八月八日、ブログ用写真撮影のため八時十分に我が家を出発した。釧路市街地西端の大楽毛まで三十分を要し、国道240号(まりも国道)を北上。阿寒湖畔は素通りし釧北峠を越えると、釧路管内から網走管内に入る。旧日本国有鉄道相生線の終着駅があった相生を過ぎ、本岐の街外れで見事なヒマワリ畑の写真を撮り、じきに津別の街中に至る。ここから国道240号を離れ、道道27号(北見津別線)に入ると、北見市までは二十数㌔しかない。
津別は林業の盛んな町で、斬新なデザインの「つべつ木材工芸館」は町のシンボル的施設だそうだ。外形だけでなく、入館すると、山林に生育する巨木が自然のままの形状で天井まで配置されていることに驚かされる。入り口正面に鎮座している巨大な「にれ瘤」には樹齢1000年と記されている。内部には「木のつべつの木」ブランドの木材工芸品が販売されいるので、立ち寄った記念に、ヤチダモのトレー(三千円)とオンコの箸(壱千円)を購入した。変化のあるヤチダモの木目とオンコの赤い木質が生かされた素朴な作品で、両親の御霊舎に似合うだろう。
最近の「行住坐臥」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事