塾を辞めた直後
4年生の夏休みに
妻の実家へ行った
義父に「塾を辞めました」と報告をした
その後
義父は酒に酔うと
「おい、源次郎、医学部に行きなさい!」と
机を叩きながら怒鳴るようになった
妻が
「どうしてそんなに医者にさせたいの?」と聞くと
義父は
「医者以外ないね、医者が最高だ!」
と吐き捨てるように答えた

夏休みが過ぎて秋になり
源次郎は保育園時代から続けていた
「HIPHOPダンス教室」と「スイミング教室」を辞めた
様々な意欲を失っていた
そして冬になると
「今日、学校へ行きたくない」
と頻繁に言い出すようになった
妻は朝早く仕事へ出かけるので
少し遅くまでいる
ボクと源次郎との
「朝バトル」が幾度もあった

ボクも仕事があるので
「いいから行けよ!」と怒鳴ったりして
無理矢理に学校へ行かせたこともあった
4年生の冬(1~3月)だけで
20日ほど
学校を休むことになった
源次郎の不登校が始まった
つまり源次郎君には、
それまでぼーっと出来るような自由な遊び時間やひと時が
なかったのでしょうか・・
保育園時に源次郎がやりたい、と言った習い事を続けさせていました。
中学受験する子たちは、習い事を5年生になる前までに辞めていく事が多いようです。
源次郎の場合、好きで続けていたものが塾の宿題疲れで
まるっきりやる気が無くなってしまいました。
水曜日の放課後にダンス1時間、土曜日の午前中にスイミング1時間に通っていました。
日祝は休息日にしていましたが、塾の宿題はありました。
勉強が楽しいと思える子(ほとんどいないと思いますが)以外は
息が詰まる生活をさせていたと思います。
ホントに情けない父親です。
いえいえトチカさん、
トチカさんだって息が詰まりそうになりながらも、
源次郎君と共に一生懸命になってここまで来たのだと思います。
当時は、とても苦しい日々でした。
今は少しだけ解放されました。