「蒸発旅日記」は、つげ義春の「貧困旅行記」が原作.
ありったけの金と時刻表だけを持って列車に乗り蒸発の旅に出る.
行き当たりばったりのやる気のない男が津部義男(銀座吟八).
津部の作品の愛読者の女性で、結婚を申し込む女が須藤静子(秋桜子).
茜色が印象的である.昭和色濃厚な旅日記映画.
なつかしいが、油断すると眠くなる映画です.
この主人公は、いつも帽子を目深にかぶっているせいか印象が薄い.
主演の銀座吟八さんは、交通安全ビデオ〈なぜ、あの時に…〉に
出演している.
静子役の秋桜子さんの名は、(コスモスコ)と読む.
右からも、左からも、コスモスコ.
ふっくらとした顔で、オカッパ頭の女を演じている.
彼女の作品は「渇いた花」(永瀬正敏監督)以来、二作目となる.
秋桜子を撮った、荒木経惟さんの写真集が「秋桜子」.
コスモスコは、荒木さんが命名した.
最初の撮影旅行のとき、道にちょうどコスモスが咲いていたので、
この名前をつけた.
もしも、カタクリが咲いていたなら、片栗子(カタクリコ)という
名前になっていたのかも.
秋桜子といえば、有名な俳人の水原秋桜子が思い浮かびますね.
もちろん、カタクリコでなく、しゅうおうしと読みます.
「消ゆる灯の命を惜しみ牡蠣を食ふ」(うたげ所収)
ありったけの金と時刻表だけを持って列車に乗り蒸発の旅に出る.
行き当たりばったりのやる気のない男が津部義男(銀座吟八).
津部の作品の愛読者の女性で、結婚を申し込む女が須藤静子(秋桜子).
茜色が印象的である.昭和色濃厚な旅日記映画.
なつかしいが、油断すると眠くなる映画です.
この主人公は、いつも帽子を目深にかぶっているせいか印象が薄い.
主演の銀座吟八さんは、交通安全ビデオ〈なぜ、あの時に…〉に
出演している.
静子役の秋桜子さんの名は、(コスモスコ)と読む.
右からも、左からも、コスモスコ.
ふっくらとした顔で、オカッパ頭の女を演じている.
彼女の作品は「渇いた花」(永瀬正敏監督)以来、二作目となる.
秋桜子を撮った、荒木経惟さんの写真集が「秋桜子」.
コスモスコは、荒木さんが命名した.
最初の撮影旅行のとき、道にちょうどコスモスが咲いていたので、
この名前をつけた.
もしも、カタクリが咲いていたなら、片栗子(カタクリコ)という
名前になっていたのかも.
秋桜子といえば、有名な俳人の水原秋桜子が思い浮かびますね.
もちろん、カタクリコでなく、しゅうおうしと読みます.
「消ゆる灯の命を惜しみ牡蠣を食ふ」(うたげ所収)