ニコニコニッキ

夫婦とチョコラブの小家族に突然襲ったNK/T細胞リンパ腫。同種移植を終えて、ビーグルを迎え家族再編成であります。

止まらないハナヂその2:救急外来へ

2015-04-25 14:43:45 | 暮らし
昨日の17:10 詰所の電話がジリリと鳴り
『電話よー』
えっ!アタシ? いやよいやな感じよ!
電話口ではおとうさんが
『ハナヂ止まれへんねんー』
もう30分止まってないという
『後は頼んだっ!』・・と みんなに言い置き 詰所を飛び出す私に
『がんばってな!飛ばしたらいけんよっ!』・・と 沿道から師長がウイロウを握らせてくれた

家に帰っておとうさんを乗せ 一路救急へ
その間も ハナヂは止まらない この間のようなダーダー滝のようなものではなく
タラタラ ツーツーと流れる

『気分が悪くありませんか?血をたくさん飲むと吐き気がすることがあるので』
・・と看護師さん
『それはありません』
はい 血飲み子です 慣れてるので・・
『横になっていなくてだいじょうぶですか?』
『あ ここで全然へーきです』
はい ハナヂが出たら立って頭の血を下げるよう 訓練しているので・・
ハナヂが止まらない以外 ぜんぜん救急患者っぽくなくて申し訳ない
・・なので ずいぶん待たされた・・

見てくれたのは整形外科の先生 ハナヂは外科系なんだって
『これで大抵は止まるでしょう』
ボスミン・キシロカインの綿球を2個ぐいぐいっと突っ込み 15分待ってください・・と
待機中
『これ 絶対止まれへんで』
・・というおとうさん 見たら左の出口が塞がれた分 右に出口を求めて出てきています
もっと奥かな?
15分後案の定
『・・止まらんねぇ・・』
綿球を外した瞬間タラー・・
もうこうなると血内患者の出血をなめんなよ 状態です

もう一度綿球をぐいッと奥まで詰めて
『M先生が幸いまだ院内に残ってらしたので これで止まらなかったら連絡します ・・いやいや もうしよう もう連絡します』
えーっ!M先生がまだいる?!なんとなんという幸い!これで助かる!!

結局耳鼻科の外来で処置をしてもらうことになり 勝手知ったる院内
真っ暗な外来を迷うことなく耳鼻科へ
ほどなく救世主M先生ご登場
いつも軽口叩くおとうさんも よくよくお礼を言って処置をしてもらいました
処置の鮮やかな事 美しいお手並みで見とれてしまいました
 
ファイバーで奥の奥まで見せてもらった鼻の中
びっくり!たっくさんの細いのや太い血管が網の目の様に浮いています それもオニオンペーパーみたいな薄い粘膜ともいえない皮の下に・・・これじゃすぐ血が出るわ
でも 全体的につるりときれい
『放射線のせいで血流が変わっています こんな(白いような小さな肥厚した部分)ようなところは放射線のせいです 出血部位がここかなと思うんだけど ほぼ止まってるので断定できないけど 焼いて止血します』
一番気になるところ 聞いてみた
『何かあるってことはないですか?』
『それはないですね』
ひとまず ホッ・・

結局 電メスで焼いてもらって いろんな詰め物をして処置終了
先生 本当にこんな時間にありがとうございました 申し訳ないけどほんとに助かった!
20時過ぎ ほぼ3時間出続けました
救急の先生の2回目の目いっぱい入れたボスミン綿球が功を奏し 止血しかけたらしいです

何度も聞くけど 今回も聞いたのが
『家でまず止血する方法はないですか?』
家で出来るのは 一般的な止血で 止まらなければやっぱり病院へ来るしかないみたい
でも 昨日の事をみていると やっぱり耳鼻科の先生じゃなきゃダメなのかなぁ
いつも耳鼻科の先生がいると限らないし
第一 私が帰って乗せて行ける時ばかりだと限らないし

帰り道 私がいない時にどうするか いろいろ話し合ったけど
いい方法が浮かばないー
まぁ なんとかなるだろー

21時帰宅
慌てて出てきて ケージに入れなかったペプシ
家がどうなってるか 2人でどうしてるか心配で心配で・・

車がついても誰も吠えない

玄関を開けると・・

あくびをしたり 伸びをしたりしながら 眠そうな顔でシッポをぶんぶん振るおふたりさん
あー
上手にお留守番できたねぇ

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぴあの)
2015-04-25 20:59:27
救急外来大変でしたね。もう起きませんように。
お二人の大変な様子をきっとニコペプは感じ取っていてお利口に待っていたのでしょうね。緊張感の後にグッと来ました。
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Unknown (あみちゃん)
2015-04-25 22:21:15
2度目ですね、自宅で処置できないと救急しかないですがでも先生がいてくれて適切に処置していただいて本当に良かったです。

私も血尿の時の救急は内科の医師で泌尿器科の医師は翌日病棟に来るのでその特に救急外来に来るように、救急外来から内科の医師が電話で病棟の医師の指示を仰ぎましたがその時は血尿収まって翌日一般外来で泌尿器科の医師に診てもらいましたが結果出血してから医師が見るまで3日かかったので救急の意味がなかったです。

このような時はワンちゃん達もわかってくれます、良い子で留守番していたかと思います。

お父さんは医師が病院内に残っていたので本当に良かったですね。
爆弾抱えてますが、早く安心して普通に過ごせる日が来るのを願っています。
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Unknown (ぴあのさま)
2015-04-26 09:56:26
のぼせたり暑かったり下をずっと向いてたりするとヤバいみたいです
いろいろする夕方以降が多いようです
ぴあのさんもいつまでたっても鼻はいやですねぇ
鼻涙管の崩壊も関係あるのかな?手術の話もどこへ行ったやらー
涙腺を絞るのにぎゅぎゅっとするのも刺激なんでしょう
鼻の中 初めて見ましたが 鼻毛が壊滅しててつるんつるんでした
びっくり!でも つるりときれいでほっとしました
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Unknown (あみちゃんさま)
2015-04-26 10:03:16
自宅で止血が出来たら一番いいのですが・・
鼻血だと 自分で車が運転できないのでどうしても運転手が必要です
タクシーなんて何万円かかるかー
救急車なんて派手すぎて この様子にはヒンシュクものですし 
勤務先に相談して とりあえずうちの病院でボスミンキシロカインの綿球処置だけでもしてもらうようにお願いします
あみちゃんの血尿騒動も長引きましたよね
ほんとうに 血内患者の出血を甘く見てもらっては困るのです ただでさえ貴重な血なのになぁ
一旦出ると回復に時間がかかって仕方ないです 
まるで我が家の家計簿のよう・・
ニコとペプシは本当にお利口にしていてくれました
玄関を開けた時 ゲートに引っ付いて伸びたりあくびをしたりしてる姿はほんとうにかわいかったです
ニコも以前と違って一人のお留守番じゃないので心強かったと思います
いくら相手がグレムリンでも・・
でも 慌てて出ても床と机の上のモノを全部撤去するのは忘れませんでした
特におとうさんのお薬とか・・
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