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教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク

憲法に反する「君が代」条例ならびに公教育の理念に反する大阪の新自由主義的教育諸条例の廃止を求めます。

パワハラ告発を受けた中原教育長、一晩考え、結局続投表明

2014-11-04 22:58:12 | 橋下・中原教育行政
大阪府中原教育長は、女性教育委員からパワハラの告発を受けた後、一晩考え、結局続投することにしたとのニュース、みなさんはどう思われました。私は、これまでに、責任と権限をことあるごとに発言して来た中原教育長であれば、今回の結論は、責任を取って辞任するしかないと考えます。明らかなパワハラ行為をしておきながら、松井大阪府知事、盟友大阪市橋下市長ともども、パワハラではないという言い訳は通用しません。大阪府教育長が責任を取らなければ、これは畢竟大阪の子どもたちにも影響を与えます。教育長というのは、それだけの責任があるはずです。、

以下、ABCニュースより
http://webnews.asahi.co.jp/abc_1_001_20141030004.html

大阪府の教育委員会議の事務局を握る立場の中原徹・教育長から「パワハラを受けた」と、教育委員の女性が主張した問題で、29日の問題発覚後、「進退を一晩、考える」と話していた中原教育長は、30日、教育長の続投を表明しました。

中原教育長は、「続けさせていただきたい」と述べました。大阪府の立川さおり教育委員によりますと、中原教育長は、今月21日、「認定こども園」に関する条例案の答弁内容をめぐって打ち合わせをした際、立川委員に対し、「誰のおかげで教育委員でいられるのか、知事でしょ?」「罷免要求を出しますよ」などと言ったということです。

中原教育長は29日、一部の発言を認めた上で、「自身の進退について、一晩かけて考えたい」と態度を保留。そして30日、出した答えは「続投」でした。

「立川委員から『辞めてもらいたいわけではないので、続ける方向で』と話をいただいた」「上司と部下ではないですし、意見を議論してる中での話ですから、全く(パワハラという)認識はない」と説明した中原教育長は、橋下大阪市長と大学時代からの友人で、2010年、当時、全国最年少の39歳で府立高校の民間人校長に就任。2012年には高校の卒業式で、「教職員が君が代を歌っているか、口元をチェックしていた」ことで物議を醸しました。

去年、松井知事が教育長に起用してからは、公立中学の1年生と2年生を対象とした統一テストを導入したり、一部の府立高校の入試で、英語の試験問題を英語表記に変える方針を決めたりする「教育改革」を進めてきました。知事や市長から、その改革手腕を高く評価される中原教育長ですが、一方で議論がヒートアップすると強い口調になり、職員も厳しく叱責されることがあると話します。

松井知事は、「全く辞める必要なし」「今やっている教育改革をやり遂げてほしいと伝えた」「(Q.発言自体に問題は?)ないですね」と述べ、橋下市長は、「激論したら、それくらいありますよ、内部の議論で。それを『パワハラ』というのか、『議論』というのか。議会での議論なんてもっと無茶苦茶なことを言い合ってることもあるじゃないですか」と述べました。

橋下市長と気心が知れ、松井知事からの信頼が厚い中原教育長の「パワハラ騒動」が発覚したことで、府のある幹部は、「野党が維新を攻め込む材料が増えた」と分析しています。




池田北高校・咲洲高校を潰してはならない!

2014-09-27 20:35:54 | 橋下・中原教育行政
大阪府教育委員会は9月3日臨時会議を開き、「大阪府立高等学校・大阪市立高等学校再編整備計画に基づく平成26年度実施対象校(案)」について、池田北高校と咲洲高校の募集停止方針を決定しました。最終決定は11月の教育委員会会議で行うとしています。

これは、2012年4月1日府立学校条例が施行されて以来、予想されていたことでもあり、また、最も危惧されていた問題です。

2011年6月“君が代”条例を数の力で成立させた橋下徹率いる大阪維新の会は、当初、「君が代」不起立者を処分する条例をつくると息巻いていました。ところが、その年の6月に公表された、教育基本条例(素案)なるものは、「君が代」不起立者に対する懲戒・免職処分のみならず、新自由主義路線に則った、公務員改革ならびに教育改革なるものでした。多方面から反対の声があがりましたが、残念ながら多少の修正がなされただけで、ことの本質は変更されないまま、4つの教育諸条例が成立しました。教育基本条例、府立学校条例、職員基本条例ならびに、それらの整備条例です。

今回、池田北高校と咲洲高校の2校を募集停止にする理由として、志願状況に改善が認められないことと、同校の募集停止を行なっても周辺校での受け入れは可能であることをと示しています。

志願状況のいい高校、すなわち不合格者を多く出した高校がいい学校なんておかしくありませんか。

池田北高校でなくても、咲洲高校でなくても、周辺校が受け入れるというならば、高校の独自性はどこにあるのでしょうか。

だれもが望む教育を受ける権利があるはずです。違いを豊かにと多様性を認める教育を目指して来た大阪は、いつから、こんな効率や目先の効果に踊らされる教育に成り下がったのでしょうか。現在、池田北高校と咲洲高校の保護者有志が、「池田北高校・咲洲高校を守る会」を立ち上げたと聞きます。


府高教[組合)はHPを開設し、この問題を多くの人に知ってもらうためチラシを作成し署名をダウンロードできるようにもしています。全面的に連帯したいと思います。どうかみなさんの周囲でも署名をとっていただっくよう、よろしくお願いします。



チラシ(表面)

http://www.fukokyo.org/data/docs/140924_bill_A.pdf

チラシ(裏面)

http://www.fukokyo.org/data/docs/140924_bill_B.pdf

署名用紙

http://www.fukokyo.org/data/docs/1409mamorukaisyomei.pdf



以上、よろしくお願いします。




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