よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

79:逐条解説:第24章 一般理論から導き出される社会哲学上の結論 第2節

2020年12月24日 | 一般理論を読む
大恐慌時代は資金余剰の時代であった貯蓄と投資の関連から政策は決定されなければならない(見出しは筆者、斜体以外は筆者)第二節一般理論には富の不平等の将来に関わる、もう一つのもっと根本的な理論が存在する。すなわち我が利子率理論である。従来、ある程度の高利子率は貯蓄への動機を強める必要から正当化されてきた。しかし、一般理論は貯蓄の有効な規模は必然的に投資量によって決定されるし、投資量は低金利によって促進 . . . 本文を読む