全医労 賛同広げる国会要請
倉林・紙・田村貴昭氏参加
![]() (写真)全医労の集会に参加し、あいさつする倉林議員ら=23日、衆院第2議員会館 |
全日本国立医療労働組合(全医労)は22、23両日、「国立病院の機能強化を求める国会請願署名」への賛同を広げる国会議員要請を行いました。
国立病院では自収自弁の運営が強いられ、賃金改善や建物整備が進んでいません。職員の初任給は国家公務員より年60万円少なく、人員不足の状態が続き、閉鎖される病棟も増加。全医労は2回のストライキを実施し処遇改善を求めると共に国の責任で国立病院の機能強化を図ることを求めています。
23日に衆院第2議員会館で開かれた、まとめの集会では、重症心身障害児者病棟で働く看護師らから「5人のスタッフで午前・午後各30人の入浴、着・脱衣、移動介助を行う。患者1人が浴槽につかる時間は1分にも満たない」「建物が古く、カビや結露がひどい。患者や職員の健康被害につながっているが、応急処置しかできていない」などの実態が語られました。
日本共産党の倉林明子、紙智子の両参院議員、田村貴昭衆院議員が参加。倉林氏は、病床削減すれば政府が給付金を出すという異常な支援事業に触れ、「これ以上の病床削減は医療崩壊につながる。賃上げ、増員のために共に頑張ろうと」と話しました。
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