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ちぃぱぱの”かめらおぶすきゅら”

わたくし”ちぃぱぱ”のカメラ放談です。
言いっ放しです。独断です。偏見です。ご容赦ください。

懐かしのカメラ キヤノン EOS-5 その弐

2005-06-22 | フィルムカメラ
最初に付いていたレンズは28-105mmの純正レンズ。
これでは、運動会は撮れませんから望遠レンズも手に入れました。

そのときはまだ、これをメインに使う気はほとんどなかったので
「使えそうな」ジャンクモドキの望遠ズームを二束三文の値段で入手。
75-300。Kissのダブルズームなどにも採用されている「お手軽ズーム」です。

メインで使う気がなかったのは、ファインダー。ここのためです。
実際メインで使っている、ミノルタのα-507のファンダーは素晴らしく
いくら高性能でもメインにする感じではなかったから。

さて、テスト撮影。もちろん運動会(といっても幼稚園なんですが)を想定して
動き物で撮影しました。
具体的には、走っている自転車を撮影です。これでうまくいけば、本番は間違いありません。

結果、間違いなかった・・・

当たり前といえばそうですが、動態予測の早さ、USMレンズのピント合わせの早さ、
これらは、α-507の比ではありません。
ファインダーはちょっと・・・ですけど。

運動会当日、かなり活躍してくれました。
モードはほとんど「Av」でシャッター速度が1/500~1/2000くらいになるように絞りを設定。
ドライブは連写の"H"。AFはAiサーボ(動態予測)。
これでOKでした。

その後SLの撮影など「動き物専用」カメラとして活躍してくれています。
風景を撮ったり、マニュアルでピント合わせ・・・はもちろんαです。

今年の運動会でも、活躍してくれました。
とりあえず、デジタル一眼E-300と2台体制で行きましたが
ここぞ・・・と言う時にはEOS-5で撮りました。

E-300のほうは、連写が遅く撮れる枚数も少ない(4コマ)ですので
まだまだ、このEOS-5は活躍してくれそうです。

このこのカメラの実質的後継機EOS-3がありますが
あの大きさで、ちょっと躊躇してしまいます。

EFレンズのちょっと良いのが欲しいな・・・と思うこの頃です。
100-300の中古でも漁ろうかな・・・。

写真はとりあえず4コマをくっつけていますが、
実際はこの間は連写で13コマあります。

普及機のデジタル一眼ではなかなかここまではいかないです。
D70くらいかな?

でも、D70にしてもE-300にしても、ファインダーはもっと悪いから・・・。

久しぶり?フィルムカメラの実力を感じ取りました。
まあ、普及機と上級機を比べるのもなんなんですけど・・・

中古とはいえ、1万円台で手に入ります。
動き物専用機としては凄くいいかも・・・しれません。・・・(続く)


懐かしのカメラ キヤノンEOS-5 その壱

2005-06-22 | フィルムカメラ
1992年11月発売 35mmAF一眼レフ

史上初!目で見た測距点にピントが合う「視線入力システム」搭載のAF一眼レフ
2000年まで約8年間生産されたロングセラーモデルでもある。

視線入力という技術はこのときまだ完成というわけにはいかず
「思ったところにピントがこない」「縦位置では使えない」という欠点もまだ多かった。

しかし、上級機としての基本性能はしっかりしており、視線入力を外しても
実にしっかりとしたカメラなのである。

1/8000秒の高速シャッター、最高5コマ/秒の連写性能
AFモードの切り替えはもちろん可能。

今現在でも、全く遜色のない機能、性能なのである。

もちろん、トラブルもある。
カメラ上部のモードダイヤル。これのトラブル。
いきなり回らなくなるくらい固くなったり、逆に全く利かなくなってクルクルまわったり・・・

ある程度使っているとそういう感じになりやすい。
どうやら、部品の経年劣化によるものらしい。
また、シャッター幕にゴムがくっついて、シャッターが開かなくなるトラブルも多い
これは10年以上経ったEOSシリーズ全般に見られる傾向である。
また、グリップ部分がべたついてくるのも特徴。
中古で買う際は要チェックの部分である。

さて、このカメラ、2004年にもちろん中古で購入した。
価格は10000円程・・・

娘の運動会用に購入である。
上記のうちグリップのべたつきはあったものの、その他は大丈夫だったので購入に踏み切った。

実際に使ってみるとこれが非常に使いやすいのである・・・(続く)

コンパクトスナップカメラの最高峰 コンタックスT3

2005-04-24 | フィルムカメラ
35mm高級コンパクトカメラ 2001年3月発売、2005年3月生産終了

高級コンパクト・・・そのカテゴリーを確立した
コンタックスT。その3代目である。

レンズはカールツアイスT*ゾナー35mmf2.8。
チタンボディに硬質ガラスのファインダー。
さらに、多結晶サファイアのシャッターボタン。
その描写力にも、外観にも高級感を出した。
まさに「高級コンパクト」である。
ボディは先代のT2よりも一回り小さくなって、
操作系の見直しもされた。
また最短撮影距離が短くなり、使いやすくなった。

難点は電池蓋。すぐに傷がつく・・・
あと、滑りやすいボディ。ストラップは確実に手首に巻きつける必要がある。

何度か使う機会があったが、それは持っているだけで撮影意欲が沸くというもの。
こういう気分の高まりもカメラには必要である。
特に趣味のカメラは。

リバーサルフィルムで撮っても、あまり偏らない露出。
そして、T*レンズの発色、階調。
黒つぶれは本当限界まで、白とびも同様・・・
いまのデジタルカメラでは全く想像もつかないような
豊かな階調である。

データバック(日付機能付き裏蓋)は別売。
日付機能は作品作りには不要なのだ。

35mmレンズの画角は、非常に使いやすい。
狭からず広からず・・・。非常に自然に撮れる。
街の色、自然の色・・・あらゆる色、シーンを切り取りたくなる。
そういうカメラである。

中古でもいいから是非、手に入れたいカメラである。

でも・・・買えないんだろうな・・・
T3は欲しいカメラとして、いつもリストアップされていたが
他のレンズとかで後回しにされ続けていたから・・・
非常に残念。縁があれば中古で手に入れることになるだろう。

コンタックス事業を京セラは停止することを発表して以来
このカメラの問い合わせも非常に多くなっているのだが・・・
メーカーでは底払いしてしまっている。
あとは流通在庫を残すのみとなってしまった。

懐かしのカメラ ミノルタ アルファ507si その参

2005-02-22 | フィルムカメラ
スポーツは苦手・・・。
これはスペックから見るとそう感じることかもしれない。

実際、私も子供の運動会などはEOS-5で撮っているのだが・・・

では、このカメラ、本当にスポーツは苦手なのだろうか?

答えは、自分の感じる限りYESでもありNOでもある。

YESの理由。
まず、AFが遅いから突発的な事に対応してくれないことがある。
連写が遅いから、大事なシーンを逃すことがあった。

NOの理由。
そのスポーツをしっかり勉強すれば、きっちり対応できる。
これで、スポーツを撮れないのは撮影者の勉強不足とどんな状況でも対応できるだけの準備不足である。

と言う事・・・は・・・

スポーツはどんなカメラでもレンズのチョイスを間違えなければなんとでもなるのかも??
という結論に達しました。

でも、運動会は当日でないどうなるかわからないし、いろいろ気遣うこともあるので
道具に頼ることになるのですが・・・

2000年の正月。実家に帰った時に近所の花園ラグビー場で高校ラグビーを観戦しました。

もちろんこのカメラを持って・・・

カメラ側の失敗は1カットも無かったです。

きっちり撮れました。構図やタイミングは自己責任ですが・・・

懐かしのカメラ ミノルタ アルファ507si その弐

2005-02-12 | フィルムカメラ
このカメラはすこぶる使い勝手が良い。
特にファインダー。この見えは上級機にさえ劣らないものだ。
ムチャクチャ明るくはないけれども、
ピントの山がしっかりとつかめるマット面。
現在のAF一眼レフではそうそうあるものではない。

これでマニュアルフォーカスがしやすく、特にマクロ撮影などではかなり重宝するのである。
マクロ撮影だから、動きの遅さなどは、全く感じない。

また、この頃のミノルタでは珍しくMF状態で電源を切っても、
次に電源を入れたときにその状態が保持されているのである。
この頃のミノルタは電源を切ったら自動的にAFに戻ってしまっていたのだ。

このカメラ。かなり当時のミノルタとしては実験的なカメラであったのだが
それが良い結果であった事は、今の主力機を見れば、明らかである。


懐かしのカメラ ミノルタ アルファ507si その壱

2005-02-11 | フィルムカメラ
発売年月 1995年02月 

このカメラ、写真のいろはを教えてくれたカメラある。
1997年に購入。
非常に使いやすいカメラ。
ダイヤル操作で、いまカメラがどんな状況なのか一目で把握できる。
外装はプラスチックでお世辞にも「高級感がある」とはいえないが、この重厚なデザインでチープさはない。

これぞ「AF一眼レフ」とも言うべきデザイン。
それまでのミノルタの「近未来的デザイン」とは全く違うのである。

この操作系はのちのアルファ7やアルファ7デジタルに継承されていることからもわかるように、非常に合理的といえるものなのだ。

ファインダーはとても見やすい。上級機であった807よりも明るくて、ピントも見やすく、マニュアルのピント合わせも、難なくこなせてしまう。

ただ、AFは遅いと言わざるをえないし、当時の中級機としても、2コマ/秒の連写は遅い方である。音も大きい。

でも、このカメラ・・・「さあ撮るぞ」と言う気分にさせてくれる。

このカメラで何本のフィルムを消費しただろうか・・・

季節の風景、花、スポーツ、友人の結婚式、家族・・・

ここ数年の出来事をこのカメラは捕らえてくれている。

もちろん今なお現役。昨年オーバーホールにも出したし・・・

子供の運動会などは、昨年入手したEOS-5に任されてしまっているが、風景や花などじっくり撮りたいときはいまだにこのカメラでないと、ちょっと気分が乗らないくらいである。

いざと言う時にこいつは欠かせない存在なのだ・・・

コンタックス消滅・・・

2005-02-04 | フィルムカメラ
こちら見ていただくとわかるのだが、コンタックスの35mmシステムが大幅に縮小された。
コンタックスのMMシステムは完全になくなったわけである。
もうカメラ本体は全て「生産完了」である。

これも、時代の流れなのか・・・。もはや、MMのカールツアイスレンズを使えるカメラ本体は新品では手に入らないのである。
このあとは、レンズが徐々になくなっていくことは目に見えている。

これも時代の流れなのだろうな・・・

いつかはコンタックス・・・って思っていたのだが・・・

デジタルの波にのまれて、一つのシステムが消えていきます・・・

懐かしのカメラ ミノルタ カピオス25

2005-01-25 | フィルムカメラ
35mmフィルムコンパクト 28-70mm2.5倍ズーム 1995年3月発売

なかなか秀逸なカメラだった。
ちょっと大きめの曲線デザイン。「まんぼう」のよう。と比喩されたことも・・・。
2.5倍ズームは、当時としてもそう大きくはなかったが、
28mmというワイドな画角が得られるので、記念写真には重宝する。

そして、これの大きな特徴はレンズ。
スペック的には、たいした事がないのであるが、両面非球面レンズ2枚を使っているせいか、
コンパクトとは思えない描写力だった。

一眼レフ用の高倍率ズームよりも、良い写りのするコンパクト。

手に入れたのは中古でであったが、よく使わせていただいた。

近所に子供と遊びに行く時などは、欠かさずである。

あと、コンパクトなので、嫁さんもよく使っていた。

逆光にはちょっと弱いところもあったが、それ以外はおおむね満足。
なんたって、写りがいいのだから・・・

難点は壊れやすかった事。
修理の確率は高い方だったと記憶している。

例に漏れず、電気系トラブルで故障してしまって、そのままお蔵入り・・・
修理にも出さずに、そのままである。

これに変わるコンパクトを探しては見たものの・・・
どうにも、見つからない。
修理できなくなる前に、修理に出そうかどうか・・・迷っている。

デジタルに取って代わられてるところも大いにあるのだが、
うちの嫁さんはまだまだフィルムの方が、好きなようで、
これに変わる「安いコンパクト」を探しているのだが・・・
これからじゃあ・・・無理でしょうね。



インスタントカメラ 富士フィルム インスタックスミニ50 チェキ

2004-12-01 | フィルムカメラ
街はもうクリスマス一色。
イルミネーションにお店のディスプレイ。

そして、クリスマスといえば、パーティーにプレゼント・・・

そういうシーンにピッタリなのが、インスタントカメラのチェキである。

それまでは業務用などのイメージで語られていたインスタントカメラを
一気にパーティーグッズに変えてしまった立役者である。

定期入れに入るカードサイズの写真。
インスタントにしては安いフィルム。
何か書き込むのに丁度よい余白。
気軽に楽しむ要件が揃っているわけである。

1997年の年末に初代インスタックスミニ10が出たときは、商品の供給が需要に追いつかずに
なんと半年待ち!!と言う状況でもあったが、いまや定番のものになっている。

これも、順次改良が加えられ、3代目になる。
そのほか、廉価バージョンなど、バリエーションもある。
これの特徴は2枚連続のセルフタイマー。
ツーショットにはぴったりなのだ。
セルフタイマー付きだから、もちろん三脚穴も付いている。
そして、インテリジェントフラッシュ。
フラッシュの光量を制御して、白とびを少なくし、かつ背景まで写しこむというものである。
なお、これらの機能は廉価バージョンにはないものである。

また、これの上位機種インスタックスミニ55もある。
違いは、40cmまで寄れる接写レンズ(通常は60cmが最短撮影距離)が付属するのと前面がブルーに光ることの違いのみである。

それに、フィルムもキャラクターものが充実していて
ディズニーやら、ハローキティ、ドラえもんなどなど・・・
撮るのが楽しくなってくるのだ。

画質は・・・
これにそういうものを求めるというのが無粋というものである。
楽しい思い出がそこに収まり、すぐに見れて、ワイワイがやがや・・・
これが本当の楽しみ方であろう。

かくいう私も、つい最近このカメラを手に入れた。
結婚式の二次会用にだ。
もちろん大活躍してくれたし、うちでも楽しく利用している。

これで、娘のちぃちゃんを撮ると、ちぃちゃんも大喜びなのだ。
ちぃちゃんとのツーショットも楽しいし。
ちょっと空いた時間に取り出して、4歳の娘とこれで遊んでいるのである。
若いコがいろいろ友達や彼氏彼女とこれで遊ぶのもよくわかるというものだ。
プリクラ感覚で撮るんだろうな、きっと。
でも、こういう楽しみ方が、本来の写真の楽しみなのかもしれない。
それを実感させてくれるのだ。

肩の力を抜いた、普段着の楽しい時間を捉える、意外と素敵なカメラである。

もちろん、この時期クリスマスプレゼントにもピッタリである。

懐かしのカメラ ミノルタSR-7

2004-11-13 | フィルムカメラ
1962年発売 35mmマニュアルフォーカス一眼レフカメラ

1962年、昭和37年発売の一眼レフカメラである。
東京オリンピックの2年前。
この年のプロ野球セ・リーグの優勝は阪神タイガースであった。
もちろん私などは生まれてもいない。

でも、今私の手元にあるのである。
親父が使っていたとか、そういう事ではなく、タダ単に中古で入手しただけなのであるが・・・。

このカメラ、完全にマニュアルである。
ピントはもちろん、露出も完全に手動なのである。
はっきり言えば「失敗しやすい」カメラなのである。

でも、とりあえずではあるが、露出計付き。
それも、cdsタイプで、受光部は向かって右上にチョコンと着いている。
今は、あたりまえの「TTL」ではもちろんない。
だからファインダーで確認するものではなく、カメラ上部のメーターを読むという
これも、失敗しやすいものなのだ。

外観は小さく、小型ではあるが、それは金属の塊で、重さは大体1kgくらいある。

レンズをつければ、ゆうに1kgを越える。
これは、先ごろ発売された、ニコンの最高級機「F6」をも凌ぐ重さである。

昔の人は、これでバンバン写真を撮っていたのだ。

私は、これを「勉強用」に買った。露出とか、ピントとかの基本を学ぶためである。

レンズマウント部の絞りを設定し、カメラ上部のダイヤルでシャッター速度をセット。
最高シャッター速度は1/1000秒であるから、フィルムはISO100しか使えない。
カメラ背面にはフィルム感度のドイツの規格「DIN」との互換表がついてある。
これも、時代なのである。

ちょっと重い巻き上げノブで、フィルムを巻き上げ、シャッターをチャージ。
布製の横走り式のシャッターだから、小刻みな巻き上げも可能。

じっくりとファインダーを覗きピントを合わせる。
一見ザラザラしたマットは暗いが、ピントは非常に見やすい。

これまた重いシャッターボタンをゆっくりと押し込んで撮影終了。

今のカメラと比べたら、非常にやることが多い
今は、この時代に人がやっていたこの一連の作業をカメラがやってくれるのだ。
単に人力から機械式、そして電子式と、駆動力が変わったに過ぎない。

たまに、これを持ち出して、シャッターを切ると、デジタルの今の時代に忘れているようなものを、ちょっとだけでも思い出すのではないだろうか。

この国がまさに「日出国」であった時代のカメラである。