≪北見市役所本庁舎移転問題にかかる写真取材≫

　小谷毎彦・北見市長が六日、「市役所本庁舎移転問題について、公約の現在地周辺への移転を断念し、市議会が今年３月に議決したJR北見駅近くの大通西３に本庁舎を建設する意向を、市議会特別委員会で表明した」(8月7日付『北海道新聞』第4面）という新聞報道を読み、八日に北見までブログ用写真撮影（撮影場所は、7月21日付・同新聞・第4面の空撮地図を参考にした）に出かけた。


　実際に市役所庁舎と日赤病院建物を外見から検分すると、いずれも老朽化が進み、なぜこうなるまで長年にわたって決着がつかなかったのか、膠着した不毛な市政運営に疑問を抱かざるを得ない。小谷市長は、公約にこだわらず柔軟に事態に対処すべきだったのではないか。公約に賛同して市長選挙に臨んだ市民にとっては不満が残るかも知れないが、堂々巡りを追い続けても埒があくまい。新庁舎が市の中枢として十分に機能するように、与野党が協力して移転先の環境整備に知恵を絞るべきだ。