とほほ…見聞録

過ぎ行く日々の雑感

相棒(テレビドラマ)

2006-10-28 10:04:54 | Weblog
テレビ朝日の刑事ドラマ「相棒」のシーズン5が10月11日に
始まりました.毎週楽しみに見ています.
「杉下右京」の水谷豊と「亀山薫」の寺脇康文のコンビのとぼけた味
が笑わせくれます.
いつも思うのですが、杉下の元妻(高樹沙耶)の小料理屋「花の里」
に来る客はほとんど杉下と亀山の2人ですね.
他にはせいぜい二人の関係者だけしか客がこない.
よく経営が成り立ちますね.一般客がいたことがない.
と思っていたら、3話の「犯人はスズキ」で初めて一般の客が店で
飲んでいましたね.
6年前にスタートしたドラマですが、久しぶりに見ますと寺脇は
余り変わらないが水谷豊、鈴木砂羽、高樹沙耶はやや老けたかな
と思いました.

話は変わりますが、26日の試合で日本ハムが4勝1敗で日本一に
なりました.
日本ハムの「セギノール」って選手が2点本塁打で試合を決めまし
たが、なんか、薬ッポイ名前だと思っていましたが最後の試合で
やっと思い出しました.
ボラギノールの連想でそう思えたんですね.





やむをえず新調する

2006-10-23 10:05:01 | Weblog
法事に出席するため約一年ぶりにフォーマルウェアを着てみたら、
上着がきゅうくつだし、なんか袖が短くなったようだ.
つまり上半身の肉付きがよくなったのだ.
近頃は運動不足で、カロリー摂取過多ですからね.

この際、新調することにしました.
たまたま新宿伊勢丹でセール品を購入できて、なんとか式当日に
間に合いました.
試着の後でお店の人が、
「私は法事では酒が進み深酔いし、時々他人のぬいだ上着と間違え
そうになるので、用心のためにネームを入れることにしています」
「お客様はネームをお入れしますか?」と聞かれる.
私も確かに酒好きで度を過ごして飲む事が多いがいまだかって他人
の上着を着た経験は一度もないので、「必要ないでしょう」と言って
ネームはいれなかった.
それに名入れはフルネームにする必要があると思う.
〈山田太郎〉としないと山田の親類が何人も集合している訳だから
無意味でしょう.
だが法事の際には靴の方がまちがえやすい.
皆同じ様な靴を履いて来る.
オーソドックスな紐の黒靴が大半である.
私の黒靴はさりげなく付いているブランド(ベネトン)のマークで
区別がつくようになっています.

私も飲酒後の意識はかなり不確かです.
我が家の傘立てにはいつの間にか見知らぬ傘がある事が多いし、
スナックで他人のコートを着て帰ってしまい、翌朝ママから電話が
あった事もありましたから.
次の日の昼間、スナックに交換しに行くのはとても鼻白む.
ああいう所は昼間いってはいけません.

フリーダ(DVD)

2006-10-19 10:12:56 | Weblog
「フリーダ」は2002年製作.米国.サルマ・ハエック主演.

メキシコの女流画家フリーダ・カ-ロの生涯を描いた映画です.
この映画で初めて知った人でした.
二時間の作品ですが長くは感じませんでした.

誰もが圧倒される彼女の人生の起伏そして一度見たら忘れられない
一本眉の顔.
映画の醍醐味は、日本にいながらにして外国の風土、音楽、踊りが
見られる事でもあります.
フリーダをめぐるメキシコの風土、色彩、音楽、踊りは濃厚です.
彼女の身体の絶え間ない苦痛の反動のように、ほとばしるごとく
踊り、深く酩酊する.怒り、喜び、絶望すべてが強烈.

フリーダは死産で打ちひしがれ、エソで足指を切断する.
耐えられぬ痛みに苦しむ.
言葉では慰めようもない時に、夫のディエゴ・リベラが静かに
フリーダに添い寝して抱きしめるシーンが哀切極まる.
こんな時は他には術がない.

フリーダ・カーロ(1907年7月6日-1954年7月13日)
母はインディオの血を引き、父はドイツ系ユダヤ人である.
47年の生涯.
























二階堂酒造のCM

2006-10-11 10:10:46 | Weblog
時々しか眼にしないが、大分のむぎ焼酎二階堂のテレビCMは、
見るたびになぜかなつかしさに胸がきゅっとなる.
セピア色の暮れ時の情景がナレーションとともに写し出される.

1987年「自然」篇から2005年「砂丘の図書館」篇まで
が作られている.
たまに二階堂のH.PのCMライブラリーの写真を見る.
http://www.nikaido-shuzo.co.jp/

2003年「遠い憧れ」篇の〈雲浮かぶ町〉と〈夕方の駅〉の
写真が気に入っている.駅はJR九州鳥栖駅3番ホーム.
行ったこともない見たこともない風景なのに惹かれる.
古いCMも見たい.
ナレーションは1990年「刻のオブジェ」篇が好きだ.
「探していた想い出に、
人は、どこで追いつけるのだろう。
人はみな、帰るべき刻があり、辿りつく夢がある。
夢から醒めて、ここにいる。
私は麦100%。
大分むぎ焼酎、二階堂。」

先月〈二階堂CMファンクラブ〉に入会する.
ピエトロドレッシングが福岡で、フンドーキン醤油の柚子こしょう
と二階堂のむぎ焼酎は大分と、近頃は九州産品の使用が多い.

キムタクと玉木宏

2006-10-07 10:10:30 | Weblog
テレビのCMで、木村拓哉がさわって喜んでいるのはデジカメの
ニコンのD80だが、ミスタード-ナツのCMで玉木宏が河川敷
の野球少年を撮っているカメラはフィルムカメラですね.
玉木宏の趣味欄にはカメラと書いてある.
キムタクと玉木のちがいは、写真好きとカメラ好きの違いなのかも
しれませんね.
フィルム(銀塩)カメラのシェアは年々低下している.
レコードがCDに取って代わられたように、将来的には消滅して
しまうのでしょうか.
私はフィルム(コンパクト)カメラ好きです.
写真に味わいがあると思っています.
リコーのGR1s、コンタックスT2、G1がありますが、近頃は
やはり出番はすくないですね.
フィルムカメラは絶滅危惧種か.
でも劣勢のものについていってしまう性癖があります.
洗濯機は二槽式、テレビはブラウン管(金がないだけ?).
ウイスキーはニッカだし.
そろばん、まだ使っている.足し算はソロバンが速いですよ.
先日、久しぶりのタケシくん(4才)が、そろばんをズリズリと
おもちゃにして遊んでいました.コラ.



風の歌を聴け(DVD)

2006-10-03 10:11:51 | Weblog
「風の歌を聴け」は、大森一樹監督.小林薫、真行寺君枝主演.
1981年製作.村上春樹のデビュ-作の映画化.
ATG(アート・シアター・ギルト)作品.

1970年、帰省した大学生の僕(小林薫)と友達の鼠(愛称)と
4本指の女の子(真行寺君枝)の出合いと別れが描かれる.
私が村上春樹原作の映画を見るのは「トニー滝谷」についでこれが
二作目となる.

主人公の〈僕〉は、
「思っていることの半分しか語ることのできない男」である.
どうも最初は嫌われる奴のようだ.
「あなたって確かに少し変ってるわ」(暗に非難)と女性に
言われたり、〈嫌な奴〉とのメモを残し、一緒に住んでいた女が
黙って出てゆくような男.
現実にいたら、とっつきにくい、あるいは気持ちの底が知れない
親しみのもてないタイプしょうね.本当はいい奴なんですが.
(村上作品ではこういう主人公がよく登場します)

原作より映画の方がいきいきとしているのが、小指の少ない彼女役
の真行寺君枝さんと、ジェイズ・バーの坂田明さんです.
真行寺君枝さんの悲しいまなざしや声の優しさが魅力的ですね.
鼠役の巻上公一は風貌がねずみに似ているのでこの役なのかな.

同時代の映画のシーンの断片が自分と重なって感慨を呼び起こす.
「風向きも変わるさ、いつかは」というセリフがあるが、
風向きが変わればいいと思っても、簡単には変わらないでしょう.
風は相変わらず同じ方向に吹いている気がします.