまではなかなかいかないが、多少なりでも思い至ることはできる。

さて、連日体温に近い最高気温の続くなか、節約家節子さんはエアコンもつけずにがんばっている。
だが、お座敷犬として育てられているミニチュアダックスにとって、エアコンなし、閉め切った家の中で扇風機だけの生活は、かなりヘビーらしい。
日中、仕事に節子さんが出た後、犬はサウナ状態の家で、ただ一匹じっと我慢の子なのだ。
節子さんによれば、舌がどれほどあるのか、と思うほどだらーんと出して、オシッコもほとんどせずにぐったりしているらしい。
可哀想には思うらしいが、犬のためにエアコンをかける気にはならないらしくて、
「まぁ、扇風機を何台もまわしっぱなしだし、大丈夫やろ。」と鷹揚に構えている。

その話を夫にすると
「だいたい犬は、暑さに弱いもんやねん。考えてみ。
アフリカやら、ボルネオやら、暑い国で犬って見かけへんやろ?」
と、これまたワケのわからない解説を加える。
でも、確かに赤道直下の国の犬の話というのはあまり耳にしない。
本当に犬は暑さに弱いものなのか。
まぁ、その結果は節子さんのところの犬の健康状態になんらかの変化が出ればわかることなのかもしれないが。
でもなぁ。
この脳みそが腐りそうなほどの暑さの中、エアコンなしの我慢大会はほどほどにしてやらないと、かえって医療費が高くついちゃうかも、だと思うんですけど。

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