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ちぃぱぱの”かめらおぶすきゅら”

わたくし”ちぃぱぱ”のカメラ放談です。
言いっ放しです。独断です。偏見です。ご容赦ください。

普及型デジタル一眼レフのまとめ

2004-11-26 | デジタルカメラ新製品
この秋までに、各社からデジタル一眼レフが出揃った。
そのうち、コニカミノルタ、コンタックスを除く各社は、10万円前後の普及型のデジタル一眼レフがをラインナップしている。

そこで、この普及型一眼レフのまとめを簡単にしていきたい。

キヤノン EOS-Kissデジタル
昨年の秋に発売された、普及型のパイオニアである。
600万画素のCMOSセンサーで、中級機のEOS-10Dと同じもので、画質的にはまったく問題ない。
ただ、機能を制限しており、連写は、このクラスとしては、もっとも遅くなってしまった。
また、大きさも小さい・・・とは言えなくなってきている。
デジタルの世界では、一年という時間は凄く長いものなのだ。
もはや、古くなって来ているのには間違いない。
また、CMOSのため、起動時間が長いという欠点もある。
ただ、オートフォーカス(AF)は早く、ピント合わせにイライラすることはない。
レンズも豊富で、いろいろできるカメラである事。
まさしく入門用カメラであり、ちょっと写真を覚えれば、不満も出てくる感じである。
特に連写関係であるが、風景を主とするならば、全く問題ない。
しかし、このカメラがなければ、今の状態はないわけで、記念碑的なカメラである事には間違いない。

ニコン D70
今年の春の新製品。かなりkissを意識した価格設定をしている。
kissよりは若干高い価格だが、その分性能をアップしてきている。
600万画素のCCD採用で、起動時間は早く、またメモリーも大きなものを積んでいるのか、
連写は早い。256MBのJPGでなら、最高144コマまで連写できる。
スポーツを撮るための安価なデジタル一眼と考えるなら、これがベストだと思われる。
レンズも豊富だが、超音波モーター型のレンズは高価である。
ただ、しっかりとした造りを優先させたせいか、kissよりは重く大きい。
この辺りがニコンらしいという感じである。
そして、レリーズは使えず、リモコンで対応という形。
打ち上げ花火は難しいだろう。

なお、この上記2機種はペンタ部分はミラーを使っており、ファインダーは小さくて見にくい傾向にある。

ペンタックス *istDS
秋の新製品。600万画素CCD。起動も早く、きびきびした動き。
ペンタ部分はガラスで、ファインダーは大きく見やすい。
単三電池4本駆動は賛否の分かれるところ。
他に比べると、電池の持ちは良くない。
SDカードというのも、同じである。コンパクトフラッシュよりもちょっと割高だ。
しかしその分、小さく軽い。
開発の意図は読み取れる
「kissより小さく、kissより軽い、kissより連写が利く、kissより見やすい、kissより安い」
だ。
連写は2.5コマ/秒で8コマまで出来る。D70には及ばない。
でも、レリーズが使えるのはD70にはない機能だ。
造りもkiss程度にはあり、D70よりは劣る感じ。
しかし価格を考えると、良く出来たカメラである。
やはり、後出しがいいのを造ってくるようである。
ただ、レンズのバリエーションが少ない。
この辺りのユーザーには関係ないかもしれない。
また、AFもペンタックス独特の感触が残っている。
動態予測のAFはスポーツモードのみ。

オリンパス E300
オリンパスは「ゴーイング・マイ・ウェイ」だ。
もちろん他社も気になっているが、新しい規格「フォーサーズ」の普及が一番気になる様子。
これも、kissなどの対抗馬というより、E-1の廉価バージョンを造ろう、といった感じが強い。
800万画素のCCDはこのクラス最高の解像力を発揮している。
防滴機能はなくなったが、ダストリダクションは搭載。
これで、他社に迫ろうという勢いである。
実際、ダストリダクションは大きな武器になるし、これが目的でE-1を買った人も多くいる。
AFは動態予測の切り替えが可能。但し、メニュー画面からとなる。
ファインダーは見やすいとは言えないが、見にくくもない。

と言う事で、何がいいのか?
なのであるが、私自身の独断で言うなら、ペンタックス*istDSである。
私が撮るものは主に風景、花、子供、イベントである。時折スポーツなども入る。
ムチャクチャ高価なレンズを揃える気もないし、できるだけコンパクトにまとめる。という感じであれば、これがベターなチョイスかな?と。
動き物は見やすいファインダーなのだからマニュアルでもいけるだろう。

スポーツ中心ならD70で決まりだろうし、
風景中心、たまに子供なんかであれば、kissでも充分だ。
もちろんE300でも不満はないだろう。

あとは、使う人の目的で、ベストは変わってくる。
だから、じっくりと選んで欲しいのであるが、
じっくりしすぎると、次のが出ちゃいます。ご注意を。

なお、目的がはっきりしていない人は、どれを選んでも良いと思います。
ブランドでもいいし、レンズがあるから、周りが言うから・・・でもいいでしょう。

とにかく、納得して手に入れることが大事です。

新製品カメラ オリンパス E300 (デジタル)

2004-11-24 | デジタルカメラ新製品
800万画素 フォーサーズシステム一眼レフ

E-1に続くフォーサーズシステムの一眼レフ。

12月の初旬に発売になる新製品。
オリンパスの目玉のカメラ。
ちょっと勉強会があったので、触ることが出来た。

今回のE300は防滴機能はなし。お気軽に遊べる一眼レフ。

でも、中身はしっかりとしている。
フォルムは、ペンタ部がない、独特なフォルム。

数年前にあった、某社のAPS一眼レフのよう。
大きさも、それに近い。
ただ、外装は高級感を出していて、重さも大きさの割にはずっしりと来る。
コンパクトさが売りのはずだが、ちょっと四角いゴツイ感じは
あまり、コンパクトには見えない。
でも、*istDSよりは小さいのだが・・・。

ミラーは普通のものとは違い、横向きに動く。それをミラーで反射させてファインダーへ。
機構的には、往年の名機「ペンF」を髣髴とさせるものだ。

シャッターを押した感じは、ちょっと重いかな?
でも、これぐらいの方が「撮った」って感じはする。

画質に関しては、800万画素で、ピッチもAPSサイズには劣るものの
かなり大きめで、ノイズも少なく、いい感じである。室内でしか撮っていないが
オートホワイトバランスも、うまく作動していた。
また、デジタル専用設計のレンズは、画面の端までシャープさを失わない。

最大の特徴は、E-1にも搭載されている「ダストリダクションシステム」
受光素子の前のフィルターに付着してしまう塵を落としてしまう、という優れもの。
これは、他のメーカーの一眼レフにはない、大きなアドバンテージである。
このシステムを完成させるのに時間がかかり、
オリンパスはデジタル一眼を出すのが遅くなったくらいなのである。

背面の液晶は程ほどの大きさであるが、斜めからでもはっきり見える液晶。
これは凄い。
一眼レフなので、液晶を見ながらの撮影は不可能であるが、
再生画面が、2人でも確認しやすいのはとてもいいのである。

連写は高画質SHQモードで4コマ。連写速度は2.5コマ/秒くらいか?
この辺りの数字は、ファームで変わるそうなので、今のところ実測はしていないらしい。
運動会や野球の撮影なら、これくらいあれば大丈夫だろう・・・といった感じである。
まあ、実際に連写性能が写真の出来を左右するシーンは殆どないのではあるが、
子供と公園に行って、子供を撮る時にどうだろうか?
このままでは、少し苛ついてしまうことはあるかも。

ケーブルレリーズは基本的には付かない。別売のリモコンでの対応となる。
ただこれも別売のバッテリーパックにはレリーズ端子が付いているので
そちらを付けて・・・ならできるそうである。

シーンプログラムは、主だったものはダイヤルから直接に選べ、
あまり使用頻度のないものはダイヤルの「シーン」からメニュー画面から
呼び出すというもの。
プログラムモードでは、プログラムシフトも可能で、
どちらかというと、中級者を対象としているかのようなインターフェイスである。

オリンパスの話によると、やはりターゲットは初級者から中級者だそうで
その方たちに、気軽に一眼レフを楽しんで欲しいとのことである。

レンズは他の一眼レフと比べて小さく、望遠レンズも驚くほどコンパクト。
システムとしての体積はかなり小さくなる。
小さく本格的に・・・と考えている人には、いいシステムである。
また、ダストリダクションも、一眼レフの大きな欠点を補ういいシステム。

これで、レンズ付きで10万円前後。
デジタル一眼も買いやすくなったものである。



新製品カメラ ペンタックス *istDS そのニ (デジタル)

2004-11-22 | デジタルカメラ新製品
今朝、*istDSを持ち出してみた。
昨日の夜、デモ機を借りて、今朝返すという事で。

朝、いつもより早く家を出て、近所をウロウロ・・・
このカメラは、軽いからお散歩などにピッタリである。

レンズは、キットとして付いている18-55mm。まあ、安手の標準レンズである。
しかし、これも軽いから、こういうカメラにはピッタリである。

同時に持ち出した、アルファ7Dとは性格がずいぶん違う。

近所の美術館の通りにある、電話ボックスや、彫刻などを撮り歩きながら
次々とシャッターを切る。

朝の光がずいぶん眩しい。

車に乗り込んで、今度は日本平まで。

霞の中の富士を収める。

ここでも、フットワークの良いカメラは活躍である。
ちょっと足元の悪いところでも、スッと入っていける。

いくつか撮ってから仕事へ。

仕事場のインクジェットプリンターでA4サイズで出力。
ノイズも出ていないし、階調も豊か。
ボケが固いのはレンズのせいだろう。

色はプリンターにもよるので、なんともいえないが
少し赤がきつく出るようで
温かみのある色である。
だからといって、真っ赤になるとかそういう事はない。

ほんのりと、温かみのある色である。

風景よりも、人物などに適した、色使い。そんな印象を覚えた。

16分割という測光方式も、測光のぶれはほとんどなく、適正な露出が得られた。

早い動きものなどは、きつそうな印象を受けたが、
子供の運動会くらいなどは、全く問題はないだろう。

ファインダーも見やすいし、小気味よく動いてくれるし・・・

自分の中では、かなり高評価の普及クラスの一眼デジタルである。

新製品カメラ ペンタックス *istDS その一 (デジタル)

2004-11-18 | デジタルカメラ新製品
600万画素APSサイズCCD レンズ交換式一眼レフ

本日入荷。
早速、触ってみた。
小さい。軽い。ファインダー見やすい。
まさしくペンタックスのカメラである。

こうなると、欲が出てくる。
「もっと小さく出来ないのだろうか?MZシリーズみたいに・・・」

このカメラは、先日触ったアルファ7Dとは、正反対の性格の持ち主なのだ。

チョコチョコ触ってみた。
ダイヤルはレンズを向こうにして左側。初心者モードの「オートピクチャープログラム」はもちろん搭載されている。
オートピクチャーの上側には初心者向け、下側は上級者向けのモード設定。
このあたりは、*istDと変わらない、使いやすそうなインターフェイス。

初心者は緑の「にこちゃんマーク」のオートピクチャープログラムにあわせておけばよい。
あとはカメラがやってくれる。
また、いろいろ、使いたい人は、各種モードを使えばよい。

このカメラを持ったら、何を撮ろうか・・・と考えてみた。
やっぱり「お散歩のお供」が一番似合うだろう。
ハイキングや、街中をぶらついたり・・・子供と公園や、動物園や遊園地に遊びに行った時・・・
そういうところで、気軽にオートで、または絞り優先くらいで、楽しみたいカメラなのである。

スペック的には、凄いところがない。
反対に、1/4000秒の最高シャッター速度は、遅いくらいである。
でも、フィルムのEOSkissや、ニコンUなどは1/2000しかない。
必要にして充分だろう。
液晶モニターは2.0型。普通の大きさである。

しかし、手は抜いていない。ペンタプリズムはガラス製で、なおかつ倍率も高く見やすい。
メインスイッチの場所になる「絞込みレバー」は非常に使いやすそうだ。

小型化するためか、CFカードではなく、SDカードを採用している。
これには賛否あるだろうが、おそらく今のコンパクトデジタルカメラのユーザー層はSDが多いから、
そこの取り込みを狙っているのだろう。
SDだからダメ。というのは、いわゆるヘビーユーザーの言葉ではないだろうか?
SDは確かにCFよりは高価ではあるが、現在の普及具合からすると妥当とも思える。
それに1GBも出てきたし、充分ライトヘビーなユーザーにも対応できるだろう。

いわゆる「スペックおたく」には殆ど見向きもされないものだろうが、
ここがこのカメラの魅力なのである。

キャッチコピーは「エンジョイ」楽しんで・・・という事である。
気軽に、楽しく、難しいことは抜きにして撮りたいカメラなのだ。

それに、価格もお安く設定してある。

これにシグマの18-135mmを一本付けて、子供と遊びに行ったら、凄く楽しいだろうな・・・
と思えるカメラである。



懐かしのカメラ ミノルタSR-7

2004-11-13 | フィルムカメラ
1962年発売 35mmマニュアルフォーカス一眼レフカメラ

1962年、昭和37年発売の一眼レフカメラである。
東京オリンピックの2年前。
この年のプロ野球セ・リーグの優勝は阪神タイガースであった。
もちろん私などは生まれてもいない。

でも、今私の手元にあるのである。
親父が使っていたとか、そういう事ではなく、タダ単に中古で入手しただけなのであるが・・・。

このカメラ、完全にマニュアルである。
ピントはもちろん、露出も完全に手動なのである。
はっきり言えば「失敗しやすい」カメラなのである。

でも、とりあえずではあるが、露出計付き。
それも、cdsタイプで、受光部は向かって右上にチョコンと着いている。
今は、あたりまえの「TTL」ではもちろんない。
だからファインダーで確認するものではなく、カメラ上部のメーターを読むという
これも、失敗しやすいものなのだ。

外観は小さく、小型ではあるが、それは金属の塊で、重さは大体1kgくらいある。

レンズをつければ、ゆうに1kgを越える。
これは、先ごろ発売された、ニコンの最高級機「F6」をも凌ぐ重さである。

昔の人は、これでバンバン写真を撮っていたのだ。

私は、これを「勉強用」に買った。露出とか、ピントとかの基本を学ぶためである。

レンズマウント部の絞りを設定し、カメラ上部のダイヤルでシャッター速度をセット。
最高シャッター速度は1/1000秒であるから、フィルムはISO100しか使えない。
カメラ背面にはフィルム感度のドイツの規格「DIN」との互換表がついてある。
これも、時代なのである。

ちょっと重い巻き上げノブで、フィルムを巻き上げ、シャッターをチャージ。
布製の横走り式のシャッターだから、小刻みな巻き上げも可能。

じっくりとファインダーを覗きピントを合わせる。
一見ザラザラしたマットは暗いが、ピントは非常に見やすい。

これまた重いシャッターボタンをゆっくりと押し込んで撮影終了。

今のカメラと比べたら、非常にやることが多い
今は、この時代に人がやっていたこの一連の作業をカメラがやってくれるのだ。
単に人力から機械式、そして電子式と、駆動力が変わったに過ぎない。

たまに、これを持ち出して、シャッターを切ると、デジタルの今の時代に忘れているようなものを、ちょっとだけでも思い出すのではないだろうか。

この国がまさに「日出国」であった時代のカメラである。

新製品カメラ コニカミノルタ アルファ7デジタル そのニ (デジタル)

2004-11-06 | デジタルカメラ新製品
今日も、忙しかったが、暇を見つけてはアルファのデモ機を触ってみた。

メインスイッチを入れて、ファインダーを覗くと、やはりミノルタ。
ファインダーはかなり見やすい。明るくて、かつ、ピントが見やすいのは、これはミノルタならではの技術なのだ。

露出補正ダイヤルやモードダイヤル、また露出パターンのスイッチ、十字キーは今までどおりの位置に、そして、モードダイヤルの右側にはホワイトバランスの切り替えスイッチ。そして背面右下に「アンチシェイク」のON-OFFのスイッチ・・・。
「一機能一スイッチ」の基本がしっかりとなされている。

しかし、アイスタートが省略されてしまったのは、もったいない気がした。

でも、今回一番気になる機能はなんと言っても、CCD面を動かして制御する手ぶれ補正機能「アンチシェイク(AC)」である。

望遠・マクロ撮影の時にかなりの威力を発揮すると聞いているが、どうなんだろう?

という事で、試してみた。100mmマクロを着けて、造花ではあるが、秋らしく紅葉があったのでそれを撮影してみた。もちろん手持ち。AFは使わずに、MFにて撮影。

室内での撮影なので、気をつけていても手ぶれは避けられない状態だったのであるが・・・

結果・・・こいつは凄い。AC無しで5コマ、ACありで3コマ撮ったが、AC無しは全部にブレがあったものの、ACありは2コマが殆どぶれのない状態で撮れたのである。

とりあえず、その画像の一部を縮小し、文字を入れてアップしてみたが、これだけでもかなりの差が出ている事は、一目瞭然なのである。

色の出方も、触った限りではあるが、素直な発色。

アルファフアンならずとも、一度触って欲しいカメラである。

シャッター音の大きさはもうちょっとどうにかして欲しいのではあるが、キヤノンのEOS20Dにも負けないカメラに仕上がっているようである。

まあ、「勝たせてもらった・・・」かは、わからないけれど・・・。

かなり期待できるデジタル一眼である。
これで、9やスウィートのデジタルバージョンも出てくるのだろうか?そうなれば、デジタル一眼にも、選ぶ楽しさが出てくるような気がするのだが。


新製品カメラ コニカミノルタ アルファ7デジタル その一 (デジタル)

2004-11-05 | デジタルカメラ新製品
600万画素 ミノルタアルファマウント レンズ交換式一眼レフ

欲しいデジタルカメラだ。でも買えないけど・・・。198,000円だもん。ボーナスが今の倍なら買えるんだけどね・・・。

本日デモ機到着。はじめて触った・・・。
アルファ7デジタル。アルファフアンには待ちに待ったデジタル一眼レフの登場だ。

私が触ったのは製品前の試作機に近いものだが、製品版とほぼ同じ状態だという。

でも、外観、かなりヘタっている。かなり触られたな、これは。

実際に持ってみる。うん。重くない。着いているレンズが、なぜか24mmの単焦点だからか、重く感じない。

ダイヤル部など細部もフィルム版アルファ7と同じ部品を使っているようで、操作はフィルムのそれと変わらない。

背面の液晶部は大きく見やすい。液晶右下には手ぶれ補正機能のアンチシェイクのスイッチがある。

ミノルタの手ぶれ補正はCCD面そのものを動かすタイプだから、今までのアルファレンズ全てにおいて「手ぶれ補正機能」が使えるのである。

望遠やマクロ撮影の時に大きな見方になってくれるに違いない。

ちょっと重いシャッターを切ってみると、その音はちょっと甲高く大きい。全くフィルム版のそれと同じ感触なのである。

この辺りも嬉しい感じである。

今日は忙しくて少ししか触れず、また、個人のCFの持ち合わせもなかったので、データーまでは持ち帰れなかったが、明日暇な時間を見つけて、いろいろチェックしてみよう。

懐かしのカメラ フジ ファインピクス1200 そのニ (デジタル)

2004-11-02 | デジタルカメラ廃盤
2000年の6月。初夏の京都の山奥、美山町に出かけた。

とても、天気が良くて爽やかで、ドライブしていても気持ちのいい日だった。梅雨の前の初夏の陽気である。

美山町は「茅葺の里」として知られ、多くの観光客が来るところである。

もちろんカメラマンも多く、きたむらにある、食堂などは、カメラ談義(写真談義ではない)に花を咲かせる御老人が居座っている事も多い。

白川郷などもそうなのであるが、こういう文化財は、実際に人が住んではじめて維持されるものであり、人が住まなくなれば荒れ果ててしまう。

という事は、こういう文化財には人が住んでいるのである。

僕は、人の住まいにどうもレンズを向けるのが苦手なのだ。

生活を覗き見しているような気がして、どうも気が引けてしまう・・・。僕が人物スナップを苦手としているのにはそういう性格が災いしているのだと思う。

このカメラは、デジタルカメラの「写るんです」と同じだ。と思えば、まだ気は楽になる。一眼レフや、中判カメラのように仰々しくない。本当、今のケータイカメラと同じ感覚にしてくれるのである。

これで、だいぶ救われた気になる。覗き見してるのではなく、「ちょっと記念写真でも・・・」という気軽な気分にしてくれるのである。

それでも・・・他人様などを大きく撮るのは、やっぱり気がひけるのであるが・・・

道端に座って、初夏の風景を描いている初老の男性がいた。自分も風景を撮る感じで、その男性をフレームインして撮って見た。