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真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

それぞれの真理

2009年08月24日 21時26分13秒 | 日本のこと

                                 トンボのイラストは正垣有紀さん

「宇宙の理」という雑誌の来月号にも書いたのですが、物事を決め付けて柔軟な判断が出来ないようにしたり、すべてを管理下において個人の裁量を信じないと、創造に邁進することが出来ません。
戦後日本が焼け野原から奇跡の発展を遂げたのは権限委譲があります。
諸外国では上司の命令は絶対です。
各家庭の主人と召使との関係でも日本は召使に大きな自由を与え、創造力を与えました。創造力を与えたと言うことは、創造のための想像力も与えたということです。

日本が年功序列が成功したのも、権限委譲でバカな上司がいたら言うことを聞かずに現場が勝手にどんどん創造したからです。
サービス残業をする日本人を働き蜂と諸外国は批判したこともありますが、サービス残業も自由意志でしていた場合が多いのです。

それぞれが自分の真理を発見し、その中で生きることが最も合理的な創造を可能とします。

例えばマクドナルド社は世界でマニュアルによる徹底管理をしています。そして世界が今、マクドナルド化しています。製品を単純化して、従業員ではなくて客に仕事を分担させ(並んで、運んで、片付けて)、更にマニュアル化で全国同じサービスで標準化して、マクドナルドは大成功を上げました。
しかし日本マクドナルドのマニュアルは初代社長の藤田氏が日本人向けに作ったものです。

アメリカ本国のような標準化は日本の若者にはそぐわなかったからです。


日本のマニュアルには『サービスとは、お客様の立場になり自分がして欲しいサービスの一歩上を行くような心がけをしよう』と記されています。相手の立場になることが優先されているのです。

今日、「神州の泉」というブログを見ていたら、紺谷典子さんの書いた『平成経済20年史』(幻冬舎新書)のことが出ていました。この本にはこうあるそうです。

「どの国も与えられた条件の中で、自国に最も適したシステムを自然に選択しているはずである。それぞれの国の条件が異なる以上、結果として選択されるシステムが同じであるわけはない。資本主義の形も一様ではない。それぞれの国々は、それぞれに異質な、というより個性的なシステムを持っているのである。」(『平成経済史』P37、第2章「改革」という名の破壊」)

まさに、アメリカン・スタンダードというグローバル化が如何に国を、人を不幸にするかということです。
特に、日本人の場合は世界で最もそれぞれの自由と自由がぶつかり合わない社会を作ることが可能な民族です。

植草さんが収監中はこのブログに注目です。

ブックマークにも入れました。

圧迫骨折についてはもう少しお待ちください。
思うところがあったら Clickしてね。。。

 

お陰さまでベスト100。

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