Sceneries through the lenses

その場の気分でもやっと投稿していくブログ。内容はころころ変わります…(汗。

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

2014-07-19 14:28:50 | 
ビジネスモデルを表記するためのピクト図解に関してまとめてある。
サンプルとして、いくつかの業種やビジネスモデルをピクト図解としてまとめてあり、
解説してあるので非常に参考になる。

http://3w1h.jp/picto

ピクト図解の基本は 3W1H 。
Who(誰が), Whom(誰に), What(何を), How much(いくらで売る)のみである。
# 一応、時間軸表現やまとめ表現など補足表現もあるが…。

ある程度の説明も Web であるのでそちらに譲る。

http://3w1h.jp/3w1h

モノとしては非常に単純に見えると思うが、この単純さが重要。
こういうツールはシンプルで使いやすいものが良い。
ブレインストーミングなど様々な場で簡単に使え、共通認識が得られるからだ。

ということで、テクニック・ツールとして頭に入れておくと、
事業企画などをやっている場合は役に立つのではないかと思う。
# 大体、利害関係者はこういう知識が無いので…。

こういうツールを使い、会話をすることにより、相手が思考停止に陥っていることが
わかったりする。
そんなことは無いだろうと思うかもしれないが、案外思考停止に陥っている人達は多い。
自分で考えたり、表現することが無く、用意されることが当然と考えている場合は特に。
# ごちゃごちゃ言う前に、これで役割を表現してこいと言いたくなる事がある。

まぁ、ビジネスモデルの議論など前向きなものに利用することがもっとも望ましいのだが…。

で、この本の本質はこのパターン(例題)が載っていることに尽きる。


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っと、感想はコレで終わってしまうのだが、少しだけピクト図解を書いてみる。


3W1Hルールに従う一番簡単なモデルが下記の通り。
メーカーと顧客(B2B)での商品販売を想定してみた。

メーカーから商品を販売して、対価としてカネを得ると。




これを問屋・商社モデルにしてみるとこんな感じ。
中間に問屋が居て、商品は問屋経由。
ここでは金額は具体的には書いていないが、メーカー→問屋、問屋→顧客で
価格が異なる。コレが中間マージンになるわけで。




次に IT っぽく、SIerモデルを考えてみよう。
SIerはメーカーから機器を購入して、顧客に販売するから次のようなモデルになる
(という人がいるかもしれない…)。

だけど、商品を流しているだけだから、要素が足りないよね。
SIerで話をしていて、ここで会話が終わってしまうようであれば、疑ったほうが良い。




多少省略気味に書いたけど、こんな感じが普通でしょう。
SIerがメーカーから仕入れるものとして「設定サービス」「保守サービス」という形にして、
顧客に提供するものが「構築サービス」「運用サービス」にしているのはわざとで、
中身が多少違うことを意図しています。

ただ、この場合だと単品販売なので、サービスが全く同じという場合もありえるだろう。
その場合、カネ的には純粋なSIerは中間マージンになってしまう。

セールス時のプリセールスという名のコンサルティングだったりとか、この流れに至る前に
価値がないといけないだろう。

セールス活動による情報提供等を\0-と表記して、この図に表現することもできるが、
複雑になるので省略している。興味がある人は考えてみるとよいかもしれない。
ピクト図解はそのためのツールだからだ。(図によって、上記の指摘ができているわけで)




っと、実際は SIer は単品ではなくてサーバー・ストレージ・ネットワークなど色々あわせて、
システムを構築して、納品だよね…というのを描いてみると下記になる。




たとえば、メーカーの垂直統合システムは…と考えてと、④に近いモデルを目指している製品であることが見えてくる。⑤のメーカーA,B,Cを全て同じメーカー名で表現してもよいかもしれない。
じゃぁ、垂直統合システムで全て足りるのか? と④、⑤の図を見て、違う要素が出てくるかもしれない。(というか、あるんだけどね、色々。)

VCEなんかは⑤のモデルの VCE = SIer になっているモデルであることがわかる。
ただし、 メーカーの提供するサーバー、ストレージ、ネットワークなどを部品として、
それを組み立ててシステムという製品とし販売しているという意味で SIer という表現を
メーカーと書き換えた方が適切なんだが…。


っと、ツール本とそれを使ってみたという例でしかないので、適当なんだけど、この辺で。



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