とどぐまさんの、親友に「ガッポさん」という、オヂサンがいる。
木材をおカネのモノサシで見ると、ガッポさんは、二束三文だ。。。
だから、カネを目的として木を伐る人間は、ガッポさんには目もくれない。
しかし、ガッポさんが森に果たす役割は、極めて重要だ。
森に生きる、動物や昆虫たちは、ガッポさんに集まってくる。。。
ガッポさんの「ウロ」は、動物や昆虫たちの一夜のねぐらにもなるし、雨宿りの場所にもなる。。。 時には、出産産卵の「ゆりかご」にもなる。。。 はたまた、生涯を閉じる場所にもなる。。。。 森に生きるものにとって、「ガッポさん」は、なくてはならない樹木なのだ。。。
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今日のガッポさんの手紙。。。
わたしは、矛盾だらけの職場で働いています。
でも・・・毎日、山へ行くのが楽しみで新鮮です。
そんな気持ちで、山に入って行けることに感謝し、家族にも感謝。
そうやって過ごすと、矛盾だらけの環境の職場の中にいても、森の声が聞こえてきます。
ひとつのことにとらわれずに、素直に山に感謝して過ごすと、森の声は聞こえてきますよ。
今いる環境を責めるのではなく、感謝する気持ちを持てば、必ず聞こえてきますよ。
悩み苦しみ、泣いたり笑ったり・・・人間は森林から「一生涯の学び」を得続けて行くのです。。。。
山へ・・・心から入ってご覧。。。
山が「おかえり~」って、迎えてくれるから。。。
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このお手紙をいただき、わたしは、自然と涙を流しながら読みました。
なんて、的を得ているんでしょう!。。
とどぐまさんの、乾ききった心の襞襞にしみわたる、ガッポさんの言葉。。。。
山へ向かう基本的姿勢を、おいらは少し忘れていたかもしれない。。。。
ガッポさん!またまた、ありがとう!!
いつも、タイムリーな手紙をくれる。。。座布団の様な人だ。。。ガッポさん!
(北海道新聞 特集記事・森と生きる・・・にも、ガッポさんが出ています)
写真、中央が「ガッポさん」。。。