東京クローバークラブ ブログ

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OB四連の練習本格化

2017-05-04 23:41:15 | 日記
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4月15日、TCCは各地のクローバーの先陣を切って小久保大輔先生をお迎えし、第21回OB四連に備えDuhaupas「Messe Solennelle ~荘厳ミサ~」の練習に入った。

既報の通り、小久保先生は福永陽一郎先生のお孫さんであるが、練習開始に際し、自己紹介を兼ね「おじいちゃんが亡くなったとき、私は中学生でしたが、音楽とは、などの話はほとんどしていません。・・・・・デュオパの曲は日本で歌い継がれてきた曲ではありますが、こうでなければというスタンダードの様なものはありません。したがって初めて今回指揮する私と新しいものを作ることに意味があると思います。・・・・・もし50年前のおじいちゃんと違うぞというところがあったら、その方を介し、おじいちゃんと議論したいと思います」と語り、笑いを誘って練習場の空気が和んだ。

練習に入っての最初の注意点は作曲者がフランス人であることを念頭に置き、発音もフランス語に倣って発音することを指示された。いわれてみれば当然のことではあるが、「Kyrie eleison」の部分だけでもフランス語の発音と今までの発音との違いを認識させられた。筆者は前回の「くちびるに歌を」ではドイツ語に泣かされたが、今回は第二外国語にフランス語を選んだメリットを実感した。とはいえ、発音に関しての基本を学んだのは60年前であり、ドイツ語よりは少しましだという程度である。大きなことは言えない。

ご指導にあたってはピアニカを使用される。ご自分の声域内は歌われることもあるが美声である。これならば声域外でも息でコントロールされるので、表現方法を理解しやすい。

今回使用する楽譜は福永先生の監修版で、ブレスマークやクレッシェンド、ディクレッシェンドなどのマークが原曲より多いとのこと。アマチュア合唱団が歌いやすいようにとの配慮の結果のようだ。全体的に、流れとしてここはこうなるとの読みに従ったものだが、今回は小久保先生の解釈に基づき、それらの記号を一部修正して仕上げることになる。

小久保先生がご指導の日は録画し、後でメンバーに配信される。これにより、関西はじめ離れた地域のメンバーも今まで以上に楽に指揮者の意向を理解して自主練習ができるようになった。

ちなみに、TCCの練習は通常30人前後で、各パート7、8人だが、特に小久保先生の練習日はDOBSを中心に若いメンバーが増える。練習場のスペースの関係で、中央から高音部寄りの半分しか画面に入らないのだが、今回はベースが特に多いため、22日にはセンターがバリトンの中央あたりまでずれ、15日の録画には入らなかったバリトンが1.5人画面に入っている。時々、ちらっと見える+0.5人の顔部分は楽譜にしがみついているように見える。本人は指揮者を視野に入れ歌っているつもりなのだが・・・
これからは、楽譜をもう少し揚げてみようか。いや、もっと早く暗譜しろという声が聞こえてくる。

文責:下津
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