テッシーさんブログ

旅行の思い出

お水取りを見に行く 2日目

2016-03-16 15:24:58 | 旅行

 

3月9日

京都に移動し宝積寺、願徳寺、勝持寺、松尾大社、大報恩寺を見物する

今日は鶴見大学文学部文化財学科緒方啓介准教授が同行し説明を受ける

 

 

山崎駅前からタクシーに分乗し宝積寺に行く(バスは乗り入れられないため)

 

宝積寺本堂

 

十一面観音立像(重要文化財)があった

 

 

閻魔堂、閻魔王座像(重要文化財)等があった

 

帰りも駅までタクシー利用

 

次は願徳寺に行く

 

この寺は国宝がある寺では最も小さな寺だという

 

本堂に如意輪観音半跏像(国宝)があった

住職が本堂の扉を開けてくれ、説明をしてくれた

ここの如意輪観音と私が最も好きな仏像の中宮寺のそれと比較すると

 

           願徳寺        中宮寺

上げている手     左手         右手

上げている手の位置  手前を向いている   頬に当てている

下している足     右足         左足

曲げている足                太ももの上

下げている手の位置  手前を向いている   右足のくるぶしの上

 

曲げている足が腿の上に組んでいないことから今まさに立とうとしている瞬間を表わしているのではないか

 

 

 

 

次に願徳寺の隣にある勝持寺に行く

 

像高9.1cmの白檀製の薬師如来坐像(重要文化財)等があった

 

 

 

花の寺なので色んな花が植えてあった

 

 

昼食は筍亭で摂る

 

 

駐車場から寺の中の道を歩いて筍亭に行く

 

 

 

建物の中からも竹林が見えた

 

昼食後松尾大社に行く

鳥居の下には榊が吊るされていた(この神社だけだという、正月に吊るされ枯れ方とか落葉で吉凶を占う)

 

神社の人から説明を受ける

 

 

全国から酒樽が奉納されていた(中身は無いらしい)

 

 

庭を案内してもらった

 

曲水の庭

 

上古の庭

 

 

鳳来の庭

 

 

次に大報恩寺に行く

おかめ物語で有名な寺である。おかめは本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻

おかめの像が見える、本堂にはおかめの人形が沢山展示してある

 

霊宝館には快慶作の十大弟子立像(重要文化財)がある

去年送り火見物に来た時に観光したことがあり2度目の訪問である

 


お水取りを見に行く 1日目

2016-03-15 15:02:46 | 旅行

3月8日お水取りを見物する

 

京都駅で近鉄に乗り換える

 

 

車内から東寺の五重の塔が見えた

 

 

ホテルで東大寺長老 北河原公敬師より東大寺修二会(お水取り)について講演を聞く

 

1時間半以上の時間原稿も見ずに話をしてくれた

 

元朝日新聞編集委員の岸根一正さんよりお水取りを見物する時の注意事項を聞く 

 

 

 

 

二月堂の説明を受ける

 

ホテルのロビーに北河原公敬師が修二会で使用した道具が展示されていた

 

 

 

 

 

夕食後お水取り会場に行く 

 

 

 お水取り動画

松明を見た後堂内に入り声明を聞く

私は北出仕口を入った右側の畳の上に座った(西の局の前の畳は入場禁止)

外陣に入れるのは男性だけで、前もって申し込んでおかなければならない

女性は東西南北の局に入場する

北の局は人気があるらしく満員で家内は入れなかったという(声明が最も良く聞こえる場所らしい)

堂内は暗くって、内陣との境は戸張(カーテン)があり内陣の様子は全く見ることはできなかった

ただ、五体投地だけは目の前で良く見ることができた

 

声明と神名帳の後、内手水(休憩)になり練行衆が退出したので退出して北の茶所に行く

 

 

御香水が展示してあった

 

松明が展示してあった 

 

 

 

 

 

 

 

燃え差しを貰ってきた 

 

この場所で松明を見せる 

 

感想

お水取りは1回だけ行われるものと思っていたが、1日から14日まで毎夜行われ、10本点灯するという

特に12日は籠松明が11本点灯されるという

 

練行衆(11名)は12月16日に発表され2月15日からは世間から隔離された合宿生活を始め、

3月15日に解散するまで修行するというかなり厳しい修行である

今年で1265回で奈良時代からの歴史を持つ行事で1回も休んだことがないという

この行事は拝観ではなく聴聞するものだという