九州のお醤油は甘口です。
福岡に住んでいる時は不思議に思いませんでしたが、関西に引っ越して、煮物の味がどうもしっくりこないなぁと感じていたら、
お醤油の違いが影響している事に気がつき、
それ以来、帰省の時にお醤油を買って帰るようになりました。
お味噌しかり。九州は麦味噌なので、麦味噌のお味噌汁を飲むとホッコリします。
これが故郷の味というものなのでしょうね。
慣れ親しんだ味が1番美味しく感じます。
さて、ご当地ポテトチップスなるものが売られているのをご存知でしょうか。
大阪は"関西だししょうゆ"味という事で、スーパーのお菓子コーナーにもレギュラーとしてラインナップされています。
出汁の味ひとつとっても関東と関西とは違うので、ブランドとして成り立つのも頷けます。
私は普段はシンプルな"うすしお"味が好きです。
子供の頃は兄弟で取り分けて食べていた袋菓子ですが、
大人になり、子供達も居ない一人暮らしとなった今は、自分1人でたいらげるポテトチップスはこの上ない贅沢な楽しみの一つとなりました。
そしてある日、スーパーに九州特産物の特設コーナーができていて、そこで目にした懐かしの"九州しょうゆ"味のポテトチップス!!
これは迷わずゲットでしょう。
なんでもお取り寄せできる時代になりましたが、この偶然の出会いこそが意味のあるものに変えてくれ、、、と少々大袈裟ではありますが、
足早に家路につき、荷物を片付けて心を落ち着かせ、いざ実食!
あぁ、これよこれ!この甘塩っぱい感じ。
やっぱ美味しいわぁ〜と噛みしめながら、一気に食べてしまう勢いを抑えつつ、少し食べては封を閉じ、
やっぱり無理、途中でなんか止められないわ、と閉じた封を再度開け…を繰り返し、結局その日のうちに完食。
1袋だけしか買わなくて良かった。
たくさん買っていたらもっと止まらなくなるとこだった。
かくして、ふるさとの味を堪能し、またの偶然の機会を楽しみに、今日は良い日だったわと締めくくり、、、
翌日。
朝からどうもムカムカする。
ん。これはいつものやっちゃったパターンのムカムカだな。
そうです。アレルギー食材を食べてしまった時に出てくる症状です。
そして前日食べたものを振り返る。
食物アレルギーがわかってから、食事はほぼほぼ自炊で、お惣菜を買うことも減り、アレルギー食材を使う事はもちろんありません。
…となると、
ゴミ箱をあさくり、
あった!恐る恐るポテトチップスの袋を手に取り、裏面の原材料欄を確認。
でたーーー
乳成分。
不覚でした。
ジャガイモとお醤油という勝手な思い込みで原材料の確認を怠っていました。
実は同じような事が他にもあったのです。
お蕎麦のカップ麺です。
カップラーメンは乳成分ありが殆どなので買いません。
でもお蕎麦は蕎麦粉でしょ?と疑う事なく食べ、翌日ムカムカ。
そしてまたまさかでしょう?と食べた後に原材料を確認してしょげる。。。
何事も思い込みは良くないですね。
バイアスかけてはいけない、と常日頃意識していたつもりですが、まさかの出来事2連発でした。
食物アレルギーがわかって1年あまりの中で分かった事、
その現れる症状としては、口にした量に比例している気がします。
となると、まんま摂取は危険ですが、
少しずつなら、、ダメではない?と未だ望みを捨てきれず。。。
いやはや、1袋だけしか買わなくてほんと良かったです。