はぁと うぉーみんぐ

先日のお昼に、同僚の節子さんがピザを
「うわぁ～～～～ん、おいしい～～～。ああ、幸せ～～～」
と、心底幸せそうにうなって食べていた。
前日の閉店間際に、スーパーで半額になっていたピザである。
彼女はチーズが大好きだけど、自分のためにピザを買って食べるのはもったいないから、と普段滅多に口にしない。
スーパーの半額のものなら、自分へのご褒美として食べても罰は当たらない、と思って買ったのだそうだ。
半額になったスーパーのピザを、本当においしそうに、嬉しそうに、しあわせそうに食べる節子さんを見ていて、ふと思う。

・・・ひとがしあわせを感じるのはどんなときなんだろう・・・
自分に戻って考えてみれば、おいしいものを食べたとき、それも確かに幸せを感じる。
寒い戸外から、暖かな家に帰ってきたとき、も幸せを感じる。
ひきこまれるように、深い眠りに落ちる瞬間、それも幸せを感じる。
朝、目覚めて目を射るようなまぶしい陽の光に、その一日がお天気であることを約束されたときも、また、幸せを感じる。
自分の好きな音楽をかけて、自分の好きな布を使って、何かを作っているとき、も幸せ。
彫りたい図柄が浮かんで、ほぼ完璧に思い通りに消しゴムが彫りあがった瞬間、これまた幸せ。
ちょっと気合を入れて作った料理が、とても美味しくて家族が喜んだときも幸せ。

一番最近では、放射線治療が終わったことも幸せ。
「がん」という病気になったことは、ひとからみれば不幸せなことかもしれないけれど、
早期に見つけられて、さっさと取り去ってしまえたことはしあわせ。

やみ鍋企画にご参加くださった皆さんのしあわせも、家族（パートナー、こども、わんこ）にまつわることや、日々のくらしのなかのさもないこと、ひとによれば「それが何？」というひともいるかもしれない、そんなちっちゃなささやかなことだったりするけれど、それを教えていただいた私は、私もハートウォーミング。
送っていただいたしあわせがつまったメールの一通、一通にほっこりして、じんわりして
しあわせ～な気分に浸りました。
たくさんのしあわせをありがとうございました。