トーサポブログ~願えば、夢は必ず叶う~

~人生と経営のヒントがここにある!~

グーデンベルグ仮説~多少上下しても需要が変わらない価格帯がある!?~

2016-04-20 20:00:37 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「グーデンベルグ仮説」について考えてみたいと思います。
「グーデンベルグ仮説」とは・・・
消費者が値頃と感じる価格についての仮説で、消費者にとって多少価格が上下しても需要に
影響がない価格帯があるという考え方のことをいいます。

一般には、価格が下がれば需要は増加し、価格が上がれば需要は減少します。
つまり、価格が安くなれば売れるし、価格が高くなれば売れないということです。
このことを需要の価格弾力性ともいいます。

しかし、グーデンベルグ仮説では、消費者が商品に関しての情報を熟知しており、その商品の
価格に関して一定の価格感(値頃感)を持っている場合、多少価格が上下しても需要に影響しない
価格帯が存在すると考えられています。
そして、この価格帯の中で最も高い価格を設定することができれば、最大の利益が獲得できる
とされています。

ある商品に対して消費者が持つ値頃感のことを「参照価格」とも言います。
消費者はあらかじめこの参照価格を持ったうえで購買行動をしています。
定番商品など、消費者がその商品について一般的な価格帯の情報を持っている場合は、
販売者はこの「参照価格」を参考に価格設定をせざるを得なくなります。

事業者が行う販売価格の設定は、事業の利益を左右する重要な意思決定の一つです。
経営者は、グーデンベルグ仮説に基づき、利益が最大になる価格を設定しなければなりません。
そのためには、日頃から消費者の購買行動に注意を向け、消費者が持つ「参照価格」と
需要に影響のない価格帯を探る努力が必要となります。

経営にとって一番大切なものは、お客様です。お客様を知り、お客様が満足する商品を、
お客様が満足し、なおかつ会社側も利益がとれる価格で提供することができれば、
いつか必ず成功にたどり着けるはずです。

私はそう信じています!

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最後までお読みいただきありがとうございます。

池田税理士・中小企業診断士事務所のHP

リーセンシー効果~購入直前の広告が最も効果が高い!?~

2016-04-05 22:57:34 | ビジネス
こんにちは!
夢を信じるコンサルタントの池田です。

今回は、「リーセンシー効果」について考えてみたいと思います。
「リーセンシー効果」とは・・・
購入の直前に見たり聞いたりした広告が、購買活動に影響を与える効果のことをいいます。

例えば、スーパーで買い物をするとき、POPで紹介されている商品を購入したり、買い物の
直前に聞いたラジオのCMで流れていた商品を購入することがありますが、それらもこの
リーセンシー効果によるものといえます。

リーセンシー(Recency)とは、「最近、あたらしいこと」などの意味を持っています。
顧客の購買分析に使われるRFM分析の「R」も「Recency」で、このときは「最終購入日」を表します。

リーセンシー効果を高めるには、購入しようとしている消費者のすぐ近くで広告を打つことが必要です。
最も購入時点に近い広告は、POPや店内放送などがあります。
POPは、一見シンプルな販促ツールですが、「物言わぬ営業マン」と言われるほど効果があります。

買い物の際に何を買うかはっきりしているお客様は20%前後と言われています。残りの80%近くの
お客様は衝動買いに近い購入をしていることになります。
POPは、そのようなお客様に商品の特徴や効果の情報を購入の直前に提供して購入の決定づける
役割を担っています。

世の中には商品やサービスが溢れています。その中から自社の商品やサービスをお客様に選択して
いただくためには、情報の提供(広告)が必要です。
購入に際してどれにしようか悩んでいるお客様に、効果的な情報提供(広告)を行うことができれば、
必ずお客様から選択してもらえるようになります。
自社の商品やサービスが、お客様からの支持を得ることができれば、いつか必ず成功にたどり
着けるはずです。

私はそう信じています!

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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