辿り着いたら、いつも雨降り…

時はうつろい…もうすぐ12月。
街にはイルミネーションで鮮やかな演出が施されて、寒さを和らげようとする寄り添う人々がいたり。あちこちからクリスマス商戦よろしく、様々な商品がクリスマスソングと共に手薬煉引いて待ち構えていたりする。

そんな12月を、いや2005年の終末を刻一刻と迎える中で…一体私は何をやってるんだろう。
正直言って、まるでブラックホールに吸い込まれてしまった塵のようだ、としばし思う。去年の今頃はバイトとはいえ自分の夢の実現への糧を掴もうと一歩踏み出していた、けれど今は？？？

―――答えはどこまでいっても出やしない…。
ただいつも日付を越えて、今日の命を得ている、ということ。
そこでどんなふうに生をまっとうしてるかということではなく、ただ生を得ている。
「ただ生を得ている」ことは、実はとんでもなく貴重なのだけれど。
まるで、今の自分は単なる人●製造機になっている気がしないこともない。

ただただ茫然と呆然と…過ぎ行く時間に身を任せてしまっている。…なんじゃそりゃ。orz

先日も、説明会と試験を受けてきたけれど、場所がわからず遅刻寸前になるわ、体調を崩すわと絶不調。確実に落ちているというマイナスの自信だけを得る。肥やしにはなったけど。ただただ、どこまでも迷い続ける日々。一体いつになったら終わるんだろう、こんな生活。でも、嫌だと言いながらも、半分は自分で望んだ生活なのかもしれない、そんなことすら思う。

絶望、焦る気持ち、そして「何故、あの時こうしなかったんだろう。」という後悔の深淵。
今はそんな気持ちの真中に佇んでいる自分がいる。
特に、何故、あの時、蹴ってしまったのか…今はただ遠くに霞んでいる。
自分に対する自信喪失？それともエゴイズム？見栄？金銭的問題？etc...
このモヤモヤは恋愛に於ける、気持ちを伝えなかった、過ぎし日の自分を思い出す。
あの時、告白していればどうなっただろう？という夢想。
今となってはどうにもならない水掛け論みたいなもの。
「0」にも「1」にもならない行方は、甘いようにも見えるけど、実際は残酷だ。
結果を得られないのだから。自分の脳内だけの極小世界での想像の範疇に過ぎないのだから。

なんてことを思って、つい数日までは手折れてしまうんじゃないか、というほど心身が衰弱してた気がする。誰かにすがりたいのに、すがれなかったり。世界は本当に複雑だ。自分だけじゃ成立しないし、自分以外のモノがアレコレ絡んでくるから彩りもあるし、シガラミもある。でも、意外と人間ってしぶとい。そう簡単にはくたばらないモノだ。それが幸か不幸かわからないけど。最近思うのは、人間は自分の意志で持って生まれてきたわけじゃないってこと、だから自分から手折れること、そもそもそんな意志を持たざる存在なのかも。まさに、「神がダーツで決める…（TMN“Wild Heaven”の歌詞の一端じゃないけど）」

いつまで続くんだろう、こんな生活。この私の人生。
その行方は誰も知らない、誰もわかるわけがない。
ただ言えるのは、

私は今日まで生きてきて、明日もまたこうして生きていくのかもしれない。

ということ。

ちょっとはスッキリしたかな…。さて寝よう…。
BGM♪は、吉田拓郎の「たどり着いたらいつも雨降り」と「今日までそして明日から」。