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意思による楽観のための読書日記

奈良の寺社150を歩く 槇野修 ***

京都の寺社505を歩くの筆者が書いた奈良の寺社バージョン。京都なら人気の寺社は北が嵯峨野、上賀茂神社、東が清水寺、西は苔寺、南でも東寺、行っても伏見稲荷大社。まあ、バスとと地下鉄利用で歩いて回れるコンパクトさがある。少し離れた三千院、比叡山延暦寺、善峯寺、平等院でも、まあ半日で往復可能。だから505を歩く、と数が多くても到達可能だし、外した場合にもダメージ回復可能な範囲に代替寺社が見つかる。それが奈良の場合・・、それが本書。

単なる寺社観光案内なら、読んでいても退屈だと思うので、同時並行読書として、「藤原氏」「神社が語る古代史」を読みながら本書に挑んだ。結果的にはこれは良かった。石上神宮、磐船神社ー物部氏、蘇我坐蘇我津比子神社ー蘇我氏、大神神社ー三輪氏、大和神社ー倭氏、興福寺、春日大社ー藤原氏などが立体的に捉えられた。

本書では奈良を10エリアに分けて案内する。エリア1 飛鳥・橿原の飛鳥寺、橘寺、大和三山近辺の橿原神宮、壷阪寺など。エリア2 法隆寺と斑鳩の法隆寺、法輪寺、中宮寺など。エリア3は西の京で、薬師寺、唐招提寺、西大寺など。エリア4は奈良市街中心部の法華寺、元興寺、興福寺、春日大社、国宝館など。エリア5では東大寺と奈良北域にある東大寺、般若寺など。エリア6は奈良市郊外と生駒で、大安寺、天乃石立神社、高山八幡宮、杵築神社など、エリア7は大和郡山と王子の矢田寺、慈光院など。エリア8が天理、桜井で、山の辺の道、大神神社、石上神社、談山神社など。エリア9が室生、宇陀、吉野で室生寺、金峯神社など、エリア10が葛城、御所、五條の当麻寺、九品寺、金剛寺など。本書内容は以上。

筆者は実際に自分の足で歩いているので、気をつけるべきバスの時刻表や駐車場の広さまで紹介してくれているのがありがたい。
 

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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