プレゼントは難しい

誰かに何かをプレゼントするのが大好きな私。
でも。
プレゼントって本当に難しいな、と思う今日この頃。
お中元やお歳暮のシーズンにニュースで流れる、売り場のお買い物客のコメント。
「差し上げるものは、なるべく値段のわからないようなものがいいと思うけど、自分がいただくのなら例え額は少なくても商品券がいいですね。」と口を揃えて言う。

ハンドメイドにのめりこむと、誰かにちょこっと作って差し上げたいな、と思うのが人情ってものだ。
だが、私の周りでハンドメイドに興味をもっている人間は少なくて、そういう人たちはハンドメイドの、よくいえば温かみ、悪く言えば不完全な形が好きじゃない、という。
そうなると、そういうものを押し付けるのも、ハンドメイドであるが故に、受け取ったほうも困ってしまうだろうな、と思えてためらってしまう。
それと、私がネットを通じて知り合った方々の作る作品の水準の高さが、なおのこと誰かへのプレゼントというものを躊躇させる大きな要因になっている。

本当は＊謝謝＊のコーナーにアップしたい、色々な方にいただいた完成度の高い作品の数々を隠しもっているのだが（笑）、そういうものを目の当たりにして、自分の作るものの安っぽさに、我ながら嫌気がさしている。
気がつけば、やみくもに買い込んで中央アルプス状態となっている布山を崩すためにも、ばりばり形に替えて、じゃんじゃん友だちに贈って、もらってもらえばいいようなものだが、この程度のものはもらったほうが迷惑するだろう。
本当に、もっともっと上手になりたいな、と切に願っている。
消しゴムスタンプもそうだけど、やはり数をこなすことで、ちょっとしたコツなんかも見つけられるのだろう。
小物を作る場合も、接着芯を貼ればぱりっとして見栄えがする、ってことに気付いたのも最近のこと。
そういうちょこっとしたコツの積み重ねが、人を感動させるハンドメイド作品になるのだろう。
私の作る物が欲しい、と思ってもらえるように腕を磨いていきたいな。