【 本題の前にちょっと前置きです 】
下記の聖書予言は紀元前５９７年の有名なエゼキエル書３８章１節に記されています。
「1.さらに私（エゼキエル）に次のような【主】の言葉があった。
『2.人の子よ、メシェク（モスクワ）とトバル（グルジアやトルコを含む黒海沿岸の地域）の大首長であるマゴク（前出の二つの土地）の地のゴグ（プーチン？）に顔を向け、彼に予言して
3.言え、神である主はこう仰せられる。メシュクとドバルの大首長であるゴグよ、今、私はあなたに立ち向かう。
4.私はあなたを引き回し、あなたのあご（これがウクライナ）に鉤（かぎ）をかけ、あなたとあなたの全軍勢を出陣させる。それはみな武装した馬や騎兵、大盾（おおたて）と盾を持ち、みな剣を取る大集団だ。
5.ペルシャ（イラン）とクシュ（エチオピア）とプテ（リビアなど北アフリカ）も彼らと共におり、みな盾と兜を着けている。」の予言
下記を読んでいて、上の予言のゴシックの部分がいま実現していると思えてなりません。
ウクライナをトリガーとしてロシアは無理やり引きずり出されたと。
一緒にイスラエルに攻め込む同盟国が揃っていないので、まだエゼキエル戦争は始まっていませんが…、
引きずり込まれたのではないとしても、ゴグ？は出やすい環境に整えられて誘い出されたと言えそうです。
しかしゴグがプーチンではない可能性もあるのです。それはゴグは神に敵対しているので無理やり引き回されたのです。
が、プーチンは信仰心の深い敬虔なロシア正教徒です。
仮にプーチンがゴグだとすると反ユダヤ主義から神の民を虐殺する元の共催主義を作ったソ連のマルクスやロシア革命を起こしたレーニン、そして残虐極まりないスターリンのカルマを引き受けたと言えるかもしれません。
またマレさんによるとゴグとロシアは関係ないという聖書学者も相当数いるそうです。まだまだ謎だらけ。
ジャック・ボーが何故、ロシアがウクライナに軍事介入したかを誰も問わないことに触れ、何故ロシアは軍事介入したかを詳しく語っています。
西側の歪んだ「プーチンの侵攻の目的」を質しています。
赤字はとびらがつけました。
原文は下記をクリック
“ 米国の政策は、常にドイツとロシアがより緊密に協力するのを防ぐことでした ”
ウクライナ戦争の歴史的、政治的、経済的背景
ジャック・ボーは、ジュネーブの国際関係大学院で計量経済学の修士号と国際安全保障の大学院学位を取得し、スイス陸軍の大佐でした。スイス戦略情報局に勤務し、ルワンダ戦争中はザイール東部の難民キャンプの治安に関するアドバイザーを務めた(UNHCR – ザイール/コンゴ、1995-1996)。彼はニューヨークの国連のDPKO(平和維持活動省)に勤務し(1997-99)、ジュネーブの人道的地雷除去のための国際センター(CIGHD)と地雷対策のための情報管理システム(IMSMA)を設立しました。国連平和活動における諜報の概念の導入に貢献し、スーダンで最初の統合国連共同ミッション分析センター(JMAC)を率いた(2005-06)。ニューヨークの国連平和維持活動局の平和政策・教義部門の責任者(2009-11年)と安全保障部門の改革と法の支配に関する国連専門家グループの責任者を務め、NATOで働き、諜報、非対称戦争、テロリズム、偽情報に関するいくつかの本の著者です。
ボーさん、あなたは今戦争がある地域を知っています。ここ数日でどのような結論を導き出しましたか?また、どうしてこのような結論にたどり着いたのでしょうか。
ジャック・ボー:私は私たちが話している地域を非常によく知っています。私はFDFA(スイス連邦外務省)に所属し、その代理としてNATOに5年間出向し、小型武器の拡散との戦いを率いていました。2014年以降、ウクライナのプロジェクトに貢献しました。さらに、私はロシア、NATO、ウクライナ、そして関連する環境を、戦略的諜報活動における私の以前の仕事のために非常によく知っています。私はロシア語を話し、西側のほとんどの人が見ている文書にアクセスできます。
あなたはウクライナとその周辺の状況の専門家です。あなたの専門的な活動は、現在の危機的な地域にあなたを連れて行きました。何が起こっているのか、あなたはどのように認識していますか?
それはクレイジーです、私たちは本当のヒステリーがあると言うことさえできます。私を襲い、私を大いに悩ませているのは、ロシア人がなぜ作戦を開始したのかという疑問を誰も尋ねていないことだ。誰も戦争を提唱したがらないし、もちろん私もそうではない。しかし、ニューヨークの国連平和維持活動局の「政策とドクトリン」の元責任者として、私はいつも自問自答しています:どうやって戦争を始めるというここまでたどり着いたのか?
そこでのあなたの仕事は何でしたか?
それは、戦争がどのように起こるのか、どのような要因が平和につながるのか、そして死傷者を避けるために何ができるのか、戦争を防ぐ方法を理解することでした。戦争がどのように起こるかを理解しなければ、解決策を見つけることができません。私たちはまさにこの状況にあります。どの国もロシアに対して独自の経済制裁を課しており、我々はこれがどこにも行かないことを非常によく知っている。特に衝撃を受けたのは、フランスの経済大臣が、ロシア国民を苦しめる目的で、ロシア経済を破壊したいという発言でした。このような発言は言語道断です。
ロシアの非軍事化と非ナチス化の目標
ロシアの攻撃をどのように評価しますか?
他国を攻撃することは、国際法の原則に反している。しかし、そのような決定の背景も考慮する必要があります。まず第一に、プーチンは狂っているわけでも、現実との接触を失っているわけでもないということを明確にしなければならない。彼は非常に系統的で体系的な人物、言い換えれば、典型的なロシア人です。彼はウクライナでの作戦の結果に気づいていたと思います。彼は、ドンバス住民を守るための「小さな」作戦を実行したにせよ、ロシアとドンバス住民の国益に有利な「大規模な」作戦を実行したにせよ、結果は同じだろうと、明らかに正しく評価した。それから彼は最大の解決策を探しに行きました。
彼の目標は何だと思いますか?
それは確かにウクライナ国民に向けられたものではない。プーチンは何度も何度もそう言っている。事実の中にも見ることができます。ロシアはいまだにウクライナにガスを供給している。ロシア人はそれを止めていない。彼らはインターネットをシャットダウンしていない。彼らは発電所と水道を破壊していない。もちろん、そのようなサービスは戦闘地域で停止した可能性があります。しかし、例えば旧ユーゴスラビア、イラク、さらにはリビアでは、アメリカ人とは非常に異なるアプローチが見られます。西側諸国が彼らを攻撃したとき、彼らは最初に電気と水の供給とインフラ全体を破壊しました。
なぜ欧米はこのように行動するのか?
欧米のアプローチは - 作戦ドクトリンの観点からこれを見るのも興味深い - インフラを破壊しれば、国民は不人気な独裁者に反抗し、そのようにして彼を取り除くという考えに基づいている。これは、ケルン、ベルリン、ハンブルク、ドレスデンなどのドイツの都市が爆撃された第二次世界大戦中の戦略でもありました。彼らは反乱が起こるように民間人を直接標的にした。政府は蜂起によって権力を失い、あなたは自分の軍隊を危険にさらすことなく戦争に勝ちました。それが理論です。
ロシアのアプローチとは?
全然違います。彼らは目標を明確に発表しました。彼らは「非軍事化」と「非ナチス化」を望んでいる。あなたが正直に状況に従うなら、それはまさに彼らがやっていることです。もちろん、戦争は戦争であり、残念ながらその過程では常に死者がいますが、数字が何を言っているのかを見るのは興味深いです。金曜日(3月4日)、国連は265人のウクライナ民間人が殺害されたと報告した。夕方、ロシア国防省は死亡した兵士の数を498人とした。これは、ウクライナ側の民間人よりも、ロシア軍の間でより多くの犠牲者がいることを意味する。今、これをイラクやリビアと比較するなら、欧米の戦争とは正反対だ。
それは欧米が状況を表現する方法と矛盾するのだろうか?
はい、（欧米は）ロシア人はすべてを破壊したいと主張していますが、それは明らかに真実ではありません。私はまた、プーチンが突然ウクライナを攻撃し、征服することを決定した様子を、我々のメディアが描いているやり方にも動揺している。米国は数カ月間、奇襲攻撃が起こると警告したが、何も起こらなかった。ところで、諜報機関とウクライナ指導部は、そのようなアメリカの警告を繰り返し否定してきた。軍事報告と現地での準備を注意深く見れば、プーチンは2月中旬までウクライナを攻撃するつもりはなかったことがかなりはっきりとわかる。
なぜそれが変わったのですか?どうしたんですか。
あなたは最初にいくつかのことを知らなければなりません、さもなければあなたは理解できないでしょう。2021年3月24日、ウクライナのゼレンスキー大統領はクリミアを奪還する大統領令を発令した。その後、彼はウクライナ軍を南と南東、ドンバスに向かって移動させ始めた。だから、一年間、我々はウクライナの南部国境に軍隊を恒久的に増強してきた。これは、2月末にロシア-ウクライナ国境にウクライナ軍がいなかった理由を説明している。ゼレンスキーは、ロシアはウクライナを攻撃しないと常に主張してきた。ウクライナ国防相も繰り返し確認している。同様に、ウクライナ安全保障理事会議長は、12月と1月に、ロシアによるウクライナ攻撃の兆候はないことを確認した。
これはトリックでしたか?
いや、彼らは何度かそう言ったし、プーチンも繰り返しそう言っていたが、ところで、攻撃したくなかったのは確かだ。明らかに、米国からの圧力があった。
アメリカはウクライナ自体にほとんど関心がない。この時点で、彼らはノルドストリーム２（ロシアからドイツまで走る海底天然ガスパイプライン）を閉鎖するようドイツに圧力をかけたいと考えていました。彼らはウクライナがロシアを挑発することを望んでおり、もしロシアが反応すれば、ノルドストリーム２は氷の上に置かれるだろう。そのようなシナリオは、オラフ・ショルツがワシントンを訪問した時にほのめかされ、ショルツは明らかにそれに同調したくなかった。それは私の意見だけでなく、そのように理解したアメリカ人もいました:ターゲットはノルドストリーム２でした、そして、ノルドストリーム２はドイツ人の要求で建設されたことを忘れてはなりません。基本的にはドイツのプロジェクトです。ドイツはエネルギーと気候の目標を達成するためにより多くのガスを必要とするからです。
（中略）
プーチンが今、軍事的に介入するきっかけとなったのは一体何だったのだろう?
2021年3月24日、ゼレンスキーはクリミアを武力で再征服する大統領令を発令した。彼はそのための準備を始めました。それが彼の本音だったのか、それとも単なる政治的な策略だったのか、私たちにはわかりません。しかし、我々が見てきたのは、彼がドンバス地方とクリミアに向かって南部でウクライナ軍を大規模に強化したということです。もちろん、ロシア人はこれに気づいた。同時に、NATOは4月にバルト海と黒海の間で大規模な演習を実施した。これは当然のことながら、ロシア人に反応を促した。彼らは南部軍管区で旗を見せるための演習を行った。その後、事態は落ち着き、9月にはロシアが長年計画していた「ザパド21」演習を実施した。これらの演習は4年ごとに実施されます。演習の終わりには、一部の軍隊がベラルーシの近くに残った。これらは東部軍管区の部隊であった。そこに残されたほとんどの機器は、今年初めにベラルーシと計画された大規模な操縦のために保管されていました。
欧米はこれにどう反応したのか?
ヨーロッパ、特にアメリカは、これをウクライナに対する攻撃能力の強化と解釈した。独立した軍事専門家だけでなく、ウクライナ安全保障理事会の議長も、その時点では戦争の準備は進んでいないと述べた。ロシアが10月に残した装備は、明らかに攻撃作戦のためのものではなかった。しかし、いわゆる欧米の軍事専門家、特にフランスでは、これを即座に戦争の準備と解釈し、プーチンを狂った独裁者として指定し始めた。これが、2021年10月末から今年初めにかけての状況の展開です。アメリカとウクライナがこの問題に関してどのようにコミュニケーションをとったかは、非常に矛盾していた。一方は計画された攻撃について警告し、他方はそれを否定した。それは永久的な前後でした。
OSCEは2月にウクライナによるルガンスクとドネツク人民共和国への激しい砲撃を報告
2月に何が起こったのですか?
1月末には、状況は進化しているようです。米国がゼレンスキーと話したようで、わずかな変化が見られる。2月上旬から、アメリカは差し迫ったロシアの攻撃について語り、攻撃シナリオを広め始める。国連安全保障理事会のアントニー・ブリンケンは、アメリカ諜報機関によれば、ロシアの攻撃がどのように展開するかを提示している。これはイラク攻撃前の2002/2003年の状況を彷彿とさせる。そこでも、写真は諜報分析に基づいていたと伝えられている。当時もそうではありませんでした。当時、CIAはイラクに大量破壊兵器が存在することを確信していなかった。その結果、ドナルド・ラムズフェルドはCIAに頼らず、CIAの分析を回避するために特別に作られた国防総省内の小さな機密グループに頼った。
今日の情報はどこから来ているのですか?
ウクライナの文脈では、ブリンケンは全く同じことをした。ロシア攻撃に先立つ議論全体において、CIAと欧米諜報機関が全く欠如していることに気付くことができる。ブリンケンが我々に語ったことはすべて、彼自身が部署内に設立した「タイガーチーム」からのものだった。私たちに提示されたこれらのシナリオは、インテリジェンス分析から来たのではなく、政治的アジェンダを持つシナリオを発明した自称専門家から来ました。こうして、ロシア軍が攻撃しようとしているという噂が生まれた。だから、2月16日、ジョー・バイデンは、ロシアが攻撃しようとしていることを知っていると述べた。しかし、どうしてこれを知ったのかと尋ねられたとき、彼は、CIAや国家情報局に言及することなく、アメリカは優れた諜報能力を持っていると答えた。
それで、2月16日に何かが起こりましたか?
その日、停戦ライン、いわゆる「コンタクトライン」に沿ってウクライナ軍による停戦違反が極端に増加しました。過去8年間、常に違反行為がありましたが、2月12日からは、特にドネツクとルガンスク地域での爆発を含め、その増加は極端です。これは、ドンバスのOSCE（欧州安全保障協力機構）ミッションによって報告されたので、私たちはこれを知っています。これらの報告書はOSCEの「日報」で読むことができます。
ウクライナ軍の目的は何だったのか?
これは確かにドンバスに対する攻撃の初期段階でした。（ロシアのウクライナ侵攻前）砲撃が激化すると、両共和国の当局は民間人をロシアに避難させ始めた。セルゲイ・ラブロフはインタビューで、10万人以上の難民について言及した。ロシアでは、これは差し迫った大規模作戦の兆候と見なされました。
その結果,どのような結果が得られましたか。
ウクライナ軍のこの行動は、実際にすべてを引き起こした。その時点で、プーチンにとって、ウクライナが二つの共和国に対して攻撃を仕掛けようとしていることは明らかだった。2月15日、ロシア議会下院は独立の承認を提案する決議を採択した。当初、プーチン大統領は反応しなかったが、攻撃が激化するにつれ、2月21日に議会の要請に前向きに応じることを決定した。
ウクライナにおける右翼過激主義の原因
なぜプーチンは、この一歩を踏み出したのだろう?
この状況では、彼がドンバスのロシア語を話す人口を保護するために何もしなかったならば、ロシア国民は理解できなかっただろうから、彼はそうする以外に選択肢がほとんどなかった。プーチンにとって、彼が共和国を助けるためだけに反応し、介入したのか、それともウクライナを侵略したのかにかかわらず、欧米はいずれにせよ、大規模な経済制裁で反応することは明らかだった。その結果、最初のステップで、彼は2つの共和国の独立を認めました。そして同日、両共和国と友好協力条約を締結した。それ以来、彼は国連憲章第51条を発動することができ、集団防衛と自衛の枠組みの中で両共和国を支援するために介入することができました。こうして彼は、その軍事介入の法的根拠を作り出した。
しかし、彼は共和国を助けただけでなく、ウクライナ全体を攻撃しましたか?
プーチンには二つの選択肢があった:第一に、単にウクライナの軍事攻撃に反対するロシア語を話すドンバスを助けるためだ。第二に、ウクライナの軍事力を無力化するために、ウクライナへのより深い攻撃を行うこと。彼はまた、彼が何をしようとも、制裁が降り注ぐことを考慮に入れた。これが、彼が明らかに最大の変種を選んだ理由です。しかし、プーチンがウクライナを乗っ取りたいとは一度も言わなかったことに注意しなければならない。彼の目的は明確だ:非軍事化と非ナチス化だ。
これらの目標の背景は何ですか?
ウクライナがドンバスとクリミアの間の南部に全軍を集めていたので、非軍事化は理解できる。迅速な作戦により、これらの部隊を包囲することができます。これが何が起こったかであり、ウクライナ軍の大部分は現在（4/21）、スラビャンスク、クラマトルスク、セヴェロドネツクの間のドンバス地方の大きな大釜に包囲されています。ロシア人はそれを包囲し、それを無力化する過程にある。いわゆる脱ナチ化のままである。ロシア人がこれを言うとき、それは単なる空虚なフレーズではありません。ウクライナ軍の信頼性の低さを補うために、例えば有名なアゾフ連隊を含む強力な準軍事部隊が2014年以来開発されてきた。しかし、他にもたくさんあります。ウクライナの指揮下にあるが、ウクライナ人だけで構成されているわけではない膨大な数のそのようなグループがある。例えば、アゾフ連隊は、フランス人、スイス人などを含む19の国籍で構成されています。それは本当の外国の軍団です。ロイター通信によると、これらの極右グループは合計で約10万人の戦闘員を擁している。
なぜこれほど多くの準軍事組織が存在するのか?
2015/2016年、私はNATOと共にウクライナにいた。ウクライナは大きな問題を抱えていました、なぜならウクライナ軍は非戦闘行動のために多くの死者を出したので、彼らは兵士を使い果たしていました。彼らは自殺やアルコールの問題のために多くの死を被りました。彼らは新兵を見つけるのに苦労していました。私は国連での経験のために助けるように頼まれました。それで、ウクライナに何度か行きました。要点は、軍は国民の間でも、軍内部にも、何の信頼も持っていなかったということだった。ウクライナが準軍事部隊をますます奨励し、発展させているのはそのためだ。彼らは右翼過激主義に駆り立てられた狂信者だ。
（中略）
2014年以降、ウクライナの状況を緩和するために2つの協定が合意された。現在の紛争の文脈における合意の重要性は何ですか?
はい、これは理解することが重要です、なぜならこれら2つの協定の不遵守は基本的に今日の戦争につながったからです。2014年以来、紛争の解決策であるミンスク合意があったとされる。2014年9月までに、ウクライナ軍がNATOから助言を受けていたにもかかわらず、紛争を管理できないことは明らかだった。それは定期的に失敗していました。そのため、2014年9月のミンスク1世合意にコミットしなければならなかった。これは、ウクライナ政府と、ドネツクとルガンスクの二つの自称共和国の代表者と、ヨーロッパとロシアの保証人との合意だった。
EUと米国の二枚舌
この二つの共和国の設立はどのようにして生まれたのでしょうか。
理解するには、歴史を少しさかのぼる必要があります。2013年秋、EUはウクライナと貿易・経済協定を締結したいと考えていた。EUはウクライナに、補助金や輸出入などによる開発の保証を提供していた。ウクライナ当局は取引の締結を望んでいた。しかし、ウクライナの産業と農業は品質と製品の面でロシアに向けられていたので、これは問題を引き起こすことなくはありませんでした。例えば、ウクライナ人は、ヨーロッパやアメリカの航空機ではなく、ロシアの航空機用のエンジンを開発していた。したがって、業界の一般的な方向性は、西洋ではなく東洋に向かっていました。品質の面では、ウクライナはヨーロッパ市場とほとんど競争できませんでした。したがって、当局はロシアとの経済関係を維持しながらEUと協力したいと考えていました。
それは可能だったでしょうか?
ロシア側としては、ウクライナの計画に何の問題もなかった。しかし、ウクライナとの経済関係を維持したいとも考えていた。したがって、ウクライナとEUの間とウクライナとロシアの間の2つの協定をまとめるために、三者作業部会を設立することを提案した。その目的は、すべての当事者の利益をカバーすることでした。しかし、バローゾを通じて、ウクライナにロシアとEUのどちらかを選ぶよう求めたのは欧州連合だった。ウクライナはその後、解決策について考える時間を求め、プロセス全体の一時停止を要求した。その後、EUと米国は公平にプレーしなかった。
なぜでしょうか。
欧米マスコミは"ロシアは、EUとの条約を阻止するようウクライナに圧力をかけている"という見出しを付けた。これは真実ではありませんでした。ウクライナ政府はEUとの条約に関心を示し続けたが、単にこの複雑な状況に対する解決策を考え、検討する時間を増やしたかっただけだった。しかし、ヨーロッパのメディアはそうは言わなかった。翌日、キエフのマイダンに、国西部の右翼過激派が現れた。欧米の承認と支援を得て、そこで起こったことはすべて、本当にひどいものだ。しかし、ここですべてを詳述することは、私たちの範囲を超えています。
民主的に選出されたヤヌコーヴィチ大統領が打倒された後、何が起こったのか?
ナショナリストの極右クーデターから生まれた新暫定政府は、その最初の公式行為として、ウクライナの公用語に関する法律を直ちに変更した。これは、クーデターが民主主義とは何の関係もなく、蜂起を組織した超国家主義者の産物であったことを示している。この法改正はロシア語圏で嵐を引き起こした。ロシア語を話す南部のすべての都市、オデッサ、マリウポリ、ドネツク、ルガンスク、クリミアなどで大規模なデモが組織されました。ウクライナ当局は非常に大規模で残忍な方法で反応し、軍を呼び寄せた。自治共和国は、オデッサ、ハリコフ、ドネプロペトロフスク、ルガンスク、ドネツクで短期間宣言されました。彼らは極端な残忍さで戦われ、最終的に2つが残った:ドネツクとルガンスクは、自らを自治共和国と宣言した。
彼らはどのように彼らの地位を正当化しましたか?
彼らは2014年5月に自治権を持つために国民投票を行い、それは非常に重要です。ここ数ヶ月の我々のメディアを見れば、彼らは「分離主義者」についてしか語っていない。彼らはいつも分離主義者について話していたが、国民投票はウクライナ国内の自治を非常に明確に言及していたので、これは嘘だ。これらの共和国は、いわばスイスの何らかの解決策を望んでいた。国民が自治を受け入れた後、当局はロシアによる共和国の承認を求めたが、プーチン政権は拒否した。
クリミアの独立闘争
クリミアでの発展もこれと関係があるのではないでしょうか。
ウクライナが独立する前から、クリミアが独立していたことを忘れている。1991年1月、ソ連がまだ存在していた間、クリミアはキエフからではなくモスクワから管理される国民投票を実施した。こうして自治ソビエト社会主義共和国となった。ウクライナは、半年後の1991年8月まで、独自の独立国民投票を受けなかった。その時点では、クリミアは自らをウクライナの一部とは考えていなかった。しかし、ウクライナはこれを受け入れなかった。1991年から2014年の間、それは2つのエンティティ間の絶え間ない闘争でした。クリミアには独自の憲法があり、独自の権限がありました。1995年、ブダペスト覚書に勇気づけられて、ウクライナは特殊部隊でクリミア政府を打倒し、憲法を廃止した。しかし、これは現在の開発にまったく異なる光を当てるため、決して言及されていません。
クリミアの人々は何を望んでいましたか?
実際のところ、クリミアは自分たちを独立していると考えていた。1995年から、クリミアはキエフの法令によって統治された。これは1991年の国民投票と完全に矛盾しており、違法なクーデターの後、新しい超国家主義政府がウクライナで権力を握った後、クリミアが2014年に新しい国民投票を実施した理由を説明している。その結果は、30年前のものと非常によく似ていました。国民投票の後、クリミアはロシア連邦への加盟を求めた。クリミアを征服したのはロシアではなく、ロシアに彼らを連れて行くよう要求することを当局に許可したのは人々でした。1997年にはロシアとウクライナの間に友好条約も結ばれ、ウクライナは国内の少数民族の文化的多様性を保証した。2014年2月にロシア語が公用語として禁止されたとき、それはこの条約に違反していました。
今、これらすべてを知らない人々は、状況を誤って判断する危険を冒すことが明らかになります。
ミンスク合意に戻る。ウクライナと自治共和国に加えて、保証人、ウクライナ側にドイツとフランス、自称共和国側にロシアがいた。彼らはOSCEの枠組みの中でこの役割を果たしました。EUは関与しておらず、単なるOSCEの問題だった。ミンスクI協定の直後、ウクライナは二つの自治主義共和国に対する反テロ作戦を開始した。ウクライナ政府は、この作戦を実行するために署名したばかりの合意を完全に無視した。ウクライナ軍はデバルツェヴォで再び完全な敗北を喫した。それは大失敗でした。
これもNATOの支援を受けて行われたのでしょうか?
そう、そして、反政府勢力の軍隊がウクライナ軍を完全に打ち負かしたので、NATO軍事顧問が何をしたのか疑問に思う人もいる。
これにより、2015年2月に署名された第2次合意ミンスクIIが国連安保理決議の基礎となりました。したがって、この協定は国際法の下で拘束力があり、実施されなければならなかった。
これも国連によって監視されていますか?
いいえ、誰も気にしませんでしたし、ロシアを除けば、ミンスクII合意の遵守を要求した人は誰もいませんでした。突然、ノルマンディー形式についての話しかありませんでした。しかし、これはまったく意味がありません。この「フォーマット」は、2014年6月のD-Dayのお祝いの間に生まれました。戦争の元主人公、連合国の国家元首、ドイツ、ウクライナ、その他の国の代表者が招待されました。ノルマンディー形式では、国家元首のみが代表され、自治共和国は明らかに存在しません。ウクライナは、ルガンスクとドネツクの代表と話をしたがらない。しかし、ミンスク合意を読めば、ウクライナ憲法を改正できるように、ウクライナ政府と共和国の間で協議が行われるべきだった。だから、それはウクライナ国内のプロセスだったが、それはウクライナ政府が望んでいたものではない。
しかし、ウクライナ人も協定に署名した。
...ええ、しかしウクライナは常に彼らの国内問題でロシアを非難したかったのです。ウクライナ人は、ロシアがウクライナを攻撃し、それが問題の起源だと主張した。しかし、それは明らに国内問題でした。2014年以来、OSCEのモニターはロシア軍部隊を見たことがない。両協定は非常に明確で正確であり、解決策はウクライナ国内で発見されなければならない。それは国内で一定の自治権を得ることの問題であり、ウクライナだけがこの問題を解決できる。それはロシアとは何の関係もなかった。
そのためには、憲法の規定された調整が必要です。
はい、その通りですが、まだ行われていません。ウクライナはその点で何の措置もとっていない。それどころか、国連安保理理事国もこれにコミットしていません。状況はまったく改善されていません。
ロシアはどのように行動したのか?
ロシアの立場は常に変わらなかった。ミンスク合意の実施を望んでいた。それは8年間その地位を変えませんでした。この8年間、様々な国境侵犯や砲撃などがあったが、ロシアは合意の履行に疑問を呈したことは一度もない。
ウクライナはどのように進んだのか?
ウクライナは昨年7月上旬に法律を制定した。それは、市民に民族性に基づいて異なる権利を与える法律でした。それは1935年のニュルンベルクの人種法を非常に連想させます。真のウクライナ人だけが完全な権利を持ち、他のすべての人々は限られた権利しか持っていない。この直後、プーチンはウクライナの歴史的起源を説明する記事を書いた。彼は、ウクライナ人とロシア人を区別することができるという事実などを批判した。彼はこの法律に対応して彼の記事を書いた。しかし、ヨーロッパでは、これは彼がウクライナを国家として認識しておらず、彼の記事がウクライナの併合の可能性を正当化しようとしたという事実として解釈された。欧米では、人々はこれを信じているが、プーチンがなぜこの記事を書いたのか、あるいは、その実際の本質が何なのかは誰も知らない。欧米で狙いが、プーチンのイメージをできるだけネガティブにすることだったのは明らかだ。私は記事を読んだ。それは完全に理にかなっています。
ロシア人は彼がそれについてコメントすることを期待していたのではないでしょうか?
もちろん、ウクライナには非常に多くのロシア人がいる。彼は何かをしなければならなかった。これを黙って受け入れることは、国民に対して(しかし、保護する責任を持つ国際法の観点からも)正しくなかったでしょう。これらの小さな詳細はすべて絶対にその一部であり、そうでなければ何が起こっているのか理解できません。これがプーチンの行動を視野に入れ、戦争がますます挑発されているのを見る唯一の方法だ。プーチンが良いのか悪いのかは言えない。しかし、西洋で私たちが彼に対して下す判断は、明らかに偽りの要素に基づいています。
スイスは中立の地位を離れる
先週末のスイスの反応についてどう思いますか?
これは大惨事です。ロシアは48の「非友好的国家」のリストを作成しており、スイスもそのリストに載っていることがわかります。これは本当に画期的な変化ですが、スイス自身が責任を負っています。スイスは常に「真ん中の男」でした。我々は、すべての国との対話を促進し、真ん中に立つ勇気を有してきた。制裁に関してはヒステリーがある。ロシアはこの状況に対して非常によく準備されており、苦しむだろうが、彼らの影響に耐える準備ができている。しかし、制裁の原則は完全に間違っています。今日、制裁は外交に取って代わった。我々はこれをベネズエラ、キューバ、イラク、イランなどで見てきた。これらの州は、米国を喜ばせない政策をとっているだけで何もしていない。それは彼らの間違いです。障がいのある選手がパラオリンピックから出場停止処分を受けているのを見ると、言葉が抜け落ちます。それは完全に不適切です。それは個々の人々に影響を与えます、それはちょうど倒錯的です。フランスの外務大臣が、ロシア国民は経済制裁に苦しまなければならないと言っているのと同じくらい意地悪だ。誰がこれを言うかは、私の目には名誉がありません。戦争を始めることに肯定的なことは何もありませんが、このような反応は単に恥ずべきことです。
ウクライナでの戦争に反対して人々が街頭に繰り出していることを、あなたはどう見ていますか?
ウクライナに対する戦争を、イラク、イエメン、シリアやリビアに対する戦争よりも悪いものにしているのは一体何なのだろう?これらのケースでは、侵略者、米国、または民間人に対して使用される武器を供給する人々に対する制裁はなかったことを私たちは知っています。イエメンのためにデモをしているのは誰ですか?誰がリビアのためにデモをし、誰がアフガニスタンのためにデモをしたのか?なぜアメリカ合州国がアフガニスタンにいたのか、我々は知らない。諜報機関の情報源から、アフガニスタンやオサマ・ビン・ラディンが9/11攻撃に関与していたという明確な兆候は一度もなかったと私は知っているが、とにかくアフガニスタンで戦争をした。
なぜでしょうか。
2001年9月12日、テロ攻撃の直後、米国は報復を望み、アフガニスタンを爆撃することを決定した。米空軍参謀総長は、アフガニスタンには十分な標的がないと述べた。これに対して国防長官は「アフガニスタンに十分な標的がなければ、イラクを爆撃する」と答えた。私はそれを作り上げませんでした、そこにいた情報源、文書、そして人々がいます。これが現実ですが、私たちはプロパガンダと操作によって「右」側に振り回されています。
もし私がこのインタビューを要約するなら、あなたの答えは、欧米が長い間、火に油を注ぎ、ロシアを挑発してきたことを明らかに示している。しかし、これらの挑発は、我々のメディアではほとんど報道されないが、プーチンの答えは、戦争屋と怪物のイメージを可能な限り維持するために、部分的または歪曲された方法でしか与えられていない。
私の祖父はフランス人で、第一次世界大戦の兵士で、よく教えてくれました。そして、欧米政治家のヒステリー、操作、無思慮な行動は、今日の1914年を思い出させ、それが私を大いに心配させていると言わざるを得ません。中立国がもはやEUやアメリカから独立した立場を取れなくなっているのを見て、私は恥ずかしいです。私たちは明確な頭を持ち、これらすべての出来事の背後にある事実を知る必要があります。これがスイスが合理的な平和政策を追求できる唯一の方法である。
ボーさん、インタビューありがとうございました。
インタビューはトーマス・カイザーによって行われ、最初に登場した Zeitgeschehen im Fokus.私たちはそれを再公開する親切な許可に感謝します。
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