ローコスト遮熱対策バッファ 「barrack マルチ」

このブログをご覧になっているbarrack familyの皆さん、ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。・・・あぁ、追加絵文字が消えてるぅ・・・・これ、僕のせい？？。
これが今回の「骨折事件」となってしまった作業、名づけて「BARRACK マルチ」です。
事件は、屋上に上がるために、軒に置いていた脚立に足を置いた時、軒が鉄板ですので脚立が滑って軒から地上にダイブ、そして僕は屋上から軒にダイビング・・・・・そして骨折。しかしこういう場合、武勇伝で大げさに話したいのですが、今の自分の身分をもっと悪くしてしまったので、そんな話しを喋るどころか、僕の存在問題、はたまた生存問題に関わることになってしまったのでした。
さて僕の生存問題はこっちにおいといてと・・・・・・
「家を遊ぶ！！」というのもBARRACK STYLEのテーマの一つ。
それもローコストで、その辺にあるものを簡単にそして、ある意味かっこよくなる姿。まさにBARRACKテイストなのです。
家の遮熱対策、簡単に「クーラーをつければ解消しますよ」では面白くも何ともない。最初は「屋上緑化」という選択を考えていたのですが、都会ではその存在価値はあるのですが、いかんせん山の中で緑化は違うな、と感じ色々と考えをめぐらして、「マルチ」というもので見切り発射的実験を行いました。
僕の思想である「とりあえず形にする！！！」。
それは、自分のいいたい事があっているかどうかのチェック、ただその一点。
あっていれば、外的要素等のディテールの対応を構築していく。
このBARRACK マルチ、マルチ自体のコストは2500円でこれがランニングコストになります。そしてこのマルチの狙いはただ一つ、「光を屋根部分に当てない」。
よく農作業をされていると目にするマルチの考えと同じ理屈で、最初は奥さんが「屋根に黒い物なんか貼ったら余計にあつくなるわぁ」というのですが、確かにイメージはその通りだと思うのです。
しかし僕が言いたいのは、マルチ表面や屋根の表層部分の温度より直射光で屋根部分が発熱して、そこから発生する「輻射熱」これを防ぎたいということなのです。
農業で使うマルチもそうなのですが、土の上に黒色のビニールを被覆すると中はアツアツ状態になっているというイメージなのですが、暑いのは表層部分だけなのです。ただそれだけで使っているのではないのですが・・・・・
あまりにも長々なるので結論からいうと体感的な感じ方ですが、輻射熱を抑えることが出来たように思います。ただ程度がどの程度かというのははっきりとは分かりません。
後は外的要因の対策になるのですが、これはまた後日の紹介に致します。

今、建築資材には色々と遮熱に関する塗料や屋根材が出ています、ただここで言えるのは家と一体化させたものになってしまって、全く面白みがないことです。
それにかかるコストは大きいし、だから最初に述べた「クーラー使えば解消します。」という一般的な発想になってしまうというのは悲しい限りです。
今回はローコストという観点を突き詰めて行いましたが、また色々な問題点も分かりましたので今度はもう少し完成度を上げたいと思います。
なお、重ねて今回ご心配をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　店主より