東京クローバークラブ ブログ

東京クローバークラブのHPが休刊中、このブログをクラブ関係の情報交換の場といたします。

長野県町教会チャペルコンサート

2016-10-30 00:19:58 | 日記
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去る10月23日(日)、長野県町教会で東京クローバークラブ2回目のチャペルコンサートが開催され無事終了した。当日のプログラム及び森本指揮者の感想は次の通り。

《プログラム》
1.ドイツミサ(F.シューベルト)田中彰寛訳 
        指揮 小川 明子(*1)
        伴奏 井上 美都(*2)
2.アラカルト
  (1)Ave Maria(J.アルカデルト) 指揮 森本 潔(*3)
  (2)五つ木の子守歌(熊本民謡)  *3
  (3)里の秋(作詞 斎藤信夫 作曲 海沼実) *3
  (4)希望(のぞみ)の島(M.H.ジョーンズ) *3
  (5)Yerusalem Shel Zahav(Eli Eli・イスラエル民謡) *1 *2
  (6)Bashanah hav'ah(イスラエル民謡) *1 *2
3.ふるさとの四季(編曲 源田俊一郎) *1 *2

小出牧師はじめ長野県町教会の皆様には大変お世話になりました。また、かつてTCCでともに歌った天田さんには教会とTCCとの間に立ってのマネージメントお疲れさまでした。お世話になった皆様に感謝申し上げます。
アラカルトを歌うメンバー 指揮 小川 明子 伴奏 井上 美都

アンコール(詩編98)のあと、「詩編98」についてお話しされる小出牧師

終演後教会前でのストーム(中央は聖書をお持ちの小出牧師)

《おわりよければ・・・》

バリトン 森本 潔

 10年ぶり、10月23日の長野の朝は気温14度と、思ったよりも気温が高く(2日後には2度を記録)、いっぱいの日差しであった。私は前泊のおかげで、ゆっくり朝食をとり、9時半頃を見計らって教会着。すでに、天田さんご夫妻はじめ、当日のお世話役と思われるご婦人がた5-6名が会堂の入口付近におられ、控室もすでに整えられていた。礼拝の始まる前に子供たちの姿が見えるものと期待していたが、今回は期待外れに終わった。礼拝の前の時間に会堂に入り、メンバーの立ち位置など目測で考えてみる。吉田夫妻も到着され、三人が並んで礼拝開始を待った。

 讃美歌はすでに「第二編」が使われており、礼拝開始前に全員で練習。前奏の始まる前に牧師の祈祷があり、落ち着いた、静かな雰囲気がよく整えられていたのが印象的であった。11時30分頃には、当日東京を出発したメンバーが教会に到着。そのまま控室に入った者、静かに礼拝堂に入った者など、対応は分かれた。入口のカードの記入した私を含め、数名が礼拝後の出席者の皆さんに紹介された。

 昼食の時間も惜しんで会場の設営、オーダーや立ち位置の確認、持ち込んだ電子オルガン、アンプ、スピーカーなどの調整が進められた。テナー・ベースの両端・後方から伴奏が聞こえる・・・という、いつもとは違うステージの状況もあったが、小出牧師によると、「この2週間、天田さんはこの調整に掛り切りでした」とのこと。感謝でした。

 今回の曲目は、5月30日の JIFA(日本イスラエル親善協会)コンサートのレパートリーをほぼそのまま入れたため、小川指揮者・井上ピアニストにも同行いただいたので、私としては楽なステージだった。10年前には、これに「証し」も加わって、私は教会員の方々にお話をしたのだった。ただし今回、生まれて初めての「ベース」に補欠登録?したため、文字どおり、声を出している限り「縁の下の力持ち」役で、日ごろのベースの皆さんの大変さを十分に体験させていただいた。

 私としては、プログラムに印刷されていない幕開きの「みゆるし」と、アンコール2曲目の「新しき」が印象に残る演奏だった。特に、最後の「詩編98」は、演奏後に、聖書を片手に牧師が話された「ここでお読みする聖書箇所として、同じ詩編を考えておりました」と話されたところで、目にじんとくるものがあり、西日の照り付ける中で、ハンカチを出して拭くわけにもいかず・・・という場面が思い出される。

 それを以て私は「このコンサートは成功だった」、「皆さんの心に響く演奏ができた」と確信することができた。このアンコールには、天田さんは勿論、当日、高崎から駆けつけてくれた田村量基さんもステージに上がってくれた。誰かが「また10年後に」と言っていたのが耳に残るが、私自身はさすがに無理と正直なところ感じている。クローバーらしい演奏会を残せたことに感謝 !!


<追記>
編集者の怠慢で当コンサートの予告がアップ出来ず関係各位にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
なお、森本指揮者には多事多用の中、同期のよしみで無理やり感想を書かせてしまい申し訳なく思いつつ感謝します。
これから届くご感想や当日の写真については調整出来次第当ブログにアップさせていただきます。

写真提供:天田さん
文責:下津