Tak's 雑記帳

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新聞記事にも長島語?

2005-05-18 11:21:47 | その他
 長島(元)監督と言えばほとんどの人が知っていると思う。元巨人監督なのだが、阪神ファンですら「あの監督は別」と言うほどの人気者だ。現在は病気中で表舞台からは退いているものの人気に陰りは内容に思える。さて、長島カントクといえばあの言葉遣いだ。本人はどう思っているか知らないが、笑ってしまえる言葉を発することがままある。「初めてのの還暦」のように本質的には間違っていないものもあるが、英語と日本語を混ぜた発言では同じことをそれぞれの言語で言っていたりする。また、過去に受けた英語の授業では「I live in Tokyo.」を過去形にしなさいと言われて「I live in Edo.」と答えたらしい。その他の。長島語録はこちら

 ところで、新聞記事とりわけIT関連の記事では『長島語録』風の表記が見られることがある。昔こそほとんど日本語に訳されていたが、現在では英語をカタカナに直してそのまま読んだり、訳せる部分は日本語にし、そうでない部分は英語をカタカナに直してくっつけたりと日本語と英語がごちゃ混ぜとなっているのが原因だと思う。それのみでなく、ITに疎い記者が書いているのかもしれない。
 「httpプロトコルを使った・・・」や「ADSL回線・・・」、「IT技術」などが例に挙げられようか。httpのpはプロトコル(取り決め・通信規約などの意)だし、ADSLのLはLineのLで回線の意味も含んでいる。ITはInformation Technology(情報技術)の略である。幸せなのでハッピーですではないが、このごろは英語と日本語では同義ながらも異音(言語が違うから当然)であることを意識しなくなっているように感ずる。それだけ外来語が多くなっていることだと思うし、特に悪いとも思わない。ただ、日本語も英語も分かる人(特に外人)には長島カントク語録のように聞こえるかもしれない。
 新聞記事を書くのならカタカナにする前にちゃんとした意味を理解した上で直していただきたい。

 ところで趣味を聞くと「インターネット」と答える人がいるが意味が分からない。たいていはネットサーフィンを意味している場合がほとんど。インターネットとは世界的なコンピュータネットワークのことであり、つなぐもので、するものではない。またブロードバンドという言葉は今では「高速にインターネットへ接続できる回線」となってしまったが、本来の意味は広帯域と言う意味でしかない。ブロードバンドでインターネットは「広帯域でインターネット」となり逆に意味が分からなくなる。
 使う言葉くらい本当の意味を知っていても損はしないと思うし、変な恥もかかないと思う。長島語録は長島さんが突然話すからおもしろいのであって、まじめな話をしている途中でそんなことをいわれても特におもしろいと感じない場合もある。
 今の日本人には横文字は格好よいイメージがあるが、それにとらわれて見る目や判断基準をブレさせられてしまっているのではないかと思うが、あなたはどう思うか。

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