お散歩は楽しい

写真付きで日記や趣味を紹介してます。

いつも歩いているところでも写真を撮ると新しい発見があって楽しい♪

【伊勢神宮 那智大社 平成29年9月】

2017-09-26 | 旅行・ドライブ

 伊勢神宮は、20年程前に1度お参りしたことがありました。が、その時は、どこをどうお参りしたのか、何も記憶に残っていません、赤福餅を食べたこと、美味しいコロッケを食べたこと等、「おはらい町」で食べ歩きをしたことが思い出に残っているばかりです。
今回は、伊勢神宮を色々と調べてからお参りにむかいました。


伊勢神宮は、衣食住や産業全般の守護神である豊受大御神を祀っている外宮と
日本の最高位の神様、天照大御神を祀る内宮があります。どちらか片方のみのお参りは、
「片参り」といってよくありません。できるならば、まずは、外宮からお参りし次に内宮をお参りするのがよいとのことでした。

私たちは、まずは外宮の駐車場へとむかいました。
外宮入口の近いとこに駐車場があり2時間無料とのこと。お参りして「せんぐう館」を見ても十分な時間です。


外宮「第一鳥居」

外宮・正宮(しょうぐう)=豊受大御神(とようけのおおみかみ)が、鎮座するところまでは、
外宮・第一鳥居から歩いて10分足らずです。

外宮・正宮ー豊受大御神は、天照大御神のお食事を司る神様で、私たちの生活に関わるすべての産業の守り神様だそうです。ここでは個人的なお願い事ではなく日々の暮らしの感謝の気持ちでお参りするとのこと。

 


外宮「正宮」正面

一般の参拝はこの鳥居をくぐったところからのお参りになります。中には、入れませんし
暖簾のような白い布(御幌・みとばり)が隠すようにかかっているので中も、見られません。

そこで、外宮の参拝に合わせて是非行っていただきたいと思うのが、外宮表参道入口に建つ2012年にオープンした式年遷宮記念館「せんぐう館」です。
見られない外宮の正殿と同じ材料を用い、原寸大の正殿側面の模型が展示されています。

外宮・正宮の次に格式の高い別院、多賀宮(たかのみや)へ、外宮・正宮から歩いて5分足らずです。
社殿までは98段の石段を上がっていきます。
多賀宮(たかのみや)では、個人的なお願い事を後押ししていただけるとのこと。で、しっかりお願い事してきました。
ここでは、お賽銭箱も設置してありました。

外宮・内宮ともに正宮には、お賽銭箱は、置いてありません。鳥居をくぐった正面に白い布が広げて地面にひいてありますが、これは、お賽銭箱の代わりではなく、お賽銭を投げ入れる方が多くいられるので、お金が地面と接して聖域が汚れないためだそうです。正宮では、個人的なお願い事ではなく日々の感謝の意でお参りします。
外宮・内宮ともに正宮では、私幣禁断(天皇以外神様への貢物、個人的な願いは禁止となっています)と云うことと思います。

外宮から内宮へは、車で10分程です。
駐車場は、A区画とB区画があります。内宮前のA区画は、すぐに満車になってしまうとのことなので、
「おはらい町」のB区画へむかい、
B2に駐車しました。(1時間は無料。2時間で500円)
ここから「おはらい町」の石畳を歩いて内宮へむかいます。
通りにはたくさんの土産店、飲食店等が建ち並び、レトロな雰囲気で楽しめます。
内宮まで、どこもよらずに歩けば歩いて10分足らずです。が、いい感じのお土産や食事処もあって
足取りもゆっくりとなってしまいます。お参り後に寄るのが楽しみです。


「おはらい町は、レトロな風景の中、約800メートルの石畳が内宮までつづきます」



五十鈴川に架かる「宇治橋」ここを渡ると聖域となります。


「五十鈴川」とっても綺麗です。


「御手洗場(みたらし)」五十鈴川で、手を清めます。

御手洗場から右手すぐのところに滝祭神(たきまつりのかみ)が、祀られいます。(社殿はありません)
ここでは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に取り付いてくれる役割があり「○○から来た○○です。」と
来たことをお知らせすると良いとのこと。で、しっかりここで名乗ってから内宮・正宮へとむかいました。
ここから正宮まで歩いて5分足らずです。


内宮・「正宮」=天照大御神が鎮座。

外宮の正宮と同じように、内宮の正宮も一般の参拝はこの鳥居をくぐったところからのお参りになります。
中には、入れませんし、暖簾のような白い布(御幌・みとばり)が隠すようにかかっているので中も、見られません。
お賽銭箱もおいてありません。ここでも個人的なお願いではなく日々の暮らしの感謝の意をもってお参りします。

内宮では、正宮の次に格式の高い別宮。荒祭宮(あらまつりみや)へ正宮から歩いて5分足らずです。
内宮で個人的お願い事をするならこちらでお参りすることがよいとのこと。お賽銭箱も設置してありました。
しっかりお願い事してきました。

伊勢神宮には、神社にあるはずの賽銭箱、鈴、狛犬、しめ縄、おみくじ、絵馬、などありません。
神様がいる社殿も見られません。身近な神社とは、異なります。
他の神社で見られる形式が確立されるよりもはるかに古い伝統を今も守られているところです。
20年に1度に行われる式年遷宮は、驚きの行事です。
是非、外宮にある式年遷宮記念館「せんぐう館」を見ていただいたらと思います。(せんぐう館 入場料300円)

 江戸時代にお伊勢参りは、「おかげまいり」とよばれて、庶民のあいだで大流行して、1830年「文政のおかげまいり」は、年間参拝者が約500万人にも達し、当時の日本人の6人~7人に一人が伊勢を訪れた計算になるとのこと。その後、伊勢神宮のお神札を家の中に祀るという習慣が庶民の間に生まれ、これが神棚となって定着したそうです。
 おみくじが伊勢神宮にはありません。伊勢神宮に参拝すること自体が「大吉」です。ので吉凶を占うおみくじは、ありません。(るるぶ 伊勢まいりより

内宮のお参り後は、おはらい町で、お楽しみの「伊勢うどん」と、作りたての「赤福餅」を食べ満足でした!

 「伊勢うどん」は、太い麺でゆでたての温かいやわらかいうどんで、タレ(ベースは、だし醤油と味噌でしょうか、色が濃いですが、関東人には薄い味でした)をからめていただきます。
具はなく薬味で刻んだ青ネギがのっていました。七味もかけてもよいです。
短時間でさっと食べられます。

 「赤福餅」は、赤福本店でいただきました。
お店の中ほどで、3人の女の子が赤福餅を作っていました。白い餅の上にこし餡をのせ
器用に溝をつけていました。赤福餅の模様は、指の後だったんですね!
混んでいましたが、回転率が速いのですぐ食べられました。
ここでいただく赤福餅は格別です。

 

伊勢神宮から 天空のドライブウェイ 「伊勢志摩スカイライン」から賢島へ向います
(伊勢志摩スカイラインは、通行料1250円ですが、伊勢神宮駐車場の領収書を提示すると2割引きになります)

 
「朝熊山(あさひやま)山頂からの眺め」 

朝熊山(あさひやま)には、伊勢神宮の鬼門をお守りする「朝熊岳金剛證寺」があります。

朝熊山頂上には 恋人の聖地・レトロなポストが設置してありました。
オブジェではなく、配達してくれます。ここからのお手紙は、願いがかないそうですね!

宿泊した「賢島・宝生苑」は一期一会、おもてなしを一心に と詩っていました。が、大きなホテルなので
さほど期待していませんでしたが、落ち着いた、刺身も食事も美味しい温泉質もよい、良いホテルでした。


「賢島・宝生苑 ホテルロビー」大きな岩があり上から滝のように水が流れています。

賢島ホテルから那智の滝へ向います。バイパスを利用して約4時間余り那智に到着

「那智ねぼけ堂」で、生マグロ丼(1200円)を食べながらバスの時間を待ちます(バス運行は、1時間に1本しかありません)
「那智ねぼけ堂」は、勝浦の生マグロが食べられることで有名です。また黒飴ソフトクリーム(350円)も美味しいです。
お土産品も併設しています。

大門坂駐車場に車を置いて(駐車場無料)、バスを利用して那智滝へ
大門坂駐車場前バス停より滝前バス停までバスで5分くらいです。

 【那智大社と那智の滝】

 ここより階段を下りると那智の滝です。

 

 

那智の滝は、滝飛神社の御神体です。日本3大滝の一つで、落差133メートルの滝は、圧巻です。

 これより左手に滝の水が汲めるところろがあり、また滝を目の前で見えるところ(ここへは300円かかります)までいけます。私は、神水を入れる瓶を購入し(500円)、それに水を入れて持ち帰りました。

ときおり滝からのしぶきがかかり何とも気持ちがよい。


「青岸渡寺から那智の滝」

 通常は、表参道より467段の階段を上って拝観するところ、私たちは、滝前バス停の横から通じる裏参道を上って
那智山青岸渡寺(せいがんとじ)・熊野那智大社へむかいました。
汗びっしょり、、、。大変でした。お参り後、467段の階段を下りて、熊野古道の大門坂を下りました。

上るよりは、楽ではないかと思い、この下るコースを選びましたが、大門坂は、思っていた以上に歩き辛かったです。

大門坂の入り口近くにたつ「夫婦杉」についたときは、ホッとしました。


「夫婦杉 大きいです!」

勝浦中の島ホテルでは、マグロがでるだろうと期待しすぎました。残念な食事でした。が、
給仕して頂いたひとりの女の子の笑顔応対に心が和みました。

最終日は、帰り道沿いにある速玉神社へ


熊野三山の一つ「速玉神社」

「速玉神社のご神木樹齢千年の 梛(なぎ)木」

那智勝浦からバイパス利用で、伊勢へ  おはらい町より「おはらい横丁」は、混んでました。

「おはらい横丁」猫のイベントがあり混雑していました。

私たちは、人混みを避け五十鈴川沿いを歩きます。とても気持ちがよい!

赤福本店より五十鈴川沿いを歩いて次の橋の架かる近くに「とうふや」があります。

「とうふや」店前

 「とうふや」は、趣がある建物の中で、落ちついて昼食をとることができました。 

豆腐の田楽も美味しいです。

 伊勢神宮・那智山とよく歩いた旅行でした。健康でいられることに感謝です。

 
「賢島」より

 楽しい旅行でした!