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ちぃぱぱの”かめらおぶすきゅら”

わたくし”ちぃぱぱ”のカメラ放談です。
言いっ放しです。独断です。偏見です。ご容赦ください。

オリンパス キャメディアC-2020 その弐

2005-09-23 | デジタルカメラ廃盤
このC-2020ズーム。実はかなり「マニアック」な機能も搭載されていたりしました。
まずはX接点。
これは、スタジオ用の大きなストロボに接続するためのジャック。
小型でもあるにはあるが、ついているストロボが限られます。
おそらくこれは、HPやレストランなどのメニューのような商品撮影用と思われます。
そのためか、きっちりとマニュアル撮影も出来ました。
このときはまだカメラの種類も少なく、いろいろな撮影機能を満載したカメラも多かったですね。

また、別売のアダプターリングを使うと社外品も含めいろいろなコンバーションレンズなども使用でき、撮影範囲を広げる工夫がさてれいました。

例えば、この写真はケンコーの「スライドデジコピア」を装着したところ。
これで、スライドフィルムを簡単にデジタル化できるというもので、それ以外にも望遠、広角のコンバーションや、セミフィッシュアイなどなど・・・。

いろいろオプション品でも楽しめるカメラでした。

この当時のカメラはこういうのが多く、例えばニコンの「クールピクス900シリーズ」とか。
まだまだ、デジタルカメラは面白いけど画質がねぇ・・・
といわれていた時代の話で、まだまだ画質云々いう人はフィルムを買っていたときですので。

でも、いろいろ面白いオプションで楽しませてもらいました。
L判くらいなら充分見れる画質でしたので。
またノイズも少なかったし、意外と優秀なカメラでした。

オリンパス キャメディアC-2020 その壱

2005-09-20 | デジタルカメラ廃盤
1999年11月発売 210万画素3倍ズーム

自分が買った2代目のデジタルカメラ。
当初はかなり高価なもので
メーカー希望価格11万円。実売でも8万円とかそういうものだった。
今なら、一眼レフモデルにも手が届きそうな価格である。

自分が手に入れたのは、この後継モデルのC-2040の噂が出ていた頃
もうモデル末期のころである。
確か、2000年の秋頃だったと思う。

これでかなりのショット数を稼いだ。

子供、風景、スナップ。望遠撮影以外のことはこれで可能だった。

当時としてはそれで充分と思えた200万画素。またCCDそのものも大きく
補色フィルターで階調性の高い色合い。
なかなかのものだった。

起動は今思えば「イライラするくらい」遅い。
つくりはプラボディだがしっかりしていた。

露出モードもオート以外にP,M,A,Sと一通り。
感度の変更、露出補正、ホワイトバランスの変更。
フィルムカメラの知識がそのまま応用できる操作性。
明るいレンズ。
ちょっと大柄だが、手になじむ大きさ。
いまや、一眼レフやコンパクトといろいろバラエティに富んだラインナップになっているが、当事としては「銀塩派」が使える数少ないデジカメだったのだ。


懐かしのカメラ フジ ファインピクス1200 そのニ (デジタル)

2004-11-02 | デジタルカメラ廃盤
2000年の6月。初夏の京都の山奥、美山町に出かけた。

とても、天気が良くて爽やかで、ドライブしていても気持ちのいい日だった。梅雨の前の初夏の陽気である。

美山町は「茅葺の里」として知られ、多くの観光客が来るところである。

もちろんカメラマンも多く、きたむらにある、食堂などは、カメラ談義(写真談義ではない)に花を咲かせる御老人が居座っている事も多い。

白川郷などもそうなのであるが、こういう文化財は、実際に人が住んではじめて維持されるものであり、人が住まなくなれば荒れ果ててしまう。

という事は、こういう文化財には人が住んでいるのである。

僕は、人の住まいにどうもレンズを向けるのが苦手なのだ。

生活を覗き見しているような気がして、どうも気が引けてしまう・・・。僕が人物スナップを苦手としているのにはそういう性格が災いしているのだと思う。

このカメラは、デジタルカメラの「写るんです」と同じだ。と思えば、まだ気は楽になる。一眼レフや、中判カメラのように仰々しくない。本当、今のケータイカメラと同じ感覚にしてくれるのである。

これで、だいぶ救われた気になる。覗き見してるのではなく、「ちょっと記念写真でも・・・」という気軽な気分にしてくれるのである。

それでも・・・他人様などを大きく撮るのは、やっぱり気がひけるのであるが・・・

道端に座って、初夏の風景を描いている初老の男性がいた。自分も風景を撮る感じで、その男性をフレームインして撮って見た。


懐かしのカメラ フジ ファインピクス1200 その一 (デジタル)

2004-10-31 | デジタルカメラ廃盤
131万画素・単焦点・パンフォーカス1999年11月発売

私が初めて買ったデジタルカメラである。当時2万円代半ばであった。
この年くらいから、一般の人にもデジタルカメラと言うものが普及し始めた。
そしてフジフィルムが出した、初めての方向けの「デジタルカメラ」これが本機である。

131万画素・単焦点・パンフォーカス・・・。性能的に見れば、今のケータイカメラにも充分に「負ける」性能しかないのであるが、当時、131万画素・3倍ズームで、4万円はしていたこの時期にこの価格は「画期的」ともいうべきカメラであった。

そして、このカメラの大きな特徴は、PC接続キット、メモリーカードといった当時別売があたりまえであった、付属品を本体とセットにした「オール・イン・ワン」で発売した事であった。
これで付属品の価格アップを考えずに「気軽に」買うことができるようになった。
このあと、各社とも「オールインワン」のカメラを続々と出し、いまやこれがあたりまえとなっているのである。

しかし、当時のPC環境はウィンドウズでも95や98の時代。USB接続ではなく、パラレル接続で、ムチャクチャに遅かった。慌ててFDアダプターであるフラッシュパスを追加購入してしまった。
また、PCにつなげるにも、ドライバーソフトのインストールが必要であったり、今からは考えられないほど、面倒な準備を必要としていたのである。

また、簡単な構造のため、画質などはすこぶる良いというものではなく、ちょっと眠たい感じのする画作りなのだが、色はフジらしく、しっかりと出ていた。
また、パンフォーカスで絞られているせいか、暗いところでは手ぶれに充分注意する必要がある。
CCDは1/2.7型と小さいのだが、一個辺りの大きさは今とは比べ物にならないくらい大きいので、意外とノイズは少ない。
また、電池持ちも良くなく、単三4本でこの大きさというのは今から考えれば、お化けみたいに大きいと言ってしまいたくなるほどである。

しかし、私自身このカメラで、デジタルの「いろは」を勉強させてもらったし、いろいろ気軽に写真を撮ることも覚えた。このカメラのおかげで「デジタルは気軽に撮れて面白い」と思えるようになったのである。
このカメラを購入して4年半。いまだ現役。おかあさんのオークション用のカメラとして使っている。単純だから壊れにくいのか。いまだ一度も修理に出した事がない。
もちろん、修理に出すようなら退役することになるだろうが・・・

次回は、このカメラで撮った写真と、その時のお話を・・・