トーサポブログ~願えば、夢は必ず叶う~

~人生と経営のヒントがここにある!~

ジャラパゴス~日本独自の進化は淘汰される!?~

2017-04-30 18:18:24 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「ジャラパゴス」について考えてみたいと思います。
「ジャラパゴス」とは・・・
日本の中で日本独自の仕様で進化したサービスや製品のことをいいます。
「ジャパン」と「ガラパゴス」を組み合わせた造語です。

ガラパゴス諸島には、イグアナやガラパゴス・ゾウガメなど、外界から隔離された環境の中で
独自の進化を遂げた生物が生存しています。
このように外界から離れ、独自に進化することをガラパゴス化と呼んでいます。

ジャラパゴスの代表的な例は、日本独自の仕様で優れた機能を発展させていった携帯電話です。
日本人のニーズを満たす高性能な携帯でしたが、スマートフォンが発売されると、一気に淘汰されて
ガラパゴス化した日本の携帯は「ガラケー」と呼ばれることになりました。

その他には、軽自動車もジャラパゴスの例としてあげられます。
軽自動車は、日本の狭い道路や安い自動車税により日本人のニーズに合う自動車として
開発販売されていますが、輸出数は乗用車の全体の0.1%程度しかなく、大半は日本国内での
使用にとどまっています。

グローバル化が進む社会の中では、世界に目を向けた進化が必要とされるのは当然ですが、
グローバル化よりもニッチ化を目指す中小企業にとっては、ジャラパゴス化によるメリットは
まだまだ存在します。
中小企業は、競争相手が多く大資本が多いグローバル化の土俵で戦うよりも、パイは小さいが
自社の強みを活かして戦えるジャラパゴスの中で戦うほうが生き残る可能性は高いでしょう。

経営者は、お客様が求めるサービスや商品を提供し続けることを常に考えていなければなりません。
そして、たとえそのサービスや商品がジャラパゴス化してしまっていたとしても、日本国内で
それらを求めるお客様がいれば、そのサービスを提供していくことが大切です。
お客様が求めるサービスを提供し続けることができれば、いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!

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フールプルーフ~間違っても大丈夫な設計!?~

2017-04-23 20:51:22 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「フールプルーフ」について考えてみたいと思います。
「フールプルーフ」とは・・・
機器等の操作において、利用者が誤った操作を行ったとしても危険な状態を招かないような設計、
そもそも誤った操作ができないような設計をする仕組みのことをいいます。

このフールプルーフの考え方には、「人は間違いを犯すものである」「知識がない人でも簡単に
操作できるようにする」ということが前提にあります。
ただし、熟練者でも集中力が低下すると操作ミスを犯してしまうということがありますので、
初心者向けだけの設計ではありません。

この前提を基にフールプルーフでは、設計段階から操作ミスを想定し、たとえ操作ミスをしても
危険が生じないような構造や仕掛けを取り入れておきます。

例えば、ふたを閉めなければ動かない洗濯機、ドアが閉まらないと起動しない電子レンジ、
ギアがパーキングになっていないと始動しない自動車、正しい向きにしか入らない電動自転車の
充電器などがあります。

工場などにおいては、安全に作業できることが事業を行う上での絶対的な条件になります。
社員の安全を守るためにもフールプルーフを考慮した機器の設置、工場の設計が必要です。

このフールプルーフの考え方は、工場などの機器だけでなく、事業全体においても取り入れるべき
考え方だと思います。
どのような業務であっても、人が行う以上間違いは起こるものであり、特に新人にミスは
つきものです。それを見越したうえで早い段階でそのミスが発見でき、すぐに修正できるような
仕組みづくりが必要です。

経営者は、将来発生が予想される事業上のリスクに対して備えをしておかなければなりません。
事業を発展させていくには、時にはリスクを冒してでも新たなチャレンジをすることが必要です。
その時にリスクを最小に抑える仕組みづくりを行うことができれば、いつか必ず成功にたどり着ける
はずです。

私はそう信じています!

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ダーウィンの海~商品が生き残るために越えなければならない海!?~

2017-04-16 19:36:54 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「ダーウィンの海」について考えてみたいと思います。
「ダーウィンの海」とは・・・
最新の技術や新製品、新事業等が競争の中で生き残るために越えなければならない障壁のことを
いいます。

新製品の開発を例にとると、新製品を開発し市場に流通させるためのプロセスの中には
いくつかの障壁があると言われています。

一つ目の障壁は、研究から開発の間にある「魔の川」です。
新製品を開発するためには、様々なアイデアの中から基礎研究が行われ、その中から実際に
製品開発を行うものを選んでいきます。そのときの障壁が「魔の川」です。

二つ目の障壁は、製品開発のための研究開発から商品化されるまでの間にある「死の谷」です。
研究開発したものが全て商品化されるわけではありません。研究はしたけど結果的に商品化まで
至らないものが大半です。そのときの障壁が「死の谷」です。

三つ目の障壁は、商品化されたものが市場競争の中で生き残るところまでの間にある
「ダーウィンの海」です。
商品化されたものが市場に出ると、他社商品との競争が待っています。その競争を
生き残るために乗り越えなければならない障壁が「ダーウィンの海」です。

これを図で示せば、
研究→【魔の川】→開発→【死の谷】→商品化→【ダーウィンの海】→生き残り
となります。

この図を見れば、市場で生き残ることが最も重要ということがわかります。すなわち、
市場=消費者のニーズを把握することが大切です。

経営者が消費者のニーズを把握し、消費者のニーズに合った商品を開発することができれば、
いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!

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サーバントリーダーシップ~リーダーは部下を支える奉仕者!?~

2017-04-09 21:32:58 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「サーバントリーダーシップ」について考えてみたいと思います。
「サーバントリーダーシップ」とは・・・
部下を支え、組織に奉仕するためにリーダーが存在するという考え方です。
サーバントとは、使用人や召使いなど奉仕する人のことです。

サーバントリーダーシップの考え方は、1970年にアメリカのロバート・グリーンリーフが
提唱した考え方です。

サーバントリーダーシップには10の特性があるとされています。
1 傾聴 相手の話をしっかり聞く
2 共感 相手の気持ちを理解する
3 癒し 相手の心を無傷の状態にし、本来の力を取り戻させる
4 気づき 物事をありのままに見て気づきを得る
5 納得 相手とコンセンサスを得ながら納得を促す
6 概念化 大きな夢やコンセプトを持ち相手に伝える
7 先見力 現在と過去から将来の出来事を予想する
8 執事役 相手に利益を与えることに喜びを感じる
9 成長への関与 仲間の成長を促す
10 コミュニティづくり 人々が成長できるコミュニティを創り出す
(参考:NPO法人 日本サーバント・リーダーシップ協会 HP)

昔のリーダーシップは、強力なリーダーシップを発揮して部下を引っ張っていくという
支配型のリーダーシップが主流でした。
それに対してサーバントリーダーシップは、部下を支援するためにリーダーが存在するという、
今までとは180度違う発想から生まれたものです。

経営者は一人では事業を継続することはできません。得意先、取引先、従業員など
様々な人の力を借りなければ事業は成り立たないのです。
特に社内のリーダーは会社にとって重要な役割を果たしています。

社内にサーバントリーダーシップの考え方が浸透し、部下が目標とするようなリーダーを
育成することができれば、いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!


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オハイオ研究~リーダーの行動は2つに分類される!?~

2017-04-02 19:07:36 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「オハイオ研究」について考えてみたいと思います。
「オハイオ研究」とは・・・
リーダーの行動を「配慮」と「構造づくり」という2点で分類した研究のことをいいます。
このオハイオ研究は、1950年代にオハイオ州立大学の心理学者であるシャートルらが
行ったものです。

「配慮」とは、組織のメンバーに注目し、より良い人間関係を維持、構築することを
重視する行動です。
「構造づくり」とは、仕事自体に注目し、組織が確実な成果を上げられるように、
インフラを整えたり、組織の構造を明確にすることを重視する行動です。

「配慮」型のリーダーは、感情を重視するため、部下からは信頼され好かれる傾向にあると
言われています。一方の「構造づくり」型のリーダーは、論理重視のため、部下からはあまり
好かれないと言われています。

オハイオ研究では、この「配慮」型と「構造づくり」型は両立するとの考えで、両方の行動が
ともに高いリーダーが優れたリーダーであるとしています。

経営者は、会社のトップでありリーダーです。社員が働きやすく目標を達成しやすい環境を
作り出すことがリーダーの重要な役割です。
経営者は「配慮」と「構造づくり」を常に意識した行動が求められます。
この2点を意識した行動をとり続けることができれば、いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!

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