脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

ささいな心遣いが嬉しい

2009-10-02 14:51:39 | Weblog
テレビのコマーシャルで、「イギリスでは、次の人の為に、戸を開けて待って上げる習慣がある」と言ってます。

他人への思い遣り、心遣いは、日本人の道徳で、子供の頃親がしっかり、教えたものでした。
他人様に迷惑を掛け無い事。お天とう様に、背を向ける様な事は、してはいけ無い。相手を思い遣る心を、親も周囲の大人も学校も、みんなで子供達に教えたものでした。

それが、戦争に負けて、アメリカの様々な文化が入って来て、「何やっても自由だろう!」「自分の勝手だろう!」そんな考え方に染まり始めました。丁度団塊の世代です。私も団塊の世代ですから、良く解ります。

その団塊の世代が産んだ子供達が今の大人です。親が勝手気ままに生きたのですから、昔の日本の良い道徳心が、今の子供達に無いのは、当然です。ですから、今の子供達が礼儀知らずなのでは無く、大人が礼儀も道徳心も無いのです。申し訳無い事と、私は反省をしてます。

ですから、『私だけでも、正しい礼儀や、作法を教えられたら!』と、出来るだけ、注意してます。皆さんもご存じの様に、デパートの入口のドアーは、とても重いです。先日、可愛い男の子が、私の為に開けて待ってくれました。

私は本当に嬉しくて、「ご親切に有難う!」♪~と、お礼を述べると、ちょっと照れくさそうに、親の所に走って行きました。
この様な親子が、普通な社会に早く戻ってくれたら、私達身体障害者も、どれ程生きて行くのが、楽しく成るでしょうネ。

ヘルパーさんに頼ら無くても、周りの人達が些細な心遣いを、一寸して下さるだけで、私達は、有難く、感謝と幸せを感じます。
私達身体障害者も、立派な日本人ですから、快適に幸せに生きる権利があります。
皆さんも、堂々と、健常者と一緒に生きて行きましょうネ。(^_^)