とほほ…見聞録

過ぎ行く日々の雑感

最近は、つい通販で

2006-11-29 10:07:53 | Weblog
保険会社のテレビCMが増えました.
じっと見ていると、保険に加入して病気になった方が得するかな
という気になります.

送付物の中にも必ず保険の案内が同封されています.
セゾンカードから入院保険の案内・申込書が送られてくる.
@ニフティから傷害保険の案内・申込書が送られてくる.
クラブツーリズムの「旅の友12月号」にアリコの医療保険の
案内・申込書が同封されている.
東急百貨店の通販カタログに「はいれる」保険の案内が
入っている.
ディノスのカタログにもベルメゾンのカタログにも保険の案内が
入っている.(通販をずいぶん利用していることにもなる)
一度通販で買うと定期的に分厚いカタログが送られてきます.

〈ご多忙の折とは存じますが何卒ご出席くださいますよう
ご案内申し上げます〉
勲章の受章祝賀会の出欠の往復ハガキが届く.
見たことも話したこともない同業者の祝う会に、
フツウ、会費10,000円も出して出席しますか.
返事も出しませんでした.

カード情報から名簿から、たどられて色々な通知がきます.





アメリカの友人(DVD)

2006-11-25 10:05:37 | Weblog
「アメリカの友人」は1977年ヴィム・ヴェンダース監督作品.
主演はデニス・ホッパー.
偽画商のトム・リプレー.アメリカの友人である.
ブルーノ・ガンツが額縁職人のヨナタン.白血病で先がない.
サスペンス映画だが、リプレーとヨナタンの男の友情の映画でも
ある.
好みの映画である.
舞台となるハンブルグ(北ドイツ)の街が魅力的だ.
ヨナタンの住む波止場が見える部屋.
錆びついた裏通りの景色.
ラストの夜明け前の海と空の澄んだ青.

デニス・ホッパーは「バック・トラック」以来です.
カーボーイハットの彼は今回もかなり奇抜な個性を発揮している.
ハンディ録音機に吹き込む場面がおかしい.
「今日は12月7日、1976年、
怖いものはない、恐怖以外には…
日に日にわからなくなってくる.
自分がだれか、他人がだれか」
吹き込みはいつも同じ言葉で始まる.
リプレーのかかえている屈託は最後まで明かされない.

原作はパトリシア・ハイスミスの〈リプレーのゲーム〉.
リプレー・シリーズ(すべてトム・リプレーが主人公)の第3作目
がこれである.
ちなみに映画「太陽がいっぱい」(アラン・ドロン主演)は
リプレー・シリーズ第1作(リプレー〉が原作である.
第2作目は〈贋作〉である.この映画は日本で公開されていない.




50年も続いている

2006-11-21 10:02:04 | Weblog
早朝のラジオ長寿番組に「朝の小鳥」と「心のともしび」がある.
ともに5分番組である.
朝の小鳥(文化放送の日曜5時15分放送)は1953年から、
心のともしび(ニッポン放送の月曜から土曜5時25分放送)は
1957年に開始された.50年の長さだ.
坪井木の実さんの定番のナレーションで始まる心のともしびは
キリスト教の番組.以前は河内桃子さんでした.
朝(グリーク作曲)の音楽がさわやかな朝の小鳥は国内外の野鳥
の声を聞かせてくれる.
いつも聞いている訳ではない.昔も時々耳にした.
繁忙の時代には、早朝にラジオを聞くなんて皆無の時もあった.
だが戻ってまた聞いた時に、
〈まだ続いていたのか〉との感慨無量.
聞く人の変遷をこえて、長く変わることなく続いている.

先日の「朝の小鳥」はミヤマガラスの鳴き声でした.
カラスと呼ばれている黒い鳥にはハシボソガラスとハシブトガラス
がいて両種とも平野部では年中見ることができる.
だがミヤマガラスは10月から3月に冬鳥として日本に渡来する.
いわゆるタビガラス(旅鴉)です.

旅鴉(by大辞泉)-《ねぐらをもたない烏の意》
定住しないで、旅から旅へと渡り歩く人.
また、よその土地から来た人を卑しめていう語とある.
(たとえば、国定忠次とか寅さん)






後三年駅

2006-11-17 13:59:20 | Weblog
おもしろい駅名をつけるものです.
13日夕方のTVニュ-ス(秋田県で子供を親が殺害した事件)
の中継を見ていたら、「後三年駅」が写し出された.
秋田県仙北郡にある「後三年駅」はJR東日本奥羽本線の駅.
〈あとさんねん〉ではなく〈ごさんねん〉とよむ.
後三年の役の古戦場跡にあるのでこの名が付いた.
前九年の役、後三年の役とは、歴史の教科書にのっていたのを
思いだしました.平安時代の戦いです.
「前九年駅」はないのか?
いわて銀河鉄道の新駅の青山駅は平成18年3月に開業したが、
その駅名は公募で寄せられた名称の中から選ばれた.
これには145票の応募があり、「前九年駅」も選択肢に入ったが
最終的に青山駅が選ばれた。
残念.

「後三年の役駅」だと、えきえきになってしまいますね.


秋の詩

2006-11-13 10:02:48 | Weblog

東京の端っこから見る、
今秋一番の富士山(12日早朝).

気持ちまで透けるような青空が広がっている.
澄んだ秋晴れ、といっても少ないものです.

「みみと めと
はなと くち
いちめんに
くすぐる あきのかなしみ」

「あかるい秋がやってきた
しずかな障子のそばへすりよって
おとなしい子供のように
じっとあたりのけはいをたのしんでいたい」

(八木重吉・詩)



かもめ食堂(DVD)

2006-11-09 10:03:32 | Weblog
「かもめ食堂」は2005年製作.荻上直子監督作品.
荻上監督の作品は、〈もたいまさこ〉主演の「バーバー吉野」を
以前見ました.かもめ食堂の方が良い.

小林聡美(サチエ)がフィンランドのヘルシンキに「かもめ食堂」
を開店した.一ヶ月間客はなし.
この店を手伝うのが、片桐はいりと〈もたいまさこ〉.
特別な波乱や出来事はなく、ゆったりと始まりゆったりと終る.
ホンワカとして最後まで見てしまう映画です.
軸のブレない女性を演じているサチエ役の小林聡美さんが
好演しています.
かもめ食堂の焼きシャケがおいしそうです.
店内にただよう匂い(想像)に食欲をそそられます.
フィンランドのアキ・カウリスマキ監督のファンなので
ヘルシンキが舞台のこの映画には興味がありました.
アキ・カウリスマキ監督の作品に出てくるレトロな街と違い
この映画のヘルシンキは清潔で明るく、トナカイの肉が
普通に売られています.

フィンランド人の名前には日本語のようなアキ、キミ、マキ、ネン
がよく使われます.
F1ドライバーのキミ・ライッコネン、ミカ・ハッキネン、そして
スキージャンプの選手でヤンネ・アホネンがいましたね.
アホとかネンというのはよくある苗字らしい.
ヤーナ・アホ、ヘンナ・アホ、アホカイネン、パーヤネン、も普通
にある名前だそうです.
パーデンネン(byさんま)も、いるかもしれませんね.









携帯電話の指使い

2006-11-01 10:07:57 | Weblog
この季節に聞くと感傷的な気持ちになる、〈秋止符〉という唄が
ありますが、その歌詞は
「左ききのあなたの手紙 右手でなぞって真似てみる…」
と始まる.
左利きの人の文字は右利きの人の書いた文字と違うのだろうか.

世の中の右利きと左利きの割合は10対1くらいだと思う.
だが片手で行う携帯電話の操作では、右指を使用する人と左指を
使用する人の割合は、ほぼ五分五分である.
100人ほど観察してみた結果ですが.
不思議ですね.もっと片寄っていいはず.
私は右利きですが、ケータイについては左指で電話もメールも
処理する.
手書きでなく、パソコンで文字を打つなら左利きも余り不自由が
ないと思われる.電卓のキーも左右どちらでもそう不便ではない.
押す動作は、右も左もほとんど差がなく出来るのかもしれない.

左甚五郎は左利きだったようだが、「左利きの有名人のリスト」の
中に、左ト全、左幸子はありません.