とほほ…見聞録

過ぎ行く日々の雑感

深川江戸資料館

2013-12-10 08:57:14 | Weblog


江東区白川の「深川江戸資料館」には、江戸時代の深川の町並みが
再現されている.
こじんまりとした資料館だが下町にマッチしています.
商家、長屋、船宿、土蔵、櫓、掘割と館内をめぐる.灯りはぼんやり.
時折猫がなく.江戸の町にタイムスリップしたようだ.
秋の夕暮れ時の風情.しっとりと落ち着いている.
しかしこの灯りでは江戸の夜は暗いだろうな.
ボランティアのガイドさんが2人.
この薄暗い雰囲気で終日過ごすのは寂しくならないのか心配する.
入館料400円.第2・4月休み.午前9時30分~午後5時.

時々杉浦日向子さんの本「粋に暮らす言葉」を開く.
私の精神安定剤.肩の力が抜ける.
日向子さんは、10年ほど前にNHKで放映されていた「お江戸でござる」に
江戸文化解説で出演していた.
江戸に生まれたかった日向子さんは、46才で亡くなってしまった.

何の為に生きるのかとか、どこから来てどこへ行くのかなどという
果てしのない問は、ごはんをまずくさせます。(文中の言葉)

帰りはぷらぷらと清澄通りを地下鉄森下駅まで歩く.
橋の手前で道端にふたつの箱を置いた若者から声をかけられる.
「塩大福が売れ残って困っている.安くするから買っておくれ」
これから酒場に寄ろうとしているのに塩大福はちょっと…….
断る.


しばらく歩く.高橋の左上に飛行船が浮かんでいる.
途中の魚三酒場の常盤店の前まで行って、店を覗くと、5時なのに、
常連のシルバ-ヘッドがあふれていた(この店は4時開店).
恐れをなして我がシルバ-ヘッドは通り過ぎる.

地元の「千串屋」にした.
やや値段が高めだがここの炭火串焼は旨い.
ホツピ-セット+中焼酎2、もつ煮込み、串焼き4本で2,730円也.