内容証明というタイトルで書き出したものの、いったいあとどれくらいのシリーズとなるでしょうか。。。
だいぶ端折って書いてるつもりなんですけどね。
不倫を経験された方なら耳にした事があるかもしれませんが、不倫用語というものがあります。
サレ妻、サレ夫、シタ夫、シタ妻、間男、間女、サレラリ期、脳内お花畑、フラバ(フラッシュバック)、再構築…etc.
元夫の携帯メールのやり取りを時系列にPCに書き出す作業は、まさに"サレラリ期"で、子育てしながら、仕事しながら、夜な夜な目は爛々と見開き、覚醒しながら打ち込んでいたと思います。
食欲は無いし、体重は下降の一途だし、それでいて出勤すると、スパッと切り替えて仕事に没頭できるので、当時は随分と仕事に助けられました。
夫の不倫で食欲無いんですなんて、口が裂けても言いたくないじゃないですか。
哀れなサレ妻で同情されるなんてまっぴらごめんです。
ただ、唯一、とても親しい会社の先輩にだけプライドもかなぐり捨てて、実情を聞いてもらい、吐き出す事でどうにか自分を保つ事ができていました。
不倫に限らず、悩みを誰かに聞いてもらう事、解決法はわからなくとも、今起こっている事、感じている事を吐き出す機会はとても重要だと思います。
ブログもそんなツールの一つかもしれませんね。
少し話が逸れましたが、続きです…
彼女との連絡専用の携帯を手にした事で、内容を知られてしまう→弁解の余地無し→当然のことながら追い出されますよね。
元夫は抵抗するどころか、彼女との愛の巣があるので、行き先に困る事もなく、これ幸いと出て行きます。
元夫の携帯メールの内容は、5分おきに愛してる だの、今何してる?だのと脳内お花畑の典型的なやり取りが続き…
ほんと、仕事してないやん。。。
文字に起こしながら呆れていると、その次のやり取りで、烈火の如く、怒りは頂点に。
その日は元夫に子守を頼んで私が学童の話し合いに行っていた日。話し合いは夜22時を過ぎ、クタクタでした。
「いまついたよ。こうえんのパーキングにいるよ」
「まってて♪」
「こどもたちがねむたいっていってるから さきにかえるね。愛してる」
なんと、てっきり子ども達を寝かしつけているだろうと思っていたら、彼女と会う為に3人共連れて出かけていた。。。
そして、次の彼女のターン…
「もうかえるの?◯◯(長男)みてない…」
はっ!!
はーーーーっ??
◯◯見てないって、、下の2人は会ったことあるんかい!!!!
落ち着け、落ち着け、と言い聞かせて、深く深呼吸して、、、
次男を呼びました。
ひょこひょこと現れた次男、当時4歳です。
私の元へ来るや否や、
「あ、パパの携帯やん!」
「………次男くん、この携帯パパのって知ってるの?」
「うん。いつもパパが持ってるやん」
はぁ。。。私のいない所では堂々と持ち歩いていたわけね。
「次男くんさぁ、この前パパと公園行ったでしょ?あーちゃんも一緒に。」
そう、あれは長男と私が学童の行事に出席していた土曜日、下2人を元夫が公園に連れて行ってくれた…と思っていた日。
「公園でパパは誰かとお話ししてた?」
「うん。してたよ。女の人と。」
「…そう。それで次男くんもその人とお話ししたの?」
自分の声が震えているのに気づいていました。
「うん。ちゃんと"こんにちは"ってご挨拶したよ」
「そう、、偉かったね。あーちゃんもお話しできたかな?」
「わからん」
そうだよね、あーちゃんの事まで覚えてないよね。。。
でも、公園で彼女と待ち合わせていたのは事実。
"眠いから帰りたい"と子ども達の誰が言ったかは定かではありませんが、下2人は眠たかったら車の中で寝ていたはず。
ちゃんと言えたのは恐らく長男。
きっと長男は何かを察知していたに違いない。。。
元夫が出て行ってからは、イライラの元凶が居なくなった分、少しだけ平穏な日々を取り戻しつつありました。
これだけの証拠で十分じゃない?と思いつつ、まだやらなければならない事が残っています。
元夫のもう一つの家を確かめる事。
彼女と一緒に住んでいるという事実。
行くべきか、知らない方がいいか、、随分迷いました。
でも、ふと、今日だったら少し早く早退できるかも?という日ができてしまったのです。
予定より早く業務の目処が立ち、悩むより先に"急用で早退します"、と上司に告げていました。
当時の携帯にはGoogleマップ等地図アプリなどなく、会社にあるゼンリン地図で大まかなエリアを頭に入れて、あとは最寄り駅の地図と住所の札を見ながら、探偵ごっこです。
アパートは元夫の会社の近くで、そう迷わずに特定でき、元夫や彼女と鉢合わせにならないようにドキドキしながらアパートの前を2、3往復してみました。
どうやら大丈夫そうだという事で、、、
事実確認へと作業を進めます。
古いアパートで良かったところ、、
郵便ポストはダイヤル式でも何でもなく、誰でも開けられるタイプのものでした。
つまみを上に引き上げてみると、何通かの郵便物が投函されていて、元夫宛のものと彼女宛のもの。
ようやく彼女の本名がここで判明します。
メールでは愛称で呼び合っていたので、フルネームを知る事ができた事は大きな収穫となり、その郵便物の差出人が英会話教室だった事から、どうやら英会話の講師をしている事は事実だと言う事がわかりました。
同じ住所に2人宛の郵便物が届く=同棲している。
この事実でもう十分。
そう思って写メを撮り、なんで私はこんな街を歩いているんだ、と虚しくなる中で、元夫に電話をかけました。
誰からの連絡を待っていたのかわかりませんが、ワンコールもせずに元夫が電話に出ました。
「今◯◯駅前にあるマックにいるの。
出てこられる?」
「なんでそんなとこに?」
「わかるでしょ?出てこられるの?」
元夫は会社にいたようで、10分ほどしてマックでアイスコーヒーを飲んでいた私の前に現れました。
私「びっくりしたわ。いつから一夫多妻制?もう一つ家族あったのね。無理して続ける必要ないからこっちに完全に引っ越したら?」
「待てって。もう終わるって。ごめんって。」
「何が?私が来なかったらずっと続けてたでしょ?離婚届書いてね。子ども達には会わせないから。そっちの子ども大事にしたら?」
そう、メールのやり取りから、彼女が既婚者である事、2人の娘さん(当時13歳と11歳)がいる事がわかっていました。W不倫だったんです。
ついでに、メインは夜のお仕事で、元夫が夜の仕事は辞めてくれ、一緒に仕事探そう発言もしてました。
故に、、私と離婚したからといって彼女と一緒になれるかと言うと、そう簡単ではないのもわかっていました。
そうは問屋が卸すまい。
マックでのやり取りは段々とヒートアップし、
「なんするとや!!」
気づいたら私、アイスコーヒーを元夫にぶちまけていました。
「二度と帰って来るな!!」
すかさず店員さんがどうされました??と台拭きをもって駆け寄ってきました。
「お騒がせして申し訳ありませんでした。もう帰りますので、、すみません。」
これもね、冬なら濡れて冷たかろうにとちょっとは思ったかもしれませんが、幸い初夏ですから。。。
「おい!待てって!!沖縄!結婚式どうするとや!!」
背後に元夫の声を聞きながら、びしょ濡れの元夫も駅まで追いかけて来る事もなく。。。
なぜにこのタイミングだったのだ、と何度もため息をついて頭を悩ませていたのは、その翌週末、私の弟が赴任先の沖縄で結婚式を挙げる事になっていたのです。
新婦となる彼女は沖縄出身、家族も親戚も沖縄。弟とは、職場恋愛にて、それぞれの上司も同僚も沖縄在住。となれば、式も披露宴も必然的に沖縄開催。。。
半年前から挙式の日も決まっていたので早割で家族分のエアチケットを予約していました。もちろん元夫の分も。
子ども達は初めての飛行機!沖縄!とはしゃぎまくって、海で泳げるかな?美ら海水族館に行きたい!と指折り数えて楽しみにしていました。
弟には申し訳ないけど、仕事とかなんとか欠席の理由なんてどうとでも都合つけれるじゃん。席もうまくずらせば目立たないでしょ。
当然元夫を一緒に参加させるつもりは毛頭ありませんでしたし、この期に及んで沖縄に行く気でいた元夫の心境が全く理解できませんでした。
が、、、後にわかりますが、元夫、モラ夫なので、楽しみ事は基本自分主体なのです。
つまり、それとこれは別物。状況は二の次、俺様は沖縄行きたーい!が先に立つのです。
私の母からも、1人で3人連れて行くのは大変だし、旅行がきっかけになって改心するかもしれないよ?と諭され、そんな事はないとわかっていましたが、両親・弟の為に、祝い事に穴を開けない為に、、、
ここは片目…いや両目つむって元夫も一緒に沖縄に行く事になりました。
これがまた一波乱を生むのです。
続く…
テレビ番組やドラマで、彼氏彼女のスマホを覗き見るような話や設定がありますが、
断言できます。
彼氏彼女のスマホを覗き見る行為は、百害あって一利なしです。
仮に何も出てこなくても、信頼を裏切るという大きな損失に繋がります。
とはいえ、最近はSNSの裏アカや良いねで繋がる時代なので相手のスマホを覗かなくとも、サーチできてしまうのかもしれませんね。
相手に疑われるような事、心配をかけるような事をしない事が1番!
見出し画像は越冬する水鳥たち。
こちらはのどかな時が流れています。。。