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ちぃぱぱの”かめらおぶすきゅら”

わたくし”ちぃぱぱ”のカメラ放談です。
言いっ放しです。独断です。偏見です。ご容赦ください。

割り切りすぎたカメラ α101si

2006-11-27 | フィルムカメラ
ニコンD40が割り切っていてつまらない。
という声も大きいようですが、わたしはそうは思いません。
これくらいの割り切りのほうが初心者、
特に初めてカメラを買う・・・という人には取っ付き易いからです。
素人向けならぬ素人騙し・・・という声もありますが
カメラを買った人全てが写真を趣味にするのならまだしも
日ごろ、カメラや写真を生業にしているわたしから見れば
そんな人は本当、ごく少数なのです。

さて、これで、ここまで割り切って・・・
とか思っていたら、それは大きな間違いなのですw
フィルムカメラには、おいおいそこまでしないでも・・・
と、ツッコミを入れたくなるような究極の割り切りカメラが存在しました。

今日ご紹介する”ミノルタ α101si”です。
何が凄いって・・・
まずは露出モードですが、プログラムとシーンモードのみ。
絞り優先やシャッター優先、マニュアルなんてとんでもないのです。
そして、ファインダー内表示はAF合焦マークと、ストロボマークのみ
絞り値やシャッター速度もでません。

つまり、レンズ交換できるコンパクトカメラ なのです。

凄いでしょw

もちろんカメラ屋さんはこういうのはほとんど扱わず
ホームセンターや雑誌、新聞の通販が主流でしたが
意外と売れていたようなのです。

とにかく安い。というのも一つの理由ですが
コンパクト以上を求める、コンパクト以上の操作は嫌う。
という人が多いことも売れた理由なのです。

もちろん、これからカメラを・・・という人にはオススメできませんが
これで、写真を撮ることに目覚めた人もいるわけで

門戸は大きく開けば開くほどいいというのは言うまでもありません。

底辺を支える割り切りカメラ

これからもドンドン増えていくことでしょう


キヤノン。フィルムカメラ開発終了

2006-05-25 | フィルムカメラ
フィルムカメラ開発終了へ キヤノン社長が表明 (共同通信) - goo ニュース

 キヤノンの内田恒二社長は25日、記者会見し、フィルムカメラ事業について「今後は新規開発は難しい」と話し、新製品の開発を終了する方針を明らかにした。既に販売している商品の製造は「需要のある限り続ける」としている。

フィルムカメラは、デジタルカメラへの買い替えが進んで市場が縮小。今年に入り、ニコンが開発終了を発表したほか、コニカミノルタホールディングスも事業からの撤退を表明した。キヤノンが新規開発をしない方針を打ち出したことで、フィルムカメラの市場縮小は一段と進みそうだ。



意外にも早くこの発表があったな・・・
という感じです。

業界トップシェアを誇るキヤノンがフィルムカメラの開発の終了を宣言しました。

今の状況を考えると、仕方ない感じもします。

私はカメラや写真を売ってご飯を食べていますが、
デジタルカメラ100台売っている間に、フィルムカメラは2台しか売れませんから。

それも、安価なコンパクトばかりで、一眼レフなどはここ数ヶ月売っていない
というのが現状ですので・・・

内田社長は「写真印刷の手軽さなどはデジタルカメラの方が上。フィルムカメラ縮小は世の流れだ」とデジタルの利点を強調。その上で「市場の状況をみるが、今後の需要は(マニア層など)特殊なニーズに限られ、新規開発をしても商売として成立しない」と説明した。

というのは本当、本音だと思います。

でも、現状あるカメラに関しては販売を続けるようですので
すぐに、フィルムカメラがなくなる。という話ではないのがまだ救いなのですが
すでに上級機のEOS3も終了しているようですし
現状、EOS1v、EOS-7s、EOS-Kiss7、EOS-KissLiteの4機種のみで展開ですが・・・
どうなることでしょう・・・

かく言う私も、EOSユーザーでありまして、ちょっと寂しい限りではあります。
フィルムカメラがなくなれば、フィルムもまた・・・
という風になっていくんでしょうか??

マミヤ・・・おまえもか・・・

2006-04-22 | フィルムカメラ
また一社・・・カメラ業界から姿を消します。

MAMIYA・・・中判カメラの雄です。

最近ではブロニカブランドが封印されてしまい、

コンタックスの京セラはカメラ事業撤退、

国産の中判カメラはこれでペンタックスのみになってしまいました。

私が唯一所有しているのが、写真のMAMIYA645です。

645PROも買いかけたのですが、諸般の事情で買えず、それっきりになり

時代はデジタルへ・・・。

マミヤの主要なユーザーの写真館でさえデジタル化が進んでいます。

この激流に置いていかれた感じがします。

AF化も遅かったですしね。

でも、きっちり撮れるカメラです。

素晴らしいカメラが多いメーカーでもありました。

かなりマニアックなんですけどね。

C330はでかいけど、堂々とした二眼レフでしたし・・・

ここ数年で消えていく老舗たち。

これからどうなるんでしょうかね・・・

MAMIYA・・・おまえもか・・・そんな感じです

平成18年4月21日東証発表についてのご案内

当社は4月21日、東京証券取引所において、平成18年9月1日を目途に、マミヤ・オーピーグループにおける光学機器事業の全てを、コスモ・デジタル・イメージング株式会社に対し譲渡する方針を発表いたしました。

久々の新作 フジフィルム NATURA CLASSICA

2006-03-01 | フィルムカメラ
新製品 28-56mm2倍ズーム 35mmコンパクトカメラ

久々に・・・フィルムカメラの新製品が出た。という感じです。

コンパクトカメラNATURA CLASSICA(ナチュラ・クラシカ)です。

高感度フィルムを使うと、自動的にフラッシュを発光禁止にする
「ナチュラルフォトモード」を搭載し、
レンズもコンパクトカメラにしては明るい
F2.8-F5.6。の28-56mm2倍ズーム。

ズーム比は少ないと思うかもしれないけれど
スナップカメラとしては充分だと思います。

それに露出補正まで付いて、リバーサルフィルムでも撮れるカメラ。

果たして、レンズの描写などはどうでしょうか?

あの名作「ティアラ2」の再来を期待したいと思います。

発売日に入荷予定。ちょっと試し撮りしたいカメラです。



捨てる神あれば拾う・・・

2006-01-20 | フィルムカメラ
先日、ニコンがフィルムカメラからの事実上の撤退を宣言しましたが、
そのニコンマウントで新しい展開です。
カールツアイス財団の新しいレンズ群。
ニコンマウントで発売です。

カールツアイス ニコンマウントZF (英文)

長年の夢「ニコンボディでツアイスが使えたら・・・」
現実のものになります。
でも、ニコンのカメラが・・・

FM10があるから、それで賄うかな?

ところで、ここを見ているとどうも、ヤシカマウントのカメラも実際にまだあるようです。

いつかはツアイスと思ってましたから、これは朗報?
でも、いくらになるんだろ?
それにコンタックスMMマウントとの性能差はあるんだろうか?

ちょっと気になります。
期待しましょう。

ニコン 事実上フィルムカメラから撤退

2006-01-11 | フィルムカメラ
本日、届いたFAX。
ニコンからのもの。
内容は大幅にフィルムカメラを縮小するというもの。

結局残るフィルムカメラは、フラッグシップでプロ機の「F6」と
コシナのOEMで安価なマニュアルカメラの「FM10」の2機種。

事実上フィルムカメラからの撤退を宣言したようなものである。

その分今後はデジタルに一層力を入れるとのこと。

またマニュアルレンズも大幅に縮小して9本のみのラインナップに。

詳しくはフィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて

また大判カメラ用レンズ、引き伸ばし機用レンズは全て生産完了。

カメラ=デジタルカメラ の時代に完全に変わっていくようです。

また、キヤノンも最近 上級機EOS-3の生産を完了したようです。

フィルムカメラ全てがなくなるとは言いませんが
もはや・・・といった感です。

実際、デジタルカメラ100台売ってる間にフィルムカメラは1台売れるか売れないかですからね。

ニコン、フィルムカメラから事実上撤退・デジカメ事業に集中 (ロイター) - goo ニュース
 [東京 12日 ロイター] ニコン<7731>は11日、フィルムカメラ事業を縮小し、デジタルカメラ事業に経営資源を集中させると発表した。フィルムカメラは一眼レフカメラ2機種を除いて生産を終了し、在庫がなくなり次第、販売を終了する。市場が急速に拡大するデジタルカメラに新製品開発などを集中し、フィルムカメラから事実上撤退する。

 同社が、生産を続けるフィルムカメラは一眼レフの最高級機「F6」と入門機「FM10」の2機種。大判カメラ用レンズと引き伸ばし用レンズについても生産を終了し、在庫がなくなり次第、販売を終了する。マニュアルフォーカス交換レンズや関連アクセサリーも一部を除いて生産を終了し、在庫がなくるとともに販売を終える。

 同社は、2005年度デジカメ販売台数について、デジタル一眼レフカメラが160万台(前年度実績は105万台)、コンパクトデジカメが640万台(前年度実績は556万台)、合計800万台(前年度実績は661万台)を計画している。





ニコンからMFカメラが消える?

2006-01-07 | フィルムカメラ
かねてからネット上などで噂になっていた
ニコン「FM3A」が生産中止になったと言う話。
本当になりました。
メーカー在庫も底払したそうです。
で、MFレンズもなくなっていくとか・・・

正月早々寂しい話です。

ニコンでは今後フィルムカメラのラインナップの見直しをしていくようです。

いきなりなくなるカメラも出てきそうですね・・・

これも時代の移り変わりなんでしょうね

懐かしのカメラ 京セラ キャンパス70

2005-10-21 | フィルムカメラ
1996年発売 35mm1.8倍ズームコンパクトカメラ

最近京セラのHPを見て商品紹介から35mmコンパクトカメラが消されていることを発見。非常に寂しい限りである。

で、京セラの35mmコンパクトをひとつ紹介したい。

「キャンパス70」・・・定価25,000円だが、実売は9,800円。
しかし、とりあえずではあるもののズームもついているし(38-70mmの約1.8倍)、自動フラッシュ、自動巻上げ巻き戻しと、一応の機能は揃っており、非常に良く売れた「ベストセラー・カメラ」なのだ。

電源は単3電池2本。これは東南アジア等に輸出もしていたから(そちらがメインマーケット)そのあたりの状況もあってのことあろう。
ボディそのものは大きく、また動きも緩慢ではあったが、この後に出たズームメイト70よりかは数段速かった。
写りもそれなりで、記念写真などには全く問題ない写り。
もちろん「写ルンです」に代表される「レンズ付フィルム」に比べると非常に良い。
価格と性能を比べた場合、とってもお買い得なカメラであった。

色は黒と金色。金色は特に中国ではかなり人気の色なので、そちらの方が市場に出回っている数も多い。

ボディはでかいものの性能と価格のバランスも良くとれた、隠れた名機であると思う。
デジタル時代にはなかなか出てこない、フィルムカメラならではの機種であったように思う。
でも、中古でわざわざ手に入れるほどでは・・・・ね。

現在ではオリンパスのスーパーズーム105Gあたりがそのポジションにいるのだが、もちろんあのときのようには売れていないのである・・・。

東洋のハッセル消える

2005-10-20 | フィルムカメラ
タムロン 中判カメラ事業から撤退

時代の流れと言うんでしょうか・・・
中判カメラの雄、ブロニカブランドもとうとうなくなってしまうことが決まりました。

吉野善三郎氏が考案し、今までにない機械を組み込んだ「ゼンザブロニカD」の発売以来、47年間の歴史に幕を閉じます。

当時としては高級なカメラでしたが、さらに超高級な「ハッセルブラッド」と比較され「プアーズハッセル」などと呼ばれていたそうですが、その実力は相当なものだったようで、数々のプロフェッショナルに愛用されてきました。

私も何度か触ったことがありまして、S型その「バシャーン」という豪快なシャッター音が「ああ・・・撮っているんだなあ・・」という感覚にさせてくれました。
レンズも当時、日本光学(現在のニコン)から供給を受けておりニッコール75mmは名玉であったと聞いています。

今現在、ブローニーフィルムを使う中判カメラの市場は衰退の一途をたどっています。
かつてはプロフェッショナルの御用達だったこれらのカメラも、デジタルカメラにどんどん押されていき、またハイアマチュアのカメラマンもどんどんデジタル化していっています。
もちろん、こういう時代だからこそ「中判カメラだ」という人もいますが、市場を押し上げるだけのパワーはありません。
また、こういう人たちは大部分が新品ではなく「中古狙い」ということもあり、その市場の発展性は限りなく小さいのが現状です。

中判カメラの復活・・・それには「中判カメラのデジタル化」が必須な状態になっています。

ペンタックスも中判カメラの「645N2」の価格を改定、かなり値上げしましたし、状況は悪化する一方です。

あの豪快なシャッター音、と手ごたえ・・・
久しぶりにうちにあるマミヤ645を取り出して見たくなりました。
消え行く一方の雄を惜しみながら・・・

写真は自分がマミヤを買う際、どちらにしようかと迷ったブロニカSです。
6×6のスクエアフォーマットもなかなかの味わいがあります。
安い二眼レフでも買って、もう一度体感してみようかな・・・

懐かしのカメラ キヤノン EOS-5 その参

2005-06-26 | フィルムカメラ
動きものにはちょうど良いこのカメラ。

あと、大きな特徴は「静かであること」だ。
ミラーの衝撃音や、シャッター音、巻き上げ、巻き戻し、どれをとっても静かである。

だから、調子に乗って連写していると、いつの間にかフィルムが終わっていて
「あれっ?」って思うこともしばしばで・・・。

またこのカメラ、上級機のくせに?プラボディ。
ここがダメ。という人も多いが、自分はさにあらず。だ。

理由は、プラにすることで、軽量化できる。金属ならもっと重たくなっていた筈。
軽量金属のチタンなどを使う手もあるが、これでは物凄いコストアップになる。
アルミにしても然り。プラのほうが強度はそのままに軽く出来る。
でも、高級感はまるでなくなる。

しかし、その「高級感のなさ」が気軽に使えるという魅力にも繋がっている。
見得とかそういうのではなく「実用」という感じがするわけなのだ。

意外とそういうのも一種の割り切りのような気がして、良いと思えば良いのである。

動き物専用ということで、SLを撮ってみた。
大井川鉄道である。
このSL程度の大きさ、スピードだと全くストレスは感じない。
最高速の新幹線などは無理みたいですけど・・・AF性能。
しかし、重宝しているカメラである。

これが中古で一万円台で手に入る・・・良い時代です・・・。