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誰の上にも青い空

実父と義父は要介護、弟は重度精神障害者。息子は小5→中3まで不登校、2024年春から高校生。飼い猫がカウンセラーです。

父親、再び入院する

2022-02-22 20:00:14 | 日記
長文になります。


父は糖尿病の基礎疾患がある。

そして、2月に入り

認知機能の低下が目立ってきた。



先週の火曜日の夜、兄から電話があった

兄「お父さんが風呂から1時間以上も出てこない!

出るように促しても、ずっと湯船に浸かっていて言う事を聞かない!」


ボク「それは危険だから、力ずくでも出さないと。

脱水で意識障害が発症すると溺れたりするから出して、お願い!」



翌日(水曜日)の夜、再び兄から電話

兄「お父さんがお漏らしした。布団もマット濡れてしまっている!」

ボク「すぐにオムツ履かせて、濡れた布団は片づけておいて!

朝になったらまたオムツを交換して!」


これまではトイレに行けていたのに

急激に衰えてしまったようだ。



木曜日、妻が千葉の実家へ様子を見に行った。

レンタルしているベッドのマットが悲惨な状況になっているのと

会話が通じない。


を行ったところ、2点だった。(4点以下は高度の認知症)


担当のケアマネージャーに連絡をとったところ

「既に24時間、誰かが付き添わなくてはならない状態になっているので

まずは1週間ほどショートステイに入れましょう

こちらで空きのあるステイ先を探します」

という事になった。


ヨーグルトに大量の塩をかけて食べていたり

スティックシュガーをコーヒーに大量に入れて飲んでいたという。

味覚にも障害が出ているのか。

大便だけは、漏らさずにトイレに行ってしていたそうだ。





金曜日、ボクが付き添う事になった。

玄関に入るだけで尿臭い。

朝8:30に到着すると台所で椅子に座りながらリンゴを切っていた。


パジャマ下半身は膝まで下げて、オムツは腿まで下げている。

尻、チ〇コも丸出しだった。


ボク「父ちゃん、おはよう」

父「とちか、来たのか。朝ごはん作っているんだよ」


台所のシンクにはお皿、その中に輪切りのナスがたくさんあった。

しかも暖房をつけていないので激寒のリビングだ。


ボク「そんな恰好だと寒いでしょ。エアコンつけるよ。朝ごはん食べたの?」

父「これから食べるんだよ」

ボク「何を?」

父「これだよ」


そう言った父は、味噌汁のお椀にリンゴの角切りとナスの輪切りを

山のように積み上げていった。


何だか嫌な予感がして電子レンジを開けてみた。


すると...


お皿に同じくリンゴ角切りとナスの輪切りが載った皿が

コンビニ袋に入れてあった。

レンジのガラステーブルが液体まみれになっている。


奥を見るとヤクルトが2本、蓋をしたままで破裂していた。

かなり熱したみたいで容器は縮み割れている。


やってくれた((+_+))


ボク「レンジでヤクルト温める人いないでしょ。これ朝ごはん?」

父「そうだよ、食べるんだよ」


そう言いながらも...

お椀山盛りも、レンジのヤクルトまみれコンビニ袋入りナスリンゴも

食べる様子なく...


マグカップにスティックコーヒーを入れ出した。

しかも5袋。


ボク「父ちゃん、濃すぎるんじゃないの?」

父「いいんだよこれで」

そう言って、スティックコーヒーの粉を入れたマグカップを

冷蔵庫にいれてしまった。

またしても理解不能な行動。


ボク「あれ?飲まないの?お湯入れないの?」

父「いいんだよ、すぐに飲むよ」


父は何食わぬ顔でテーブルに移動した。

ボク「父ちゃん、オムツ変えよう」

素直に応じてくれたのでオムツを履き替えることが出来た。

パジャマもびしょ濡れだったので新しいものに履き替えさせた。


再び父はマグカップにスティックコーヒーを入れ出した。

一つ、二つ・・・このままだとヤバイと思い

途中でお湯を入れた。

一口飲んだら「味が全然ないよ」と言って

またスティックコーヒーを入れ始めた。

ドロドロの甘いコーヒーを一気に飲み干した。


父「とちか、もう一杯飲みたいから入れてくれ」

ボク「ああ、分かった」

先ほど冷蔵庫に入れたマグカップにお湯を注ぎ父に出した。


お薬カレンダーを見ると本日の薬がそのままになっていた。

ボク「父ちゃん、朝の薬飲んでないね。

飲み忘れているみたいだから、このコーヒーで飲んでくれる?」

ちょっとドロドロしたコーヒーだけど」

薬を口に放り込み、ごくごく飲んだ。





ケアマネージャーから電話がかかってきた。

「ショートステイ先が見つかったのですが、この施設は

医療的介入が必要でないことを条件に、受け入れ可となります。

そのため、病院で脳のCTあるいはMRIを受けて

脳腫瘍や脳梗塞などの疾患が無いという診断を受けて頂く必要があります。

これからすぐに、どちらかの病院へ行けますか?」


ボク「はい、〇×病院へ連れて行きます」


ケアマネ「それでは、△△在宅クリニックの医師に紹介状を

〇×病院へ送信して頂きますので、受診して診断書を頂いてきてください。

本日午後に訪問診療を行いますので、その際に医師に渡して下さい」


ボク「承知いたしました。直ぐに受診してきます」



ここで仕事中の兄に連絡。

父の行動やショートステイの話

急遽、病院へ行くことを伝えた。



病院へ行く準備をしていたら、父が嘔吐した。

ドロドロ激甘、濃厚コーヒーと薬を

テーブル一面に吐き出した。

真っ黒である。


あちゃぁ~!!!

直ぐに病院へ行かなくてはならないのに...

捨ててもいいタオルを5枚ほど使い掃除。

ゴミ箱に放り込んでタクシーを呼ぶ。


ボク「父ちゃん、マスクしておいて」と言っておいた。


父親が来ているダウンベストにも多少嘔吐物が付いているが

濡れティッシュで拭いて出発。


病院へ到着して車椅子に乗せ受付へ行ったら

「患者様、必ずマスクを着けて下さい!」と注意された。


あ~、父ちゃん...言っても着けてくれていなかった。

そうだよなぁ...それが認知症。

ボクが家で着けるところまでやらないといけなかった。


(自分も焦って確認していなかった)

(タクシーの運転手さんも教えてくれなかった)


病院内ほぼすべての患者たちの

冷たい視線がボクに集まった。と言うか刺さった(>_<)

恥ずかし~!!

急いでボクが予備として持っていたマスクを装着。


受付・診察・CT・結果診察・診断書待ち・会計と2時間半ほどで終了。

会計が終わった頃に

仕事を切り上げた兄が病院に駆けつけてくれた。


帰宅して、昼食時に父は

コンビニおにぎり1個と甘いカフェオレ500mlのペットボトルを飲んだ。

甘いものは「美味しい」と言いながら一気に飲み干してしまう。

こんなに「甘いもの中毒」になるのはこれまでになかった。


すると...なんと、この日2度目の嘔吐!!

あちゃー、これから訪問医が来るのに...

急いで掃除...

萎える~((+_+))


15時前ぐらいに訪問診療の医師と看護師が来た。

現在の状況を説明し、診断書を渡した。

医師は父と対話し、血圧、SPO2を測定し、採血も行った。

この時の採血が後日、入院の決め手となった。

父は医師の前では「元気です」などと言っていた((+_+))


この日の夕方に、レンタルベッド屋がマットを交換してくれた。

まっさらで無臭のマット。

そして防水シーツをベッドの中央部分に敷いてくれた。

予備も1枚購入した。


再びケアマネージャーからの電話で

「明日(土曜日)10時にショートステイと

その後についての打ち合わせをしましょう」

と連絡があり、この日は終わった。


長い一日が終わった。神奈川へ帰宅した。

まさか翌日も劇的な展開になるとは予想していなかった。





土曜日、再び実家(千葉)へ。

朝、自宅を出てすぐにスマホが鳴った。兄からだ。


兄「お父さんがウン〇漏らしていた!

布団もマットも便まみれになっている!

防水シーツあったけど、お父さんが自分でなんとかしようと

もがいたみたいで、範囲外まで汚れてしまった」


あ...そこまで来てしまったのか...

昨日、尿汚れマットを交換したのに今日は便汚れマット??


ボク「とにかく到着したら風呂に入れるから

オムツだけでも替えておいて!布団は捨てよう!

風呂沸かしておいて!」


歩きスマホでこんな話をしながら駅に向かう。


到着後、すぐに風呂へ。

なんだか素直。


兄は言う「とちかが来るとお父さんは素直なんだよな」

普段の関係性が出ていると思うのだが...


いきなり湯船に浸かり、気持ちよさそう。

いつから風呂に入っていないのかは不明。


兄と父は仲が悪く

基本的に父を放置しているから

このような状態になるのも予想が付く。


兄は夜と早朝に確認しなかったのだと思う。

朝8時前の電話で「ウン〇漏らしていた!」では遅すぎる。

前夜22:00、朝5:00の2回は確認しないと。


まぁ、言っても仕方ない。

朝10時からケアマネ、兄、ボク、妻、父の5名で話し合い。

父はボンヤリしている。


1時間ほどで話し合いが終わり

午後にショートステイの担当者が説明に来ることになった。


が、しかし

ケアマネが帰った直後に訪問診療の医師から電話があった。


「血糖値が660、HBA1Cが15.6になっているので入院が必要です。

これから入院先を探しますので準備をして待機してください」


※空腹時血糖値70~99、食後2時間血糖値80~130が正常値

 HBA1C=4.6~6.2が正常値

父はどちらも、かなりの異常値だった。医師も驚いたと思う。


再び電話があり「〇×病院で入院許可が出ましたので

救急車を呼んで行ってください。紹介状を送信しておきます」


ケアマネに電話し、ショートステイはキャンセル。


え?昨日CT撮った〇×病院へ今日入院?


言われた通りに救急車を呼びボクと妻が救急車に同乗し

兄は荷物を車に乗せて着いてくることにした。


救急隊は発熱・コロナを警戒しているようで

ワクチン接種が終わっているか確認され

体温を測った。36.5度、異常なし。


救急外来に到着し、家族待合室で1時間半ほど待たされた。

いろいろ検査をしているのであろう。


その後、病棟へ移動し様々な書類を書かされた。

結局、救急外来へ到着したのが13時前

病院を後にしたのが16時過ぎ。

3時間ほどかかった。


父は「急激な血糖値憎悪」による緊急入院となった。

現時点では、入院期間は2週間程度の見込みだという。


糖尿病がコントロールされていないのは

「内服管理」+「食生活」双方が乱れていたのだと予想している。


平日朝6時~20時半まで1人で過ごしていて

好きなモノを食べ、飲み、薬をきちんと飲まない(飲めない?)

これを連日繰り返していれば、体を壊すのはやむを得ないところだ。


父の中で、薬の事はすっかり忘れてしまっていることだろう。


認知症により、自分で薬と食事の管理をするのが困難なので

どうしても施設に入らなければならなくなる。

お漏らし、お風呂など衛生面も管理が必要だ。


今回、何故入院しているのか本人は分かっていないだろう。

どうして病院にいるのか。



これは、弟が入院する時と同じだ。

弟は自分が病気であることを知らないまま、入院することになった。

「オレは病気じゃねー!!」と叫び

激しく暴れる弟を車に乗せ病院へ連れて行った。

あの日はとても暑い夏の日で...悔しくて、悲しくて。



今回はとても寒い冬の日だ。

やっぱり辛いよ、父ちゃん。



長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。


※若かりし日の雪山登山。奥穂高岳(標高3190m)へ向かう途中、本谷橋にて撮影。

 あぁ...自分って元気だったのだなぁ...今ではもう無理、登れない...


ツーリング・山下公園(秋色探し)

2021-12-05 11:02:46 | 日記
体調が回復してきたので

久しぶりのツーリングに出かけてみました

いつもの山下公園へ


天気は雲一つない快晴




まだ、バラも咲いていました




すっかりサンタクロースの季節(シーバス、遊覧船乗り場にて)




気持ちいい!!


紅白に植えられた花壇、なんだかおめでたい気分(^^♪


定番のベイブリッジ


ひとひらの秋




銀杏と空のコントラスト


耐える五つ子たち


秋色の街角(ホテルニューグランドとマリンタワー)


12月でもお花たちは元気いっぱい






山下公園では赤く染まる樹木は少なめ


黄色と緑の散歩道


逆光撮影(マリンタワーに隠れる太陽)


90分ほど歩いてひと休み、缶コーヒーを飲みました


遠くのガンダムを見つめるちびっ子




見上げれば銀杏のトンネル


足元には銀杏の絨毯



自宅から片道15kmほどの小さな旅

気持ちよく外出できた秋の1日でした

(12月だから冬の1日?かも)



- - - - - - - おまけ1



※山下公園駐車場・バイク置き場にて(セルフポートレート)

YAMAHAのヘルメットを被り

KAWASAKIカラーの緑のパーカーを着て

HONDAのバイクに乗る男

以前はSUZUKIのバイクに乗っていました

ポリシーも統一感も無しや~(^^)/



- - - - - - - おまけ2



12月からInstagramを始めてみました

もし宜しければご覧ください


「とちかわ そら」というハンドルネームです

まだインスタの扱いに慣れていなくて大変...

病気療養、道は長そう(追記あり)

2021-11-15 09:38:47 | 日記
先週の火曜日に内科クリニックへかかり

総合病院の泌尿器科への紹介状を書いて頂いた



翌日(水曜日)、病院へ行き泌尿器科を受診した

血液検査、エコー検査、尿検査、残尿量測定を行った

この頃にはすっかり熱も無く体が落ち着いていた


そのためか、大きな所見は見られずに

前立腺肥大の診断はつかなかった


血液検査と尿検査は

その日に分かるデータと1週間後に分かるデータがあるという事で

翌週に再診の予約を行い帰宅した

急性前立腺炎の対処として抗生剤のみ処方された



※2013年10月、北海道十勝平野の夕陽を望む(車の助手席より撮影)


翌日の木曜日の夕方から再び悪寒がして

38.6度の熱が出た

金曜日午前中に総合病院の発熱外来を受診した


新型コロナの検査、この病院ではPCR検査ではなく

LAMP法と呼ばれる検査を行った

内科クリニックで行った時と同様に鼻に細い綿棒状のものを

鼻腔奥まで入れて粘膜を採取された


PCRもLAMPも手法は同じだったが

前者は結果が翌日だったのに対し

後者は検査後2時間ほどで結果が出るという

帰宅して昼には電話がかかってきて「陰性です」との事だった


連絡を受けた後に、再び激しい尿意が起こり

何度もトイレに行くことになった

なかなか排尿できないし、常に残尿感がある

一日中落ち着かないので、外出するのは難しい



※2012年10月、草原に落ちたナナカマドの実(北海道旭川市内の公園にて)


翌日の土曜日は総合病院は休診日なので

泌尿器科クリニックへ行った

尿検査、エコー検査をすると

残尿量180cc

前立腺は通常2cmなのが4cmまで肥大していると医師から告げられた

急性前立腺炎及び前立腺肥大症の所見があった


すぐに抗生剤の点滴をすることになった

15分ほどかけて100mlの点滴を終えた

排尿障害改善薬が処方された


帰宅後も強い尿意(漏れそうなくらい)が何度もあり

その都度トイレに駆け込むような事になった

日曜日は起きている間に20回はトイレに行ったと思う

外出したら漏らしてしまいそうだ


※2013年10月、北海道中標津町で見かけた虹(車の助手席より撮影)


落ち着かないので、外出できない

発熱の日よりも、その後遅れて排尿障害が起こる

現在、抗生剤と排尿障害の内服薬は飲んでいるが

まだ効果は出ていない


ここで、あることに気が付いた

心療内科の主治医に何度か「おしっこの出は変わりありませんか?」

と聞かれたことがあったことを


心療内科で貰っていた薬を全て調べてみたら

抗うつ薬、睡眠薬のうち3種類の薬で

副作用が「前立腺肥大」や「頻尿」というものが見つかった

10年以上も飲んできた薬の影響も考えられる


次回の心療内科の診察時に薬を大幅に変更しなければならない

しかし、尿意が起きるのが頻繁なので

現在の状態だと

都内にある心療内科まで出かけるのが困難だ


日曜日から抗うつ薬と睡眠薬で副作用があるものを止めたが

月曜日の今日はその効果はまだ表れていない

まだ、病気療養には月日がかかりそうだ...


※2013年10月、強風の吹き荒れる大地に立つ(北海道美幌峠展望台にて)


黄色の少年→現在中学1年生(源次郎)

赤の少女→現在高校1年生

ピンクのお姉さん→現在大学2年生


赤とピンクは源次郎の従妹



あぁ...時が流れるのが早すぎる...



- - - - - - - - - - -



追記です



朝、この記事を書いた後

勇気を振り絞って???

本日往復2時間半かけて、心療内科へ行ってきた


少し無理をしてでも行かなければならないと思ったから

それとハローワークへ「主治医の意見書」という書類を

少しでも早く提出しなければならないので...


主治医に3種類の薬の副作用が

前立腺肥大、頻尿となっているので

他の薬に変更できるか聞いてみた


主治医は、そのうちの1種類(副作用:頻尿)は中止

他2種類(副作用:前立腺肥大)は減薬という措置をとった

減薬→半錠にするということ


一度に薬を変更することは良くないらしい

うつ状態の悪化をもたらす可能性があるという


半錠にするのは、ピルカッターという道具を使うと

上手に割れるようで調剤薬局の薬剤師さんに聞いたら

ここでは売っていませんが大きなドラッグストアか

Amazonで手に入りますよと言っていた


帰宅途中、大手チェーンのドラッグストアに寄って

店員さんに聞いてみたが「扱っておりません」と言われ

トイレも近い(マジヤバです)ので速攻家に帰った

帰宅後、Amazonでポチった...600円台だった...意外と安い

明日には届くみたい


早く頻尿生活から解放されたいなぁ...(>_<)


近況のご報告です

2021-11-04 14:00:13 | 日記
皆さま、大変御無沙汰しております。
現在は父親だけでなく、自分自身も病気療養中となりました。


そして、再び無職の身となりました。


千葉と神奈川の往復で疲弊していたため
夏の終わりごろから、体調が思わしくありませんでした。

看護助手の仕事は、とても充実したものでした。
子ども達も愛らしくて、やりがいもありました。

普段の遠距離通勤+月曜日は千葉の実家から神奈川への早朝通勤
(土日は実家泊まり→父が元気になるにつれて再び兄との衝突が増えてきた)

時々、自分の心療内科・弟の病院へ入院費の支払いや役所への手続きなど
弟は役所での手続きが年に何度もある。
平日の休みを利用して実家に来るし役所にも行く。

兄は多忙で朝5時台には家を出て、夜8時に帰宅の毎日。
(3週に1度ぐらいのペースで土曜に休めるみたい)

背負うものが重い日々が続きました。



そこへ職場関係の話で、看護部が推し進める
突然の看護助手「夜勤+土日祝の勤務」導入です。

これはとても強引なものに感じました。
何が何でも11月1日から始める、との前提(というよりも命令)でした。
看護助手のベテランの一人が
「人手不足の現状と導入後の業務内容」の話し合いの場を設けることにしました。
看護部の上層部の方と看護助手のメンバ-で会議がありました。

看護助手側は
人を増やさずに夜勤を行うことへの不満
給与は現状のまま固定
日中の人数が手薄になり激務になる
既に9月中旬になるのに業務内容が未決定だ
などと訴えました。

ボクもベテランの方に「とちかさん意見はありませんか?今のうち言いたい事聞きたい事を伝えて下さい」と言われて

看護部がどうしてそんなに急ぐのか理解できないボクは

「11月1日から始めることは揺るがないのでしょうか?」
「準備期間、移行期間、試行期間などを設けることや区切りの良い来春4月1日からでは不都合なのでしょうか?」と述べました。

看護部側は「開始期日は決定事項です」と即答しただけでした。
聞き流されただけでした。
そして「みなさんの意見を聞きました、忙しいのでこれで会議を終わります」
と何も決まることのない会議???は強制的に終わらされました。

それから1週間後に人事異動が発表されました。
何とその会議の中で意見を述べた全員が病棟異動の対象になっていました。
これは「看護部に意見する看護助手に制裁を加える」という報復人事そのものでした。

もちろん意見を述べたボクも異動者の一人になっており
看護部から危険分子扱いとなりました。
10月いっぱいで小児科病棟からサヨナラです。

テレビドラマなどで描かれる「報復人事」というのを初めて経験しました。
職場から信頼されていない証です。
とても残念であり、その後の体調を悪化させる火種が大きくなりました。



丁度その頃に、息子の中学校で3者面談があり
この日は通うであろうと思っていた息子は面談を断り
親と担任の2者面談となりました。

息子に「オトーやオカーは源次郎が思っているほど長くは生きないから、心配なんだよ」そう言ったら

源次郎は「もしオトーとオカーが2人とも死んじゃったら、源次郎も死ぬからいい!」


何かフワっと力が抜けていくような...

何かがプツっと切れたような...

過去にも辛い時に経験した事がある...そんな感覚がありました。


父親、兄、弟、息子、仕事
自分の中で歯車が壊れていきました。

うつが酷くなり、声を出すのが難しくなってきました。
頭の回転も弱くなってきました。
悪いことしか考えられなくなってしまいました。

昨年末、やっとの思いで掴んだ職場でしたが
10月末で退職しました。



退職翌日(土曜日)の朝、高熱があり近所の内科クリニックへかかりました。
このご時世なのでPCR検査(結果は翌日電話連絡)を行い、解熱剤を処方されました。
診察の帰りに、これまでに感じたことのない激しい尿意がありました。
(今にも漏らしてしまいそうな緊迫した尿意です)

帰宅後、解熱剤を内服するも熱はさらに上がり続け40度に達しました。
水分を摂取し、おかゆを食べて過ごしました。
とても頻尿になりましたが、量は出ずに残尿感が残ったままです。

翌日(日曜日)、発熱の他に頭痛も酷くなりました。
やはり40度の熱が続いています。
あらゆる動作が辛かったです。
夕方、PCR検査結果は陰性であるとの連絡がクリニックからきました。
この日も前日同様汗が出ずに、凍えるほどの寒気が体を襲いました。
安静にしていることも楽ではありませんでした。

月曜日、朝にお風呂を43度と熱めに沸かして入りました。
すると、これまでに全く出ていなかった汗が大量に吹き出しました。
汗をかいたおかげか、熱が37度台に下がりました。だいぶ楽になりました。
夕方にもう一度43度の湯船に浸かりました。
再び汗をかいて熱も落ち着きだしました。
頻尿は収まりましたが、排尿前後に違和感があります。

火曜日、熱はありません。36.5度。解熱剤は不要となりました。
朝、42度のお風呂に入りました。だいぶスッキリしました。
やっと外出できそうなので再度近所の内科クリニックへかかりました。
最初の診察の時は排尿時の違和感が無かったのでそれを医師に伝えたところ
血液検査と尿検査をすることに。
炎症反応のCRP値が15.3(基準値0.3以下)ということが判明しました。

「高熱を出す場合、急性前立腺炎の疑いが考えられます」とのことで
1週間分の抗生剤が処方されました。

「この日の血液検査は簡易検査です。より詳しく調べるので1週間後に再診してください」と言われました。それと、次回泌尿器科に紹介状を書いてもらう予定となっています。

抗生剤で細菌に対処し、頻尿になってでも水分を摂取して膀胱から尿道内を尿で洗い流すそうです。頻尿が嫌だからと我慢して脱水になる患者も多いと言われました。

来週の火曜日の再受診までは家で安静に過ごします。
急性前立腺炎の治療は今年いっぱいかかる見込みです。
尿の出が悪い...前立腺肥大症も診断されそう...治療はさらに長くなりそうです。


発熱=風邪?コロナ?インフルエンザ?と普通は考えてしまいますが
まさか急性前立腺炎とは。入院で治療する場合が多いらしいです。
我が家はコロナを恐れて、ボクだけ土日2日間は和室に籠って生活しました。
息子の友達にも土日遊べないことをLINEで伝えてもらいました。



小児科病棟での勤務は素晴らしいものでした。
子ども達に癒されながらの仕事はいい経験をさせて頂きました。
誰も恨んでいません。
だけど、退職してよかったのだとも考えています。

ボクは心身ともに病気になって、通勤も出来なくなったのだから。
まさか勤務最終日の翌日に発熱するとは。
それから何日も動けなくなるとは。

最終日まで何事も無く働けて、身体の限界ギリギリ間に合った。
ラッキーだった、そう思っています。

夜勤が始まって、突然1週間以上も休むことは
他の看護助手たちに多大な迷惑をかけてしまった事でしょう。
しかも異動したばかりの環境で。

睡眠障害もあるし、不規則な勤務には耐えられなかったであろうと思います。


楓の彩り 2013年10月中旬、北海道中標津町にて(亡き義母の実家付近)



今、源次郎はスマホゲームをして遊んでいます。
9月の期末試験以降、完全不登校。



ボクは、いつ頃安静から自由に動けるようになるのだろう。
今週は排尿に難があるため出来るだけ外出は控えています。
内科クリニック、役所、ハローワークは徒歩圏内です。
心療内科だけは都内なので遠いです。



また仕事を探さなくてはいけないし...



あ~写真撮りに行きたい...



あと、もう一つラッキーなこと
皆さまのブログをゆっくり訪問できることですね(#^.^#)



長文にお付き合い頂きありがとうございました。



父帰る、いろいろ大変

2021-09-11 15:11:25 | 日記
おかげさまでつい先日、父親が退院しました

7月8日に入院して、9月9日退院

およそ2ヵ月かかりました

だいぶ弱々しくなった父になりました

(見た目ですけど)


父親自身は「立てる、歩ける、まだまだ元気」と思っているようですが

病院の玄関まで車いすで移動し兄の車を横付けして

私が「そのまま待っていて!支えるから!」と言ったのですが

勝手に立ち上がろうとして、危うく転ぶところでした

自分の体の状態も把握できていないのは困ったものです


病院の目の前で退院日に転んで骨折でもしたら笑うに笑えません

(実際に病院の入口で転んで骨折する人は結構います)


自宅のリビングを一掃して

介護ベッド、オーバーテーブル、車椅子、ポータブルトイレを準備しました


昼食、夕食は配食サービス業者にお願いしました

訪問介護は週に6回(そのうち週に1度はシャワー浴)

残りの1回は訪問看護に来てもらいます

2週間に1度、訪問診療(医師)に来て頂くことになっていますので

基本的に病院等医療機関に出向くことはありません

薬も訪問薬剤師が配達してくれます


介護以外は平日しか対応していないのが

在宅医療・在宅看護・訪問薬剤師の現状です

兄は「もう有給休暇が無いかも知れない」と言っていました

介護・看護・医療・薬剤師・福祉レンタル器具

契約は全て平日に行いました

平日という時間の貴重さを感じました


兄からの情報では退院2日目にして「外出させろ」と言っているようです

(入院中は「家に帰りたい」だったのですけど)

退院後1ヶ月は自宅にいるように言ってありますが...

足が衰えているので、どこで転ぶか危なっかしくて


まずは1ヶ月、どう過ごすか

家族側も足りないモノの準備をしていかねばなりません

今日は兄に任せて

自分は久しぶりに仕事にも実家にも行かずに休養しました

明日はまた実家です


兄も父の遺伝子を受け継いでおり

整理整頓が出来ない人なので、そのお手伝いをしに行きます


在宅介護は看取るまで続くことでしょう

まだ始まったばかり...