Tak's 雑記帳

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地デジについて

2006-07-19 23:32:55 | 社会一般
 2011年のアナログ放送終了まであと5年。家電メーカはそろってデジタル地上波(地上波デジタル:地デジ)チューナー搭載の薄型テレビを、目玉として出してきた。とくに、既に終わったサッカーワールドカップでの特需をねらい、各社とも特に頑張ったのは既知の通りだ。

 さて、我が家には一切のデジタルチューナがない。それどころか薄型テレビもない。テレビは計3台あるが、どれも曲面管で16:9のワイドテレビが内1台という内容だ。
 買わない理由は、今使っているテレビが壊れず、かつ家電量販店に並ぶデジタルチューナ内蔵テレビやチューナーそのものが結構高いことだ。我が家は物持ちが異常なほどに宜しく、電子レンジや冷蔵庫はかれこれ20年。テレビも、買い換える前のものなら私が生まれるずっと前、親が結婚する前からあったらしい。また、親が小中高と勉強した机は今パソコンデスクの一部となっている。とにかく最後の最後まで使い倒して、どうしようもなくなったら捨てるのが我が家なのだ。
 ところで、仮に今使っているテレビが壊れたとしても、薄型テレビを買うかどうかは微妙なところだ。小型~中型にかけてコストパフォーマンスに優れる液晶画面がどうも好きになれない。チラつくというかなんというか、残像が残るような気がするのだ。中型~大型が多いプラズマディスプレイはもはや我が家に置くサイズではない。せいぜい32型程度あれば十分なのだ。
 SEDは出るかと思ったら、引っ込めてしまったし、山形大学が研究している有機ELは小型のものしか実用化されていない。これらのせいひんが2011年までに液晶ディスプレイの値段と同じくらいで出ることを祈っている次第だ。

 さて、表題の地デジだが、勤務先で見ることが出来る。綺麗だと思った。過去形なのはよく見ると細部が潰れていたからである。大きいもの、目立つものは割合ハッキリしているのだが、細かいものは見事に潰れているではないか。理由は映像圧縮にMPEG2を使っているからだと思われるが、“綺麗さ”を売り物にした地デジには少々がっかりした感がある。ゴーストがないのはいいが、時たま起きるブロックノイズも気になる。デジタル放送には、データが少々化けてもそれを訂正して正しく映す様な仕掛けがある。訂正できる範疇にある内はいいのだが、これを超えるとデータは化けっぱなしとなる。アナログならそんなことはなく、ノイズや像が少々ぶれる程度で済んだものが、その部分が一切見られなくなる現象が起こるのだ。

 なんだか良いかどうかが分からなくなってきた地デジ、と薄型テレビ。2011年アナログ停波ギリギリまで待って、よりよいテレビを買うことになるだろうと思っている今日この頃。


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