reverse*rebirth

4年ぶりに稼働しました。日々の糧にlogをつける-。韓ドラは相変わらずいろいろ見ております。

『電車男』見に行ったどー。  

2005-06-10 22:57:35 | 映画

『電車男』観にいってきました━━━(゜∀゜)━━━!!!! 、数日前の話ですが。  
正直、こういう類(大型上映・メディアミックス)の映画は久しぶり、です。(´ー`)
最近はシネコンで見ることが多いのですが…、いっつも客席数の少ないスクリーンばっかでしたが
今回は広い+多い!。というか、満員(゜д゜) 

なんだか、この『電車男』、クランクインから公開までが無茶苦茶早かった気がしますが…
場合によっちゃ2時間ドラマ制作よりも期間が短かったのでは…なんて思ったり。
まぁ、素材が「旬」な内にということもあるし、そこらへんはうまく作用したかな、とも思いました。

で、映画本編の感想。
超特急な割には意外にうまく仕上がっていました。失礼ながら、本当にこの点は意外だった(笑)
原作とは若干違ってますが、山田孝之君のアキバ系カジュアルは見事でした。
いや、本当にヲタク。見違えたよ~。
まぁ、このヲタク姿を脱却するんですが、なかなかうまく生態を捉えてるな、と。

エルメス女史役の中谷美紀さんも、なかなか良かったです。
(私は彼女の歌が好きだったりするのだが…)
しかし、さほど出演はしてないです。いや、してるけども、
原作でもそうなんですが
あくまでこれは、私的には「恋愛」というよりは、「今までの自分の脱却」ストーリーだと
思っているので、そういう点からみるとエルメス女史は、偶発的な動機付けにはなったと
思うんですけど、中核をなしている…とは思わないんですよね。
結果としては、ラブストーリーなんですけども。

なので、個人的にツボだったのは、
電車男をネットの世界で、共有し叱咤激励する仲間なんですよね。
特に、ヲタク3人組(岡田義徳+三宅弘城+坂本真)と瑛太演じるひきこもり青年のひろふみ。
どちらも実際に2ちゃんねるのスレッドの中に書き込まれていたキャラクターを如実に反映してて
ここはかなりポイント高かった!
( ゜∀゜)
…というか、このキャラクターを除いたら、この『電車男』の世界は描けないかも。

ヲタク3人組の妄想+名無しさん(瑛太演じる)の名コメントは、実際にあったもの。
『電車男』は書籍化もされましたが、もとは『2ちゃんねる』、そして「中の人」が、ログをまとめた
『男達が後ろから撃たれるスレ 衛生兵を呼べ』の中の、
『電車男』を出版社が見て、
競合結果の末に新潮社から書籍化が決まったのではありますが。

映像の方は、ネットでしか対面していない、それぞれのネット住人が書き込みする姿を
分割画面で見せてキーボードの音が打ち響き…、アスキーアートや書き込んだコメントを、
画面にうまく挿入させている(電光掲示板や、イルミネーションに)のは、
なかなかネット世界+秋葉原+ヲタクなど映画のキーポイントを
思わせて心にくい演出だな、と。

そういえば、『電車男』は公開初日から3日間で、約27万人動員、とのことですが
と同時に、既に
『電車男』がアジア8カ国・地域で公開とニュースにあると通りで、
韓国でも配給交渉が進んでいるとか。
でも、ちょっと気になる…のは
どうやって字幕つけるんだろ、この作品に…?っていう疑問。
いや、舞台が舞台なだけに、結構字が満載だったりする…。(ネットでの書き込み場面は)
あ、でも海外では字幕よりも吹き替えが主流だから、そんな疑問は無用なのか??
とはいえ、結構「字/コメント/アスキーアート」が担ってる部分やっぱり多いよな…(´・ω・`)

ちなみに、この『電車男』、ドラマ化もするらしく…メディアミックスです。
(漫画も、舞台も、朗読劇もあるしね…)
映画のエンドロール後だったかな?に、劇場版→テレビ版へのバトンタッチを
思わせる終わり方だったりします。

でも、この終わり方って、原作では「電車男」がエルメス女史らから
暴漢を助けるべく立ち上がった部分だったよな???
わざと、テレビ版の為に、映画ではエピソードを抜いたのかな?
いずれにせよ、これは元ネタがわかっている方が楽しめます。

しかし、テレビドラマ化もすることだし、ますます持って原作も売れるんだろうか…
売れそうな気がする。たぶん今頃、書店にはドラマ化情報と、営業注文のFAXが来てたりして(´ー`)
メディアの力って半端なく影響力大きいし。
(余談ですが、『海猿』もドラマ化なんですね、映画みてないけど、映画→テレビ→映画2になるそうで)

そんなわけで、この『電車男』見てきましたが。
あんまり原作やネットでのスレッドを見てた人はいないみたいでした…
単純に「デートムービ」ーとして見に来てるカップル多かった、です。
私は1人で見に来て、しかも混みまくってる館内に、前から2番目っていうかなり目と首が痛い
ポジションにいたので、正直上映が始まる前までの明るさは痛かった… 
だって周囲の視線が「こいつ、1人で見に来てるよー、ケケケ」みたいな感じに思えて。
被害妄想的かな。いや、でもね私は映画は1人で見ること多いですが、今回はキツかった
あと、上映前に話してた、隣の女子大生?同士の会話がちょっと耳に残ってる。

「アキバ系って本当にキモイよねー」
「前、電車に乗ってて隣の席に座ってきたとき、どーしよーかと思ったよ」
「本当にキモイ!キモイ!何なんだろうね、ああいうのって」

って言ってた彼女らだったけど(というか、彼女たちはアニメ好きぽかったけれど)
いやー…後半から、目頭押さえて泣いてた、ですよ(笑)
現実的にはキモくても、これが映画みたくなったら夢を見て、涙を流す。
いやぁ、現実って厳しく、映画は夢を与えるものです、本当に。なんかシンメトリー。。。

ちなみに私は泣かなかったけれど(笑)
でもちょっと元気はもらったかも。
「今までの自分からの脱却」ストーリーに。好感です。
もともと、見に行ったのも、停滞気味な自分を奮いたたせるようなのが見たかったし。
現在やる気なくてひきこもり気味+妄想激しいやも…(爆)
っていう自分には彼らの変身前の姿には身にしみたりするんだよなぁ。

なので、これをデートムービーの恋愛映画としてでも、
或いはイメチェン進化ストーリーとして見るのも、他の見方でも何でもよし。
どういうジャンルに分けるかどうか、この話がフィクション or ノンフィクションかなんてことは
見た人それぞれが決めればいいわけで。

あ、ちなみにパンフレットを買ったら脚本家+書籍編集者+電車男のチャット対談
があったりする。…だからフィクションではないけれど(苦笑)

ついでに、パンフ見て初めて知ったが…田中美里さん出てたのかぁ。
本編では全く気づかなかった。(^-^;)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿