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ちぃぱぱの”かめらおぶすきゅら”

わたくし”ちぃぱぱ”のカメラ放談です。
言いっ放しです。独断です。偏見です。ご容赦ください。

新製品カメラ オリンパス X‐3 その壱

2004-12-28 | デジタルカメラ新製品
600万画素3倍ズーム コンパクトデジタルカメラ

新製品・・・ではない。発売は2004年4月。
今年の春モデル。

買ってしまった・・・
理由は安いから。2万円台です。これ。
画素数が大きいから良い物ではないんだけど・・・
ノルマもあったし、今使ってるKD-400ももう一年以上フルに使っていたので・・・

先月購入したが、撮る機会に恵まれず、本日やっと散歩がてらに撮影してみた。

外観は無茶苦茶小さくはない。液晶は小さめ。
その分ホールドしやすい。カメラ上部には露出モードのダイヤル。
このクラスでマニュアル露出まで必要かどうかは撮影者次第。
フルオートしか使わない人には間違える元になる。
ステンレスの外装。今年の春はこの手の新製品が数多く出た。

起動はまあまあの早さ。遅くはないが、あの起動画面がなければ、もっと早くできたかな?
オートモードでは殆どがISO64に設定されてしまうようで、ちょっと日陰に入るだけでフラッシュを炊いてしまう。
これは600万画素でCCDのピッチが狭く、高感度にするとノイズが目立つため・・・とおもう。
プログラムモードに切り替えて、ISO100に固定して撮影を続けた。

個人的にはフラッシュのオートは好きではない。
フラッシュの使い方で、写真は凄く変わるからである。
だから殆ど発光禁止モードで撮り続けた。

レスポンスは標準レベル。無茶苦茶早い印象も遅い印象もない。
ただ600万画素。読み込みはちょっと遅いかな?
コンパクトにここまで求めるのが無理なのだろうか?

近所の彫刻や紅葉を撮ってみて、画像をチェック。

再生画面のズームアップは4倍までしかない。
これでは・・・きちんとピントが見れないじゃないか・・・
液晶そのものは見やすいんだけど、ここのあたりは何とかして欲しいところだ。

出来上がった画像はピッチの小さいCCDの割にはノイズは少ないかな?
絶対悪くはない。
色も、モニターで見る限りはきちんと出てるし・・・
この秋にはどこのメーカーも採用していない610万画素のCCDにしては
きっちりとした写真になっている。
これはレンズの性能も、画像処理エンジンの性能も高いことをうかがわせてくれる。
赤系のどぎつい色は撮っていないから、このあたりはどう出るのか。
今度はそのあたりも試してみよう。

凄くコンパクトではないし、露出モードもいろいろあるし・・・
多機能を詰め込みすぎているきらいもあるし・・・

初心者のカメラではなく、自分なりの設定を見つけて気軽にかばんの中に放り込んでおいてスナップする・・・そんな感じのカメラである。

新製品カメラ キヤノンIXYデジタル50

2004-12-17 | デジタルカメラ新製品
400万画素 3倍ズームコンパクトデジタルカメラ

小さくなって薄くなったIXYデジタル。
2004年10月発売。
このカメラ、APSで大ヒットした時と、デザインコンセプトは全く変わっていない。

徐々に小さく、薄くなってきているが、今回のこのモデルの投入で、かなり大胆な事をしてきたのである。

まずは大きくなった液晶。2.0型である。
今までのモデルは1.6型。液晶は小さいが、その分親指を置く所が出来て、しっかりと構えることが出来たのだが、今回はかなり大きめにしてきた。

でも、そう構えにくくなったわけではないというところが、このカメラの凄いところ。

きちんと親指を置くスペースが確保され、そこに親指を置く事によりしっかり構える事ができ、尚且つ操作系に不意に触れないようにしてある。

また、これは前からの継承ではあるが、液晶画面上に「今どこにピントが来ているか」を表示してくれる「九つの緑の四角」も、健在。
これが意外と気軽に撮る時に「便利なのだ」

映像処理エンジンは 「DIGIC II」搭載。ホワイトバランスが良くなっているようである。
このあたりは前との比較をしていないので、よくわからないが・・・

画質はコンパクトらしい、しっかりとした発色。ちょっと「きつい」感じもするが、このあたりは「万人向け」なので、仕方ないところ。
この手のカメラの性格からすれば、それで充分な感じである。

露出も全く問題ない。最近、外でこのカメラを持っていた家族連れから「撮って下さい」と頼まれ撮ってみたのだが、液晶モニターで見る限り、露出は「ズバリ」であった。

レスポンスもいいし・・・

このカメラ・・・いいかもしれない。

気軽なスタイリッシュコンパクトとしては今のところ申し分ないものだろう。
マニュアルでいろいろ遊ぶものではない。オートでパシャパシャ撮りたいカメラ。

デートカメラとして使いたいカメラである。

誰か、プレゼントで贈ってください(笑)

しかし・・何故に400万画素なのに50なのか?

キヤノンの営業さんの話によると
「IXY30があって・・・その次40(これは300万画素)。で、50なんです」
と言う事らしい・・・
それじゃあ、40を31とか35にして、これを40にすりゃあ良かったのに・・・

カメラ屋で買えないカメラ 学研「大人の科学」付録 ピンホールカメラ

2004-12-07 | その他
そのフォルムは昔のライカをモチーフとしているようである。
ノブ型のフィルム巻上げ。浮沈型のレンズのようなデザイン。
でも、プラスチックの塊の暗箱である。
学研の雑誌「大人の科学」の付録のピンホールカメラである。

この号の特集はもちろんピンホールカメラの魅力。
このカメラ、ピントはどこにも来ていない。
ある意味「どこにでも柔らかいピントらしいものは来ている」という感じ。

カメラそのものは完全に「玩具」である。
手回しの巻き上げノブ。とりあえず、コマごとに止まる設計にはなっている。
でも、現像すると、コマ間は非常に不規則である。
ネガカットが大変だ。
また、シャッターは手動で、動かすとカメラがぶれるのである。
とりあえず、素通しだが、ファインダーもある。これはあくまで「目安」である。
実際にその構図で撮れたかどうかは、現像してからのお楽しみなのだ。
また、このキットには印画紙と現像液まで付いていて、直接印画紙に露光し現像までできるのだ。
暗室の確保が必要なので、私はまだやっていないが・・・。

しかし、このピンホールカメラの原理。
これはカメラの原点なのだ。
世界初のカメラ「カメラオブスキュラ」はまさしく、ピンホールカメラであった。
後に、レンズが付いて像をシャープに結ぶ技術が出てきたわけである。

実際に今のカメラと比較しても、その構造の原理は一緒。
針穴がレンズになり、ピンとあわせをする。
シャッターは機械化され、後に電子化された。
巻き上げも、安定化し自動化した。
タダそれだけのことなのだ。

このカメラ、ピンホールだから、絞りは相当絞られている状態。
だから、シャッター速度はかなりゆっくりしたものになる。
ISO100のフィルムでの露光時間は晴れの屋外では2秒。室内では12分!である。

だからこそ撮れる写真もいっぱいあるのだ。
多重露光に柔らかい風景。夜の観覧車などは猛スピードで回っている様に写るだろう。

そういう、造る写真にドキドキしてしまうのである。

表紙にはこう書いてある「スローなカメラできました」

今の時期はとても忙しくてこいつを構ってはやれないが、時間があるとき、作りたいときに持ち出してもいいカメラである。

柔らかい独特の描写がギスギスした気持ちまで柔らかくしてくれるようである。

インスタントカメラ 富士フィルム インスタックスミニ50 チェキ

2004-12-01 | フィルムカメラ
街はもうクリスマス一色。
イルミネーションにお店のディスプレイ。

そして、クリスマスといえば、パーティーにプレゼント・・・

そういうシーンにピッタリなのが、インスタントカメラのチェキである。

それまでは業務用などのイメージで語られていたインスタントカメラを
一気にパーティーグッズに変えてしまった立役者である。

定期入れに入るカードサイズの写真。
インスタントにしては安いフィルム。
何か書き込むのに丁度よい余白。
気軽に楽しむ要件が揃っているわけである。

1997年の年末に初代インスタックスミニ10が出たときは、商品の供給が需要に追いつかずに
なんと半年待ち!!と言う状況でもあったが、いまや定番のものになっている。

これも、順次改良が加えられ、3代目になる。
そのほか、廉価バージョンなど、バリエーションもある。
これの特徴は2枚連続のセルフタイマー。
ツーショットにはぴったりなのだ。
セルフタイマー付きだから、もちろん三脚穴も付いている。
そして、インテリジェントフラッシュ。
フラッシュの光量を制御して、白とびを少なくし、かつ背景まで写しこむというものである。
なお、これらの機能は廉価バージョンにはないものである。

また、これの上位機種インスタックスミニ55もある。
違いは、40cmまで寄れる接写レンズ(通常は60cmが最短撮影距離)が付属するのと前面がブルーに光ることの違いのみである。

それに、フィルムもキャラクターものが充実していて
ディズニーやら、ハローキティ、ドラえもんなどなど・・・
撮るのが楽しくなってくるのだ。

画質は・・・
これにそういうものを求めるというのが無粋というものである。
楽しい思い出がそこに収まり、すぐに見れて、ワイワイがやがや・・・
これが本当の楽しみ方であろう。

かくいう私も、つい最近このカメラを手に入れた。
結婚式の二次会用にだ。
もちろん大活躍してくれたし、うちでも楽しく利用している。

これで、娘のちぃちゃんを撮ると、ちぃちゃんも大喜びなのだ。
ちぃちゃんとのツーショットも楽しいし。
ちょっと空いた時間に取り出して、4歳の娘とこれで遊んでいるのである。
若いコがいろいろ友達や彼氏彼女とこれで遊ぶのもよくわかるというものだ。
プリクラ感覚で撮るんだろうな、きっと。
でも、こういう楽しみ方が、本来の写真の楽しみなのかもしれない。
それを実感させてくれるのだ。

肩の力を抜いた、普段着の楽しい時間を捉える、意外と素敵なカメラである。

もちろん、この時期クリスマスプレゼントにもピッタリである。