トーサポブログ~願えば、夢は必ず叶う~

~人生と経営のヒントがここにある!~

キャズム理論~新製品・技術には普及率16%で大きな溝が待っている!?~

2017-02-25 22:08:27 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「キャズム理論」について考えてみたいと思います。
「キャズム理論」とは・・・
イノベーター理論が唱える「普及率16%の理論」に対して、ハイテク産業においては
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には大きな溝(キャズム)があるとする理論です。

キャズム理論以前は、イノベーター理論が唱えられており、新商品を購入する顧客は、
購入時期が早い順から、
・イノベータ(革新者)2.5%
・アーリーアダプタ(初期採用者)13.5%
・アーリーマジョリティ(前期追随者)34%
・レイトマジョリティ(後期追随者)34%
・ラガード(遅滞者)16%
と分類され、イノベーターとアーリーアダプタを合わせた普及率16%まで達するとその新製品、
新技術は急速に普及するとされていました。

一方、キャズム理論は、マーケティングコンサルタントのジェフリー・A・ムーアがハイテク産業の
マーケティングに携わる中で発見したもので、ハイテク産業においては「普及率16%」のところに
大きな溝があり、多くの製品や技術はこの溝に落ちて消えてしまっていると指摘しました。

これは、アーリーアダプタは、他人が持っていないものを持つことを重視しているのに対して、
アーリーマジョリティは、多くの人が持っているという安心感を重視しているため、
普及率16%に達してもまだアーリーマジョリティが安心して購入できる状態になっていないことが
理由のようです。

アーリーマジョリティが安心して購入できるようにするためには、普及率が16%前後になったときに、
新たな広告を行うなどの施策が必要となってきます。

経営者は常に新たな商品やサービスを提供していかなければ、競争市場に残ることはできません。
そして新たな商品・サービスをアーリーマジョリティまで普及させることを常に考えて
おかなければなりません。新商品・サービスがアーリーマジョリティまで普及することができれば、
いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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スペンドシフト~消費はより価値があるものへとシフトする!?~

2017-02-11 19:14:15 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「スペンドシフト」について考えてみたいと思います。
「スペンドシフト」とは・・・
スペンド(消費)がシフト(移動)するとの意味で、お金や時間の消費の仕方が
変化していくことをいいます。

従来の考え方では、消費をする際には「より多くのものをより安く」買うことが
重要でしたが、今ではその考えから変化して「価格は高くても価値あるものを
手に入れる」ことが重視されてきています。

このスペンドシフトは、物の価値での比較にとどまらず、「地域のため」の消費や
「信頼できる会社から」の消費、「人との絆を深める」ための消費など、消費に
付随した価値に基づくものもあると言われています。

この考え方は、2010年に米国で発売された著書「スペンド・シフト」で紹介されたもので、
その後の日本においても同様の現象がみられると言われています。

日本の企業では、経営理念に「地域貢献」、「社会的信頼」などを取り入れているところが
多数見受けられます。
これらの企業が経営理念通りに事業を展開してれば、スペンドシフトによりお客様が
増えていくはずです。

経営者は、お客様が求める価値を常に意識した商品やサービスを提供し続けて
いかなければなりません。そして、お客様にその価値を認めてもらい、他の商品や
サービスから自社の商品・サービスにスペンドシフトしてもらえることができれば、
いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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