一夜明けて

　負傷者は、痛い痛いと座薬を入れられ、アイスノンをくくり付けられ、用意した小枕にちゃんと手を乗せてぐーぐー眠り、遅くに起こされ、チーズタルトを朝から食べて、夜勤入りの奥さんに、何時間もかけて病院へ連れて行ってもらい、夜勤入りの奥さんに、掃除洗濯炊事全部してもらい、痛い痛いと薬を飲み、夜勤入りの奥さんの安眠妨害になるほどの、すごいいびきをとどろかせながら、今、また眠っています。
ま、痛いしね、今日だけは勘弁してあげよう。
どうやったら彼のように生きられるのか、私は日ごろからよくそう考えます。

さて、そろそろ起こさないと。　

・・で、この写真。ティーちゃん。この子はだんなさん似。
典型的O型犬。

昨日、だんなさんはただならぬ気配で家を出て、病院へ来たようです。
多分、ワンコ達にお留守番を頼む間もなかったみたいです。
家へ帰ったとき、それがよーく分かりました。
むーちゃんが、ゲーしてました。　いつも、留守をするときもちゃんと電気をつけて、お留守番を頼んでいくのだけど、電気の消えた薄暗い家で、よっぽど心配だったのでしょう。
帰ってからも寝るまで、むーちゃんはウトウトともせず、私達から目を放すことがありませんでした。
目が合うと、ぷりぷり尻尾を振ってターッと寄ってきます。
ラブってそんなワンコです。　むーちゃん心配かけてごめんねぇ。
そんな間もティケは『帰ってきたならいーじゃんいーじゃん』結果オーライ状態。
　どっちがいいんだろう・・？